みなさんこんにちは、武田塾佐賀校の松下です。
今回は少し気が早いかもしれませんが、
大学受験を終えた皆さんが、大学の入学式までにやっておくべきことについて紹介したいと思います。
皆さんは大学受験に向けて今まで一生懸命勉強に励んできたと思いますが、
「どの大学に入るか」ということと同じかあるいはそれ以上に重要なことは「その大学で何を学ぶか」です。
そんな人生においてとても重要な期間である大学生活を有意義なものにするために、
受験終了から大学入学までにしておくとよいことを現役大学生の視点からお話しします。
家族や友人との時間を過ごす
まず受験が終わったらしてほしいことは、家族や友人との時間を過ごすことです。
受験勉強をしている期間はどうしても学校や塾などで勉強している時間が多く、自宅にいたとしても勉強のことがちらついてゆっくり家族と会話をする時間も取れなかったのではないかと思います。
これから大学に入学し、一人暮らしを始めるとどうしても家族とのつながりはどこか疎遠になり、
年に数回帰省するとき以外はほとんど会話をしなくなってしまう人も少なくありません。
更に大学を卒業して就職して・・・
とますます忙しくなり、ゆっくり家族と過ごす時間はどんどん少なくなっていきます。
そのため、受験勉強が終わり大学入学までという比較的自由な時間がまとまって取れる期間に
両親に受験期間を支えてもらった感謝などを伝えながら、色々話をしておくとよいでしょう。
英語の勉強は継続する
受験が終わって「もうこれで勉強しなくていいんだ！」と思っている人がほとんどだと思います。
しかしちょっと待ってください。
大学に入ってからも、大多数の人にとって必要となる英語の学習だけは継続しておくことをオススメします。
文系や国際系の学部ではもちろんですが、理系の大学でも英語の授業や英語で書かれた論文を読む機会があります。
せっかく受験勉強でつけた英語力をこの期間に衰えさせてしまって、大学に入学してからまた付け直すのはもったいないです。
とはいえ受験勉強のように何時間も机に向かって勉強をしろという訳ではありません。
英単語帳を1日数分眺めたり、興味のある分野の英語の記事に目を通してみたりするだけでも構いません。
とにかく1日の間のわずかな時間を英語に触れる時間にあててみましょう。
また、英語に対するモチベーションが高い方は「TOEIC」や「IELTS」をはじめとする実用英語の資格試験に向けて
学習を始めてみてもいいかもしれません。
これらの資格は大学在学中に取得しておくと就職において有利になることがあります。
映画などの映像作品を見る
そしてこういったまとまった時間にやってほしいことが映画やアニメといった作品にたくさん触れてもらうことです。
この期間に見ることによって主に3つのいいことがあります。
１ 視野や価値観が広がる
いままで受験勉強で英単語の意味を覚えることや定理公式を理解するということに全力を注いできたと思います。
皆さんはこの先大学で学習を積み、社会に出て様々な場所で活躍をしていくこととなります。
難関大学を目指して小さなころから勉強をしてきた人になればなるほど、友人が偏差値が高い人や家庭環境に恵まれている人ばかりになっていきます。
しかし当然のことですがこの社会は偏差値50以下の人が半数を占めており、そういった人の価値観や思考の仕方が分からないと苦労する場面も増えてきます。
そういった様々な環境で育ってきた人の価値観や考え方を知るための一つの手段としてこれらの作品に触れてみることをオススメします。
２ 様々な知識がつく
これは１と若干似ていますが、アニメや映画といったコンテンツから知識を付けることももちろん可能です。
大学受験においては受験で必要とされる知識をいかに効率よく短期間で詰め込むかという視点で勝敗が決していました。
しかしこれからの勉強は何か一つにとらわれずにとにかくいろんなことを知っていくことも重要になります。
例えば「はたらく細胞」というアニメでは、人間の体がどのように機能しており、どうやって外部から入ってきた細菌やウイルスに対処しているのかということを知ることが出来ます。
もちろん大学では進級するためにテストをパスすることも重要ですが、自分が今まで経験したことないようなことに対してもある程度知識があると、モノを見るときの視点が増え、判断力にも磨きがかかっていきます。
抽象的な内容になってしまいましたが、とりあえず迷ったら何かにチャレンジしてみましょう。
アニメや映画といったコンテンツは初期投資がほとんど必要なくすぐに始められるのでオススメです。
３ 交友関係を広げるきっかけになる
そして3つ目に交友関係の広がりです。
じつはアニメや映画を見てほしい理由の最も大きいものがこれかもしれません。
大学には様々な地域から様々な家庭環境の人が集まってきます。
そういった環境ではお互いに「何を話したらいいか分からない」という状況が起こりやすいです。
そんな時に「○○ってアニメ知ってる？」「△△って映画好きなんだよね」という話題から会話が始まり、
友人ができるということがよくあります。
全く育ってきた環境が違う人同士であってもアニメや映画といった共通の話題があると会話が盛り上がりやすいです。
大学生活では、特に試験や就職活動などは「情報戦」であり友人から試験の情報を入手したり
先輩やOBなどとのコネを作っておいたりすることによって有利になることがあるため、交友関係は広いに越したことはありません。
将来についてじっくり考える
そして最後に将来について考えてみることもオススメします。
大学受験が終わり、大学生活が始まるまでの間に今一度「自分はなぜ大学に行くのか」「将来どんな職業に就きたいのか」についてよく考えてみましょう。
そういったことをよく考えておくことによって大学に入ってからどういった内容を勉強しておくとよいのか、どんな資格にチャレンジするとよいのかなどがおのずと明らかになり、大学入学後の立ち振る舞い方が定まってきます。
大学生活4年間（理系は6年間の場合も）は思っている以上にあっという間です。
特に文系の場合は、大学4年生から就活を始める人が多く、ゆっくり勉強にあてられる期間は3年ほどしかありません。
そんな大学生活を少しでも有意義なものにするためにも、自分の進路についてよく考えておくとよいでしょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
受験勉強をおえてから大学に入るまでの期間は、大学生活やその先の進路を考えたり準備をしたりするうえで非常に意味のある期間です。
受験勉強の息抜きをしながら、少しでも大学生活にスムーズに入っていくためにこの期間を有効に活用しましょう。
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