こんにちは、武田塾佐賀校の松下です。
今回は自由英作文の書き方についてアドバイスをしたいと思います。
皆さんは今共通テストに向けて長文読解やリスニングの対策に追われている方も少なくないと思います。
しかしながら二次試験で「自由英作文」や「和文英訳」が出題される場合、できる限り早い段階から対策しておかないと間に合わないケースも少なくありません。
今回は皆さんが困りがちな自由英作文の書くときに注意すべきことや、今後の勉強の仕方などについて紹介したいと思います。
どうやって書くの?
まずは書きたい内容を考える
まず重要なことは、書く内容を考えることです。
例えば高校生がスマートフォンを使うことに賛成ですか、反対ですか?という設問に対して書けという問題であった場合、どちらの立場で書いていくのかを決めていきます。
ここで覚えておいてほしいことは、どっちの立場でもよいということです。
あくまで英語で文章を書く能力があるかどうかのテストですので、どちらの立場から意見を述べたとしても点数に影響はありません。
そのため自分が書きやすいほうを選ぶように心がけておきましょう。
文字数から構成を考える
書く内容を少し決めたら、具体的に文字数などの目安を決めていきましょう。
20語、40語程度の英作文であれば、自分の意見とその理由を書けばあっという間に文字数をオーバーするためそこまで深く考え込む必要はありません。
しかしながら100語や150語の英作文では、意見をただダラダラと書いていくだけではなかなか指定された語数に到達することはできません。
私が受験した佐賀大学の医学部医学科では毎年100語程度の自由英作文が出題されており、その際に使っていたレイアウトを紹介したいと思います。
例えば「高校生がスマートフォンを使用ことに対して賛成か反対か」という問いに対して
1 自分の意見とその理由 30語程度
自分は高校生がスマートフォンを使用することに反対である。なぜならスマートフォンは依存性があり、高校生が最も力を入れるべき「勉強」の時間が失われてしまうからだ。
2 具体例 30語程度
例えば友人の○○はスマートフォンに依存しており、学校の休み時間だけでなく授業の時間までも先生に隠れてスマートフォンを使っている。何度か注意されているところも目にした。そして彼は当然成績がかなり悪い。
3 予想される反論 20語程度
確かにスマートフォンは便利であり、楽しい動画を見たりゲームをしたりということは楽しいかもしれないし、調べたいことがあったらすぐに検索できることは便利かもしれない。
4 それに対する反論とまとめ 20語程度
しかしながら高校生にとって最も重要なことは勉強時間を確保し、限られた時間を有効に使って自身の学力を向上させることである。
という具合で書いていくことによって語数に合わせて書くことが出来ます。
もし仮に150語で書けと言われた場合にはそれぞれの項目を10語ずつ増やして、具体例をもう1つ追加するなどすれば柔軟に対応することもできます。
自分が書けそうな表現に言い換える
内容の決め方や文字数の分割の仕方はこのように決めていくとよいでしょう。
しかしながら当然自由「英作文」ですので、今出したアイデアを英語に変換していく必要があります。
日本語でアイデアを出している段階ではちょっとかっこいい表現や、難解な表現を使っても構いませんが、英語に変換するときには自分が書けそうな簡単な日本語に言い換える必要があります。
英作文は基本的に減点方式で採点されています。
そのため、仮にかっこいい表現や難解な表現を多用していたとしても、単語や文法にミスがあれば高得点を取ることはできません。反対に、中学生レベルの簡単な表現しか使っていなくても、ミスのない文章が書けていれば高得点を取ることが出来るのです。
どうやって練習したらいいの?
ここまで英作文の書き方を紹介してきましたが、では試験本番まで具体的にどんな練習をしていけばいいかによって紹介したいと思います。
簡単な和文英訳の参考書を使って練習
まずは和文英訳の参考書を使って練習してみましょう。
「僕・私の受験する大学で出題されるのは自由英作文だから和文英訳なんか練習しても意味がないのでは?」とおもったみなさん。
自由英作文は書く内容をある程度自分で決めてよいだけで、日本語で考えたその内容を英語に置き換えるという点では和文英訳とほとんど同じです。
ですが、自由英作文は自分で書く内容を決めるときにかなり簡単な文章にすることが出来るため、難易度の高い和文英訳の練習をする必要はありません。
「私は~であると考えます。」「なぜなら~だからです。」「例えば」といった基本的な文章の作り方をきちんと覚えていき、中学生レベルくらいの英語の文章は難なく書けるように練習しましょう。
基本的な例文を覚える
基本の勉強が進んできたら、基本的な例文を覚えてみましょう。
しかし、ただやみくもに例文集を全部覚える必要はありません。
自分が受験する大学の過去問を解いてみて出題されがちな内容を確認しましょう。
そのうえで「こんな表現を知っていたら文章が書きやすそうだな」「この表現は英作文で使えそうだな」と思った表現は1文を丸ごとそのまま暗唱してしまいましょう。例えば「however,one of the most important things is studying abroad」は「しかしながら、最も重要なことの一つは海外で勉強することです」という文章でこれを覚えておけば少し書き換えるだけで「however,one of the most exciting things is playing baseball」とい表現を書くことが出来ます。
このように基本的な表現をいくつか頭の中に入れておくことによって、英語の表現の幅はぐっと広がります。
先生に添削をしてもらう
ここまで、英作文を書いていく際の注意点や学習のポイントについて話してきました。
これらの学習が進んできたら、身につけた知識を使って実際に英作文を書く練習をしていきましょう。
そして書いた英作文は学校の先生や塾の先生などに頼んで積極的に添削指導を受けるようにしましょう。
そうすることによって自分が思ってもみなかった減点ポイントや、自分の間違えやすい表現を発見するきっかけになります。
添削してもらって、次に英作文を書くときには減点された箇所に気を付けながら書く、また添削してもらってさらに減点されたところを直していくというプロセスを繰り返していくことによって、減点されづらい英作文を書くことが出来るようになっていきます。
まとめ
いかがだったっでしょうか。
今回は出題する大学が多く、配点が高いのにもかかわらず、きちんとした対策が出来ていない人が多い「自由英作文」についてその勉強法や書き方について紹介しました。
自由英作文は、きちんとした対策がなされていないと高得点を取ることが難しいため、逆に言えばここから今日紹介したような方法で練習しておけばほかの受験生に大きな差をつけることが出来ます。
この記事を読んだ皆さんが、自由英作文で他の受験生に大きな差をつけ、受験を有利に進められることを願っております。
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