みなさんこんにちは、武田塾佐賀校の深田です。
今回は、浪人することを決めた方たちに今すぐにやるべきことを紹介したいと思います。
これから浪人するという人は「1年浪人して勉強すれば志望校をあげても普通に合格するだろう！」と思っている方も多くいると思いますが、実際には浪人生の１~２割ほどしか当初の志望校に合格できないとも言われています。
その原因は主に計画性がないことやモチベーションを維持することが難しいといったことが挙げられます。
これから志望校合格に向かって1年間勉強していくうえで必ず決めておかなければならないこと、注意しておくべきことがあります。
実際の受験勉強、予備校選びをする前に何をすべきなのかをきちんと整理しておきましょう。
将来何をしたいのかを考える
まず最初にしてほしいことは「将来何をしたいのか」「何になりたいのか」について考えることです。
「医学部」「薬学部」などの国家資格を取得することを目的とした学部であれば、大学に合格した時点で将来の人生設計がある程度決まってしまいます。
また逆に言えばこれらの職業は、その学部のある大学に合格することが出来なければなることはできません。
そのため大学合格を目指す皆さんにはまず将来の夢や希望について今一度きちんと考えてみてほしいのです。
また将来の夢がまだきちんと決まっていない人であっても、どんなことについて大学で学びたいか、将来どの地域で働きたいのかなど志望校を決めていく前に将来の人生設計などについて今一度きちんと考えるきっかけにしてみましょう。
志望校を設定する
次に志望校の設定です。
自分の夢にや目標についてきちんと考えた後はその目標に達するための「通過点」である大学を決めましょう。
将来の夢、なりたい職業が決まっている人はそれを実現するための大学を考えればある程度絞り込まれてくると思います。
その中からさらに自分の成績、出題傾向、立地、国家試験の合格率などを総合的に考えてさらに志望校を絞り込んでいきましょう。
これに対して自分の夢などがあり明確に決まっていない人は、とりあえず今の自分の実力から狙えそうなギリギリの高さのところを目指しておくとよいでしょう。
とにかく、自分が「この大学に入るために1年間頑張ろう」と思えるような志望校を設定することによってこの先に受験勉強のモチベーションが大きく変わってきます。
年間を通した勉強スケジュールを立てる
志望校が決定したら、今度はその志望校に合格するために年間を通してそれぞれの科目でどんな参考書をどのレベルまで仕上げるのか、受験校の過去問や共通試験の過去問はどれだけ解くのかなどのスケジュールを決めていきます。
現状の自分の実力と、志望校が必要としている学力とのギャップを埋めるというのがこの先1年間を通して行っていく受験勉強の正体であり、それを残り期間で割って計画的に進めていきましょう。
またその勉強スケジュールがきちんと達成できているかの指標になるのが参考書の進度と「模試」です。
成績は勉強時間に比例して伸びるほど単純ではありませんが、自分が学習した分野に関しては模試である程度戦える実力がついているのか、勉強時間に科目ごとの偏りがないかなどを客観的に判断するためのツールとして模試を活用していきましょう。
生活リズムを見直す
勉強について具体的な戦略が立ってきたら、その勉強時間を1日の中でどのように分配していくのかや何時に寝て何時に起きるのかなど生活リズムを見直していきましょう。
受験は長期戦で、特に浪人生は高校などが無いためどうしても生活習慣が乱れて夜型の生活リズムになっていってしまいます。
そういった乱れた生活リズムが続いていくと体調を崩してしまったり、昼間なのに眠くて勉強に集中できなくなったりと悪影響を及ぼすことが考えられます。
そのため仮に予備校などに通わずに勉強していくとしても、決まった時間に起きて決まった時間に寝ることを軸に午前と午後とで勉強時間をバランスよく確保していきましょう。
午前中は頭がさえているため数学の勉強をしたり、前日に覚えた英単語の復習などを行ったりし、午後に暗記家の科目を詰め込むことが効率的であるとされています。
勉強スケジュールを実行するために必要なものを考える
次に勉強スケジュールを実行するために必要なものを考え、準備していきましょう。
まずは今後学習に使っていく参考書を決めて書店で購入しましょう。参考書はできる限り読みやすく最後までやり切りやすいものを選ぶとよいです。
さらに個人的なオススメは、勉強に行き詰まったら使っている文房具を変えてみましょう。
特に共に過ごす時間の長いシャープペンシルは、変えることで気分転換になりまた勉強を始めるモチベーションに繋がります。
かくいう自分も受験期は頻繁にシャーペンを購入し、ペン立ていっぱいにコレクションしていました（笑）
そしてその参考書を進めていくうえで、わからない部分があった時に質問できるような環境あるいは参考書の進捗度合いをテストを交えて管理してくれるような環境が必要な場合は是非「武田塾」をご検討ください。
勉強場所を決める
最後に勉強場所を決めましょう。
自宅のリビング、カフェ、図書館、塾の自習室など場所はどこでも構いません。重要なのはその場所に行くことによって勉強をやる姿勢に切り替えられるようにすることです。
その場所にはスマホやゲームといった勉強の妨げになるようなものは一切持ち込まないようにし、勉強だけに集中します。
逆にその勉強場所から離れることによって勉強から解放され、気を休めることが出来るため長い受験勉強を戦い抜く上でかなり有効な手段となります。
おわりに
いかがだったでしょうか。
浪人生活は1年と長く、その期間の間継続的に勉強を続けていって合格をつかみ取るためには
計画的かつ戦略的に戦っていく必要があります。
浪人生の受験生校割合が低いのも、浪人生活の1年間を高いモチベーションを保って勉強を継続していくことが出来ていないことが多いことに起因しています。
ということは年間を通してきちんと勉強を継続していくことが出来ればそれだけで受験では有利になります。
正しいやり方で、この1年間を走りきりましょう！
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