こんにちは、武田塾佐賀校の松下です。 今回は新高3生の皆さんに向けて物理の勉強方法について紹介したいと思います。
この科目は理系の学生さんたちにとっては得点源にできる科目であり、しかも英語や数学に比べて得点に結びつくまでの期間が短いのが特徴です。
そんな科目であるからこそ、早めに受験勉強を始めておくことによって全体としての得点率を安定させ、他の科目の勉強も余裕を持って進めていくことが出来ます。
そこで勉強の進め方、オススメの参考書、勉強する際の注意点についてお話します。
物理
物理は一言でいえば、最小限の暗記量でたくさんの問題を解いていける科目です。
覚えるべき公式や定理は、全て挙げても恐らく化学や生物での暗記量の半分にも満たないと思います。
しかしながら逆に言えば、きちんとした理解がないとあいまいな丸暗記や詰込みでは安定して高得点が狙えないのもこの科目の特徴になります。
そのためきちんと理解することを常に頭に入れながら学習を進めていきましょう。
勉強の進め方
基本的に物理の勉強は、数学と似ていて問題演習を中心に勉強を進めていくことになります。
例えば力学の運動方程式を立てる分野を勉強する場合、まず基本的な定理公式にざっと目を通した後、その公式表を最初は見ながらで良いのですぐに問題を解いてみましょう。
当然いきなり解いてもなかなか正解にたどり着けないかもしれませんが、色々考えながら手を動かして自分なりの解答を出してみましょう。
ある程度自分で考えて解いてみてから、今度は模範解答を見て答えがあっているかどうかだけではなく、まずその問題の状況設定をきちんと把握できていたのか、用いていた公式は合っていたのか、式変形や計算の進め方は合っていたのかなどを分析しながら自分の解答と模範解答を見比べてみましょう。
またこれらのプロセスのどこかで間違えてしまった問題に関しては、チェックを付けておき数日後に再び解きなおしてみましょう。解答をきちんと読み込んで正しい理解がなされていれば必ず解答にたどり着けるようになっているはずです。
また、物理を勉強していくとどうしても「公式に当てはめて式変形をするだけの作業」になってしまいがちな科目ですが、
その本質は数式という物理の世界における言葉で現象を説明することであり、現象を正しく捉えて現象から式に式からグラフにグラフから現象にと自由自在に物事をとらえなおせるようになっていくことが最も重要なことです。
オススメの参考書
1 物理のエッセンス
まず第一にオススメする参考書は「物理のエッセンス」です。
この参考書はまず各分野ごとに理解しておかなければならない考え方や使われる公式などが講義形式で書かれており、
その後に教科書レベル+αくらいの例題が網羅的に記されています。そのため勉強の進め方の部分でも述べたように講義部分に軽く目を通してからその部分をチラチラ見ながら例題をどんどん解き進めていくことで基本的な問題の解法パターンや公式の実践的な使い方などが身につくようになっています。
そのためこの参考書を用いて全分野を一通り終えてしまえば、学校の定期考査や模試の基本的な問題に関しては十分に解ききるだけの力が身に付きます。
2 物理 良問の風
次に紹介する参考書がこの「物理 良問の風」です。
私の受験生時代でも一番解いた物理の問題集です。
この問題集は物理のエッセンスなどの基礎的な問題集を終えた人が次に取り組むのにちょうどいい難易度となっており、様々な大学の過去問題の中から解くことによって物理の力が上がるであろう「良問」と呼べる問題を各分野ごとに集めたものとなっています。
この問題集はある程度応用的な力やいくつかの状況が複合している問題も出てくるため、問題と解答を一対一対応で暗記するというよりは、より重要な要素だけを取り出して整理する力が求められます。
この問題集を進めるときも基本的にはまず初見で今まで身に着けた知識や経験を用いて解いてみて、手が止まってしまったら模範解答を確認しながら進めていきましょう。
この問題集が難なく解けるようになるまで何度も繰り返し演習を積み重ねた暁には、皆さんが思い浮かべるような有名大学の試験問題や模試の問題などにも十分くらいついていけるようになります。
3 物理 重要問題集
最後に紹介する参考書が「物理 重要問題集」です。
この参考書は一つ前で紹介した良問の風と同様に、大学入試の問題から実力アップの見込める問題がピックアップされています。
良問の風に比べて網羅性が高い分問題数が多く、少しだけとっつきにくい印象があるこの問題集ですが、問題がA問題B問題に分類されており、
まず初めに解く際にはA問題のみ全範囲解いてみてから志望校の過去問を確認→まだ演習量や演習問題の難易度が足りていなかった場合にはB問題も解くというように活用することによって効率的に無駄なく進めていくことが出来ます。
勉強する際の注意点
最後に、物理の学習で成績が伸びなくなってしまわないように注意点についてお話しします。
物理の勉強は問題演習がメインとなるため、問題を解いた後に丸つけをして終わりとなってしまいがちです。
勿論初見の問題が解けるということは物理の学力があるということなので素晴らしいことですが、成績が上がる勉強というのは「解けなかった問題を解けるようにすること」です。そのため初見で間違えてしまった問題には必ずチェックをつけておいて、時間を空けて再チャレンジしそれでも解けなかったらまた再チャレンジと何度も何度も解きなおすようにしましょう。
解けなかった問題に何度も何度もぶつかっていって、最後まで解ききれるようになった時に初めて学力はぐっと上昇します。
また初見で解けた問題に関しても模範解答に必ず一度は目を通し、問題に正解するだけではない部分での知識の抜けがないか、きちんと正しい理解や知識を使って解けていたのかを確認しましょう。特に抜けている部分がなければその問題はしばらく解かなくても大丈夫です。自分が心配になったときにでも復習してみましょう。
また物理の問題演習では様々な文字が与えられて、その文字式を計算していくことが多くなります。そのため問題演習を通して文字式の変形に慣れていくことは勿論ですが、そのほかにも未知数の個数に応じて立てる式の個数を調節したり、問題文で与えられている文字にはチェックをつけて未知数がどれなのかをはっきりさせるなどの計算や立式段階での工夫を身につけていきましょう。
終わりに
いかがだったでしょうか。
物理という科目は暗記項目が非常に少なく、きちんとした理解のもと実力がついてくると他の理科科目に比べて超高得点を狙える科目でもあります。
問題演習→模範解答の確認→弱点の分析→解きなおし というサイクルを繰り返していくことで確固たる物理の学力をつけていきましょう。
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