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【気を付けて!】共通テストに慣れた人がはまりがちな二次試験のワナ

2次試験ではまりがちな罠2

みなさんこんにちは。武田塾佐賀校の本多です!

共通テストまで20日ほどになり、すでに落ち着かない人もいると思います。

共通テストまで20日ということは、大学ごとの二次試験もすぐそこだということです。

そこで今回は、共通テストに慣れた受験生に気を付けてほしい、二次試験での注意点について話していこうと思います!

 

もくじ

1.数学

  ・定義を明示していない

  ・重要な説明を書き忘れない

  ・記述ということを意識しよう

2.理科

  ・基礎も範囲

  ・グラフも自分で描けるように

3.英語

  ・日本語→英語をできるように

 

数学

定義を明示していない

数学でD=と使う時、その時のDが指し示すものは判別式とすることがほとんどだと思います。

同じようなもので、……=2k としたとき、このkを整数として扱っていることもあると思います。(ここはk以外にもnやtなどさまざま)

このように、問題文にない文字や関数を使う時は解答内で定義する癖をつけましょう。

 

上のような問題の解答をするとしたら、

・判別式をDとし、D=…

・…=2k(kは整数とする)

といったように、Dが何なのか、kが何を表すのかを解答内で定義しましょう。

 

重要な説明を書き忘れない

数学の記述の中で重要な説明は

・一次不定方程式の中の「3と5は互いに素なので…」

・相加平均相乗平均の「x>=0、y>=0、x+y>=0なので…」

・三角関数の「0<=π<2πだから…」といった範囲を満たす答えだけを絞る

このようなものが挙げられます。

これらはほんの一例です。

 

これらは穴埋め式である共通テストなら、問題用紙にすでに書かれています

しかし二次試験では、これらを自分で書いていないと減点になります。

上に書いているものに限らず、これらは「そもそもなぜ書かないといけないのか」ということを理解していないと自分で書くことはできません。

 

記述ということを意識しよう

数学全体に言えることとしては、普段の演習の時に、「答えが合っていれば〇」というのはやめましょう。

二次試験は記述形式だということを意識してください。

模範解答と自分の解答を見比べたうえで、自分の解答に不足しているものが無いかを確認しましょう。

慣れるまでは「この記述は必要なのか不必要なのか分からない」ということもあると思います。

その時は先生に積極的に質問しましょう。

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余談ですが、私が印象に残った言葉があります。

高校1年生の時の化学の先生の言葉です。

「教科書をつくっている人たちは、めちゃくちゃ頭がいい。そんな人たちが作った教科書で無駄な説明があるはずがない。」

という言葉です。

この言葉にひどく納得したことを覚えています。

まだ学問の初学者である今のうちは、『教科書に書いてあることはすべて正しい』という気持ちで勉強するといいと思います。

 

理科

基礎も範囲

共通テストでは化学基礎と化学は別の試験として扱われていました。

しかし、二次試験では化学の中に化学基礎も含まれていることがほとんどです。

例として化学をあげましたが、生物や物理も同様です。

 

例えば生物基礎の中で、二次試験で問われやすい分野は体内環境の維持です。

詳細としては、血液凝固や自律神経、特に免疫系です。

少しドキッとした人もいるのではないでしょうか。

そんな人も焦らなくて大丈夫です。

 

生物でも化学でも物理でも発展科目をやっている人が基礎を復習するのは、共通テストが終わってからでも十分間に合います。

今は共通テストに専念してください。

ただ、共通テストが終わったら基礎も復習するのを忘れないようにしましょう。

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焦らなくて大丈夫!!

 

グラフも自分で描けるように

共通テストは選択問題なので、グラフの概形を分かっていれば正解を選ぶことが出来ました。

しかし、二次試験になるとグラフを自分で描くことも出てきます

 

例えば物理において、熱力学のPVグラフや電磁気のコンデンサの充電放電過程などを描く問題があります。

この時には、曲線の傾きや凹凸具合をある程度正確に書いていないと減点対象になることがあります。

生物においても、生殖細胞生成過程の1細胞当たりのDNA量を描くこともあります。

この時、何回減数分裂が行われ、そのとき1細胞当たりのDNA量はどうなるかを把握しておかないと自分で描くのは難しいです。

 

グラフを描く問題はそこまで頻出ではありませんが、あやふやな知識のままの人はぜひ復習しておきましょう。

 

英語

日本語→英語をできるように

普段の単語帳の使い方として、「英単語をみて日本語を答える」ということをしている人も多いと思います。

確かに共通テストは英語長文ばかりで、いかに早く正確に長文を読めるか、つまり英語→日本語に出来るかが問われます。

 

しかし二次試験では和訳はもちろん、英訳が出題されるところも多いです。

一度単語帳を「日本語を見て英単語を答える」というように使ってみてください。

意外と答えられないことが多いです。

この「日本語を見て英単語を答える」ということに二次試験までに慣れておきましょう。

ただ、英訳は和訳に比べると必要な語彙は少ないです。(裁量次第で言い換えられるから)

単語帳が2100語程度なら、1200語くらいは日本語をみて英単語を答えられるようにしておきましょう。

 

英訳で求められるのは語彙力というよりは基本的な文法を使う力言い換える力です。

仮定法を正しく使えるか、重要熟語を正しい場所で使えているか

いかに難しい日本語を簡単な日本語に言い換えられるか

という点がキーになります。

 

さいごに

ここまで読んでいただきありがとうございます。

今回は少し先を見据えて、共通テストの先の二次試験の話をさせていただきました。

この記事を読んで少し焦った人もいるかもしれませんが、気にしないでください。

共通テストが終わってからでも間に追うので、まずは共通テストに全力で取り組みましょう。

みなさんの健闘を祈っています!

 

 

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