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あこがれの職業? 医学部に合格するにはどうすればいいの?

努力で医学部(横長)

みなさんこんにちは、武田塾佐賀校の松下です。

今回は佐賀大学の医学部に通っている私が、

医学部に合格するためにはどんな勉強が必要になるのかについてお話ししたいと思います。

みなさんの中にも、小さいころ「将来の夢はお医者さんになること!」

と意気込んでいた方も少なくないと思います。

しかし中学、高校と年を重ねるにつれて

「医学部なんて天才だけが行けるところなんじゃ・・・」「僕なんかに医学部は無理・・・」「親は医者とかではないし・・・」

と夢を諦めようとしていることもまた、少なくないのではと思います。

私も、両親ともに医者ではありませんし、高校も地方の一般的な普通科高校に通っていました。

そんな環境で育ちながらも、医学部に現役合格した経験から、医学部志望の方たちに向けていくつかのアドバイスを差し上げたいと思います。

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基礎基本の徹底

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国公立大学の医学部をはじめとする難関大学を志望している人にありがちなのが、

「とにかく難しい参考書を解かなきゃ!」

と思い込んでしまうことです。

しかしながら、どんなに難しい大学を受験する場合でも最も重要となるのが

「基礎基本を徹底すること」です。

特に地方国公立大学の医学部を受験する場合、共通テストの配点が高い場合が多いです。

ということは、共通テストで志望校の必要点数を取ることが出来ないとその時点で志望校への合格はかなり遠のいてしまいます。

私自身、学習を進めるうえで注意していたことは「ほかの受験生が解ける問題は絶対に落とさない」ということです。

難しい参考書や問題に挑戦する前に、単語帳やそのほか基礎的な参考書を完璧に仕上げることを重視するようにしましょう。

共通テストはセンター試験のころと傾向が変わり、特に数学では、ただの解法パターンの丸暗記では高得点を取ることが難しくなってきました。

そのため普段の勉強では、なんでこの公式を使うのか、どうしてこう式変形しようと思ったのかなどを頭を使って考えることを忘れないようにしてください。

 

やや難しめの問題にも積極的に挑戦

基礎的な知識の学習も重要ですが、難関大学を受けるうえで「難しめの問題の演習」は避けて通ることが出来ません。

もちろん先述した「基礎基本の徹底」が出来ていない場合にはそちらの学習が優先となりますが、教科書レベルの問題や単語帳といった参考書が一通り固まってきたら、難しめの問題にもどんどん挑戦していく必要があります。

国公立大学の医学部を受験する場合、二次試験の出題の仕方は大きく分けて二つあります。

1 ほかの学部と共通の問題が出題される。

2 医学部専用の問題が出題される。

1の場合は他の学部の人と同じ問題を解くことになるため、極端に難しい数学の問題や、医学的な知識が必要となる英語の長文などが出題される可能性は少なくなります。

その代わり、他の学部の受験生が捨てていても合格できるような問題を医学部受験生は解ききる必要があります。

例えば数学であれば、大問一つに対して(1)~(5)がある場合、一般学部受験生が(3)まで解ければ合格できるところを医学部受験生は(4)まで解ききる力が要求されるようになります。

2の場合は問題自体が他の学部の受験生が解いているものに比べて難しくなったり、あるいは英文の内容が医学にちなんだ内容になっていたりします。

この場合、数学や理科の問題は1に比べて難しくなることが考えられます。

また、英語は医学的内容が頻繁に聞かれている場合、通常の単語帳に加えて「リンガメタリカ」などのテーマ別の単語帳を用いて+αの知識をインプットしておく必要があります。

そのため自分の志望校はどちらのタイプなのかを、できる限り早めに確認しておきましょう。

 

志望校の過去問は早めに確認

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受験する可能性のある大学に関しては、できる限り早めに確認して実際に解いてみるようにしましょう。

医学部志望の皆さんの中には「地域はどこでもいいから、とにかく医者になりたい!」と考えている方もいると思います。

その場合は自分が志望している大学と同じくらいの偏差値の大学の過去問を片っ端から解いてみることをお勧めします。

最終的な志望校の決定は、受験生になって共通テストを受験し、その自己採点が終わってから行いますが、

その共通テストの得点よりも重要なことが「二次試験の問題で合格点を取れるか」ということです。

同じくらいの偏差値であっても二次試験の出題傾向は多種多様であり、ここの大学の過去問は解きやすいけれど、ここの大学の過去問は全く解けないということが往々にしてあります。

自分の得意な分野が頻繁に問われている大学や、出題形式が自分に向いている大学を見つけるためにもできる限り早めに現時点の志望校を含めたいくつかの大学の過去問に挑戦してみましょう。

 

内申点はできる限り高く

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そして医学部受験では「内申点」も評価対象になることがあります。

例えば佐賀大学の医学部医学科では、二次試験の評価項目に「調査書」が含まれています。

3教科(400点満点)
【数学】数I・数A(場合の数と確率・図形の性質・整数の性質)・数II・数B(数列・ベクトル)・数III(80)
【理科】「物基・物」・「化基・化」(80)
【外国語】コミュ英語I・コミュ英語II・コミュ英語III・英語表現I・英語表現II(80)
【面接】(60)
【調査書】(100)

これが佐賀大学医学部の二次試験の得点比率になります。

調査書の中でも「内申点」は面接などに比べて明確な数値として表現されているため、得点差がはっきりとします。

加えて、例えば佐賀大学医学部の受験生は平均評定が5段階評価で4.9~5.0である人が多く、内申点が低い人はその時点でかなりのビハインドを取ることになります。

そのため、他の受験生と同じ条件で戦っていくためにも、可能な限り高い内申点を取れるように学校生活を送るよう心がけましょう。

 

面接対策は入念に

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そして最後に、「面性対策」です。

医学部ではほとんどの大学で面接試験が設けられており、二次試験の得点に含まれているところも少なくありません。

医学部受験における面接試験の意図は「明らかに医師としての素質が欠けている受験生を落とすこと」にあります。

そのためひねりのきいた返答や、突飛なひらめきを披露する必要はありませんが、

倫理観の欠けた言動や、一般常識からかけ離れた返答をしてしまうと、場合によっては筆記試験の点数が合格基準を超えていたとしても落とされてしまうことも考えられます。

とはいえ、医学部の面接試験では志望動機や医師を志してきっかけ、高校時代に力を入れたことなど基本的な質問がほとんどなので、共通試験が終わって志望校が決まってからの対策で十分です。

ある程度予想される質問に対しては、事前に答えることを決めておいて、学校の先生や塾の先生などに頼んで本番を意識した練習をしておくようにしましょう。

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

受験業界においては東大・京大・医学部などと言われることもあるように、ものすごく難易度が高いイメージですが、

難易度はピンキリで、志望校によってはある程度きちんと受験勉強をしている受験生であれば十分に戦えるのも事実です。

また難関学部であると言っても、必要とされる勉強は他の学部と大きくは変わりません。

医者になることが小さいころの夢だった方、少しでも医学に興味がある方は、

ぜひとも今回のアドバイスを参考にしてみてください。

医学部は決して天才だけの選択肢ではありません!!

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