こんにちは。武田塾佐賀校です。
11月に入り、急に寒くなりましたね。急に朝夕との寒暖の差が激しい日が来ることがあるため、体調管理に気を付けてくださいね。
今回は、『入試漢字マスター1800+』という参考書を紹介します。
大学入試の漢字対策では、ほとんど決定版と呼んでよい参考書です。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
基本情報
基本情報 ・書名『入試漢字マスター1800+(4訂版)』 ・著者 川野一幸・立川芳雄・晴山亨 ・出版社 河合出版 ・収録語数 書き取り1512語、読み336語、共通テスト対策96語、四字熟語180語 ・総ページ数 239頁 |
この本は、河合塾講師による共著で、大学受験大手予備校の一つである河合塾の関連企業である河合出版から出版されています。
注目していただきたいのは、収録語数です。
総収録語数はタイトル通り1800語以上で、大学入試で問われる漢字の問題にほぼ対応できるようになっています。
また、共通テストで問われる常用漢字のみを集めたパートや、四字熟語のパートなど、さまざまな問題に対応できるようになっています。
大学入試の漢字はこの1冊を完璧にすることを目指しましょう!
対象となるひと
・漢字が必要となるすべての受験生
・基礎的な語彙力を強化したいひと
以上のようなひとが対象者です。
共通テストレベルから難関大レベルまで幅広く網羅しているため、どんな受験生であってもオススメです。
仕上がるまでに時間がかかるため、できれば受験年の夏休みの終わりまでに完成させられているとよいでしょう。
また、基礎的な語彙力を強化したいひとにとってもおすすめです。この使い方については、これから説明します。
どのような特徴があるのか?
『漢字マスター1800+』は上の図のように、出題漢字の横にその語の意味が書いてあり、下に関連情報が載っている点が特徴的です。
また、出題漢字の意味、解答、関連情報がすべて赤字で書いてあり、赤シートで隠せることも特徴です。
漢字と読み仮名を1対1対応で覚えるだけでは、
・現代文の読解に使えない
・同音異義語、同訓異義語に対応できない
などの問題が生じます。
とくに、近年の入試問題では、漢字の意味まで理解していないと解けない問題が多いです。この傾向は難関大になるほど顕著です。
総体的に見て、漢字や語彙といった基礎を固めるうえでよい本であると言えるでしょう。
具体的な使い方
この教材では出題漢字の難易度がA・B・Cに分類されています。
志望校の傾向に合わせて必要な難易度の問題を解くことにまずは集中してください。
また、難易度Cはかなり高いレベルのものとなっているため、難易度A、難易度Bを完璧にして時間が余った場合に取り組むようにしたほうが効率的でしょう。
完璧に覚えたと思った後にも、一定の周期で覚えているのかどうかをチェックするようにしたほうがよいです。
覚えた範囲のなかでランダムにテストしてみて正答率が8割未満の場合、もう一度復習しなおすようにしてみましょう。
この本は語彙力を強化する上でも有用です。
この本を完璧にしたら、『ことばはチカラだ!』や『現代文キーワード読解』なども併せて読むと、入試現代文で用いられる語のコーパスが得られるでしょう。
紹介記事:【参考書紹介】現代文キーワード読解ってどんな参考書?
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
漢字を1800語以上も覚えることは、とてもしんどく大変な作業かと思います。
しかし、ひとつひとつの漢字を意味まで含めて覚えていると、読解や記述などにおいて、役に立つことが多くなります。
加えて、漢字を読み書きすること自体は、長文読解などよりも負担が少ないです。
漢字の暗記→読解→漢字の暗記のように順番を工夫するなどして、漢字を一つずつ覚えていきましょう。
この記事が少しでもみなさんの役に立つことを祈っています。
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今回紹介した『入試漢字マスター1800+』をはじめとしてみなさんにあった参考書の紹介、勉強計画の立て方などをご紹介します。
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