こんにちは、武田塾佐賀校です。
受験生も、そして今年受験生ではない人も、それらに限らず英語学習で悩みをもつ生徒はたくさんいます。英語は暗記量がおおく、一般に言われている勉強の種類もたくさんあり、実際に点を取るために必要な勉強時間も非常に多いです。
今回は、受験相談でもよく質問される「英語の勉強の正しい順番」について書いていきます。
目次
悩んでいる受験生は多い
実際に相談者の勉強を聞くと、めちゃくちゃな順番で英語を勉強している生徒がかなり多いです。
体感としては、
受験生の半分は英語の勉強の順番を間違えています。
これを読んでいる受験生は、もしかしたら自分の勉強手順は正しくないのかもしれないと、疑いながら確認していきましょう。
①単語を覚える
英語を読むには、最低限のボキャブラリーが必要です。
英語に対する大きな情熱が無い限りは、単語力のない状態での長文は相当つらい道のりになってしまいます。
しかし学校や模試では、生徒の単語力に関わらず長文にチャレンジさせられるのが現状です。
それならば、長文から知らない単語を抜き出して「オリジナルの単語帳」を作ってしまいましょう。
ただし、ベストなのは元からまとまっている単語帳を使って英単語をどんどん覚えていくことです。
オススメの参考書
基本的な単語を学べる単語帳には
「システム英単語」
「英単語ターゲット1900」
があります。
単語力に不安がある受験生は、これら一方の単語帳のマスターから始めましょう。
②熟語を覚える
単語同様に、知らない限り英文読解で戦えない知識になります。
「シス単」1・2章を覚え終わった後くらいに、取り掛かると、単語の知識とリンクして覚えやすいです。
英文を読み込むステップの前に始めておきましょう。
オススメの参考書
熟語知識が十分でないなら、
「速読英熟語」
を使いましょう。
豊富な例文とともに、熟語がまとめられていて学習を進めやすい構成になっています。
③文法をマスターする
単語だけを完璧にしたところで、英文を読んでみるとそれは単語の羅列にしか見えません。
そこで、
文法を理解することで単語のつながりが一つ一つ有機的に捉えられるようになります。
英文を読むには、これらの知識が非常に大切になります。
オススメの参考書
英文法を学び始めるにあたっては、
「肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」
「大岩のいちばんはじめの英文法」
を使いましょう。
この参考書では、長文を正確に読むための文法を学ぶことが出来ます。
ある程度の文法知識が頭に入っている人は、
「Next Stage 英文法・語法問題」
を使いましょう。
ただし、この参考書は初学者にとって解説が不十分となるときもあります。
取り組む前に、右ページの解説を読んで理解できるかチェックしてた後の購入をおすすめします。
④英文解釈で1文ずつ読む
英文解釈は、受験生が飛ばしてしまうことの多いステップで、ここをないがしろにして長文問題にチャレンジしてしまうことが多いのです。
しかし、長文は細分化していけば1文1文の集合体になります。
よって精読のためには英文解釈を学び、
1文ずつ確実に読める力を身につける必要があるのです。
英文解釈の勉強というと、どのような勉強をするかイメージが付きにくいという声もありますが、これは「SVOCの構文をふっていく作業」だと認識して大丈夫です。
「正しい構文を取れて、正しく訳せるようになる」という行動を1文に対して取れれば、「長文を正しく読む」ことも可能になります。
オススメの参考書
そして、英文解釈におすすめの参考書は
「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本」
「入門英文解釈の技術70」
があります。
⑤長文を読む
以上のステップをしっかりと踏んだうえでなら、たいていの長文問題は怖くありません。
あとは、長い文章を英語で読むという作業に慣れる必要があります。
志望校の過去問や、そのレベルより少し低い難易度の問題を選びながらひたすらに読んでいきましょう。
また、
「長文に慣れる」という作業は英語そのものだけに言えるものではありません。例えば、大学によっては専門的な内容の英語長文を出題してくることもあります。そんな時は、その「内容についての英語に慣れる」ことが大事になります。
過去問の演習ではそういった部分の見極めが重要となり、合格の鍵になります。一人でやり切るのが難しければ、受験相談を利用してみてください。
まとめ
英語の勉強順番は長文から始めないように注意!
単語→熟語→文法→英文解釈→長文
の順番でマスターしていこう!
ここに載っているオススメの参考書たちを使って勉強効率を上げていきましょう。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回示したように、英語学習にはいくつものステップが存在します。
文法問題を解くための能力と、長文を読むための能力は異なるために、このように複数のステップで異なる勉強に取り組む必要が出てくるのです。
長文が解けないのは、英語才能が無いからではありません。それを解くためのステップを踏み切れていないからです。今の自分の現状を再認識して、自分が踏みなおすステップがどこかを確認しましょう。
そうすると英語が急に伸びだす瞬間がやってきます。それは、解きたい問題を解く能力が身についたからです。英語が急に完璧になったわけでもなく、ゆえに、いま解けないあなたは英語力が無いことが理由ではありません。単に、その問題に適する能力が少し欠けているからです。もちろん補うための勉強をすれば点は稼げます。
めげずに、しっかりとゴールを見据えて頑張ってください。
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