こんにちは。佐賀校校舎長の出口です。
10月も半ば、残り13週。
共通テストの模試・過去問に3週割くとすると、
勉強期間は実質10週間しかありません。
夏燃え尽きて、勉強がなかなか手につかない人もいるでしょう。
そんな人向けに、武田塾の裏技「ショートカットルート」をお教えします。
(英語のショートカットルートはこちら)
今すぐ書店に向かい、参考書とノートを開いて、書き込みましょう。
数学のショートカットルート
最小限の時間で取り組みたいなら、次の参考書を利用してください。
ただし、時間が無いので、苦手分野のみ解くこととします。
共通の対策 ①『やさしい高校数学』シリーズ(時間が無いなら飛ばす) ②『数学 基礎問題精講』シリーズ 国公立志望の場合に追加 ③『短期攻略大学入学共通テスト 基礎編』シリーズ(時間が無いなら飛ばす) ④『共通テスト実戦模試 数学』シリーズ 私立志望の場合に追加(いずれか1冊) ⑤『CanPass 数学』シリーズ ⑥『文系の数学 実戦力向上編』シリーズ ⑦『理系の数学 入試の核心』シリーズ |
受験対策を始めるときの2冊
やさしい高校数学シリーズ
数学が苦手でも「解けるようになる」解説が魅力
『やさしい高校数学』は、数学が苦手な人でも「解説を読めば解けるようになる」参考書。
この参考書は解説が充実しています。
1つの例題に対して、解説が2~3ページついていることもあるくらいです。
解説は対話形式で読みやすく、受験生が間違いやすいポイントもカバーしてくれます。
解説をしっかり読んだうえで、問題を正解できるまで例題を繰り返せば、理解度が上がります。
ただし、解説が充実している分、問題の量がかなり少ないです。
『やさしい』シリーズで解けるようになったら、直ちに別の問題集に移りましょう。
数学基礎問題精講シリーズ
問題量が少なく「終わらせやすい」参考書
この参考書の最大のメリットは「薄さ」。
この参考書はとにかく薄い、「短期間で終わらせやすい」参考書です。
△数学の有名参考書FocusGoldと比べると、その薄さがよく分かります。
1日10題ペースで解くと、4週間で1冊終わらせることができます。
苦手分野に絞れば、2~3週間でこなせるでしょう。
この参考書で入試の基礎力を固めたら、次の参考書へ移ります。
国公立志望なら解きたい2冊
短期攻略 大学入学共通テスト[基礎編]
基礎レベルと実戦レベルの穴を埋める参考書
基礎問題精講で解けても、実際の試験で得点できないケースは多々あります。
例えば「時間をかけたら解けるが、実際の試験では時間が足りない」、
もしくは「解説をよく理解しないまま、記憶に任せて基礎問題精講」を解いていたケースです。
この参考書は、実際の試験で得点できないケースを防ぐために使います。
問題は、基礎を固めた人にとっては使いやすい難易度。
そして、設問ごとに制限時間が設定されているため、実際の試験に近い形で練習することが可能です。
制限時間内に安定して解けるようになったら、次の参考書に行きましょう。
共通テスト実戦模試シリーズ
入試改革に合わせて刷新!洗練された問題が収録
2020年度から「共通テスト」が実施され、数学の出題形式が大きく変わりました。
売上データの分析・実際の統計データの読み取りなど、一般的な問題集とは出題が異なります。
共通テストの独特な出題形式で得点するためには、共通テストの類題を多く解くことです。
そこで、この『共通テスト実戦模試』シリーズです。
2020年度の過去問に加えて、オリジナルの模試が5回分収録されています。
センター試験や『短期攻略』の問題が解けるようになったら、この参考書に挑んできましょう。
この1冊で得点できるようになったら、合格は間近です。
私立志望なら解きたい3冊(どれか1冊選択)
私立志望の場合は、文系/理系に注意!
私立志望の場合は、『基礎問題精講』を終えた後に、参考書をもう1~2冊やってから過去問に入ります。
それぞれの優先順位は次の通りです。
文系の場合
・志望大の偏差値が50前後→『CanPass数学』
・数学は最低限出来ればいい→『CanPass数学』
・志望大の偏差値が60前後で、数学を得点源にしたい→『CanPass数学』+『文系の数学 実戦力向上編』
理系の場合
・いきなり実戦演習は不安→『理系数学 入試の核心(標準編)』+『CanPass数学』
・いきなり実戦演習に入りたい→『CanPass数学』
『CanPass 数学』シリーズ
典型問題をカバーする、定番の1冊
「国公立標準問題集」という名前ですが、私立対策でも有力な1冊です。
日東駒専~GMARCHレベルの各大学で出題された問題が収録されています。
解答プロセスまで詳しく解説されているので、
この解き方をそのまま私立の問題に転用できます。
過去問を解いたときに解説が少なくて困った人は、
この『国公立標準問題集 CanPass』を選びましょう。
『文系の数学 実戦力向上編』
GMARCHレベル志望、過去問前最後の1冊
ややレベルの高い1冊です。偏差値60前後の私大志望で、数学を得点源にしたい人におすすめ。
収録されている問題は、GMARCH~早慶レベル。
動画中でも述べられている通り、本来は「重要事項完全習得編」を終えてから取り組む難易度なので、
数学に自信がある場合にのみ挑戦しましょう。
『理系の数学 入試の核心 標準編』
解法のポイントを一言で言い切る参考書
理系の入試問題から頻出の150問をピックアップした参考書です。
基礎問題精講で個々の問題は解けるようになったけれど、
実際の問題では解き方が思いつかない、という人におすすめの1冊。
問題ごとに「○○の問題では~を調べよ!」「~の場合は、~を考える」のように、
どのような問題のときにどの公式を使えばよいか、具体的なアドバイスが載っています。
過去問演習に入るのが不安なら、『入試の核心』に挑戦しましょう。
ただし、途中式自体の解説は少なめなので、途中式を見て何をしているか分かる必要があります。
『基礎問題精講』を飛ばして取り組むと、痛い目を見るかもしれません。
数学の参考書を解いて、分からなかったときは?
参考書を急ピッチで進めていると、解けない問題が出てくるでしょう。
その時、すぐに答えを見るかどうかで完成度が大きく変わってきます!
共通の2冊は『答えを見る』
『やさしい高校数学』『基礎問題精講』の2冊を解いている時には、答えを見ましょう。
そして、何も見なくても答えを完全再現できるよう、途中式まですべて覚えてください。
この2冊を解いているときは、「解き方を覚える段階」です。
解き方を知らないのに考えても、実戦向きの力はつきません。
まずは「解き方を覚える」!この1点に集中しましょう。
その後の問題集は「考える」
以下の5冊では、「答えを見ずに、解き方を考える」ようにしましょう。
・『短期攻略大学入学共通テスト 基礎編』
・『共通テスト実戦模試 数学』
・『CanPass 数学』
・『文系の数学 実戦力向上編』
・『理系の数学 入試の核心』
基礎問題精講が終わった時点で、問題を解くのに必要なパーツはすべて足りています。
この5冊をやって鍛えたいのは、「問題を見て解き方を思いつく」能力です。
解けないのは辛いですが、自分が覚えた知識をフル活用して挑んでください。
入試本番で「解法を思いつく」思考力を鍛えましょう。
解説を読んでも理解できないなら、人に聞くしかない
しっかり参考書を読んでいても、
「解説の○行目から○行目の部分が分からない……」と悩むことがあるでしょう。
「解説を読んだけど分からない」
「理解できたか自信が無い」
人生を決める大事な入試だからこそ、
勉強に関する悩みは確実に解決したいもの。
しかし、学校で先生に聞こうとしても、先生が忙しくて質問できないことがよくあります。
とはいえ、集団塾や個別指導塾では、参考書ではなく塾独自のテキストを強制されます。
「参考書を自力で進めたいけれど、分からないところがあったら聞きたい」。
そんな願望をかなえてくれる人はいるのでしょうか?
ここにいます。武田塾です。
武田塾では、皆さんの自学自習ライフを徹底的にサポートします。
参考書で分からなかったところのフォローに加え、
勉強法のチェック、参考書のスケジュール管理、参考書の理解度チェック。
みなさんの勉強を、あらゆる方法でサポートします。
この方法で逆転合格した人もたくさんいます。
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