こんにちは。武田塾佐賀校です。
秋となって、過ごしやすい気候となりつつありますね。みなさんの調子はいかがでしょうか。
今回は、1日に勉強する時間配分や勉強量について目安を示してみたいと思います。
現役生は授業が再開して自習量が減り、浪人生は夏までの勉強の進捗によって成長を実感したり焦ったりしている頃かと想像します。
この記事を読んでぜひ日頃の勉強のペースをもう一度見直してみてください。
現役生編
1日に勉強できる時間は?
標準的な受験生の場合、6時間程度だと思います。
これは多いと感じるでしょうか? 少ないと感じるでしょうか?
「そんなに勉強できていない……」
「学校が終わったあとに補習があるから、あまり自習時間を取れない」
「塾の授業があるから、自習時間はほとんどない……」
上のような感想を抱いたとしたら、時間の使い方を見直してみてほしいと思います。
まずは、通学、授業、食事、入浴、睡眠などで自由に使えない(自由に使いづらい)時間を確定させてみてください。
そのうえで、それ以外の時間を勉強に割いてみて、自分の1日に勉強できる限界量を確定しましょう。
どんな時間配分で勉強するのが理想的?
6時間の勉強時間が取れるとしても、勉強時間を均等に割くのはあまり効率的ではありません。
受験する大学によって科目毎の配点も、マスターするまでにかかる時間も異なるからです。
たとえば、私立大学の3科目受験者の場合、
理系:数学3 英語1.5 理科1.5
文系:英語3 国語or社会2 残りの科目1
のような配分で勉強するのがひとつの目安です。
数学や英語は基礎固めに時間がかかりますし、多くの受験生にとって得点源になるため、時間を割いた方がよいでしょう。
私立大学文型の場合、国語も完成するまでに時間がかかる傾向にあるため、長期的に取り組みましょう。
注意すべき点は?
現役生の場合、浪人生よりも割ける時間が少なくなり、演習量が不足しがちです。
そのため、まずは1科目基礎レベル(武田塾のルートで言うと日大レベル)を完成させることを目指しましょう。
理想的には、理系だと数学、文系だと英語を早い段階で完成させられるとよいでしょう。
まとめ
現役生は時間が不足しがちです。自分のできる学習量を見極めて、なるべくはやめに2次試験で使う科目の基礎を固めましょう!
浪人生編
1日に勉強できる時間は?
1日あたり8~10時間は勉強できると思います。
授業がないために現役生と比較して、勉強時間を多くとることができると思います。
「あまり集中して長時間勉強できない」
「眠くなって長時間昼寝してしまう」
「ついついスマホをいじってしまう」
上のような感想を抱いてしまったのだとしたら、実質的に集中して勉強できている時間はかなり少ないです。
下の方に取り入れられる工夫を書いているため、見てくださいね。
どんな時間配分で勉強するのが理想的?
現役生と同様に、勉強できる時間をすべて均等に各科目に割くのはあまり効率的ではありません。
たとえば、1日9時間勉強できる受験生の場合、
理系:数学6 英語1.5 理科1.5
文系:英語6 国or社2 残り1
のように、数学や英語などの得点源になる科目を重点的に勉強するとよいでしょう。
工夫できる点は?
浪人生は勉強に割ける時間配分が圧倒的に多い反面、集中して取り組むことが課題となります。
詳しくはこちらの記事も参考にしていただきたいのですが、ここでは手軽にできることをいくつか紹介します。
そこで、考えてみてほしいのは、勉強をする順番です。
たとえば、英語の勉強で単語を覚えたりシャドーイングをしたりすることと、長文を解くことでは負担が大きく異なります。
シャドーイング→長文読解→単語を覚えるのように、負担の大きいものと負担の小さいものを交互に勉強すると、比較的集中して勉強しやすいでしょう。
また、時間があるだけにどの科目も勉強できそうですが、中途半端になるのはとてもよくありません。
メインの科目に時間を割くことを意識して計画を立ててください!
まとめ
浪人生は受験生よりも多くの時間を勉強に割けます。モチベーションの管理とメイン科目に時間を割くことを意識しましょう!
勉強のペースを崩してしまった場合は?
ここまで紹介してきたペース配分が崩れてしまった場合、どうすればよいのでしょうか?
ペース配分が崩れるのは、勉強時間と勉強量が対応していないためであることが多いです。
そのような場合、まず試してみてほしいのは、1日あたりの勉強する科目数を減らすことです。
集中的に勉強する科目の基礎を固めてペースをつかんでから、徐々にペースをあげましょう。
教科の中でも、英語や数学を優先させて勉強しましょう。それ以外の科目は英語や数学のペースをつかんでから勉強するとよいでしょう。
また、1科目の中で複数していることを1つに絞ることも、重要です。
複数の参考書に手を出してどれも完璧にはできていなかったり、複数の分野を同時並行して取り組んで収拾がつかなかったりするときには、これを試してください。
自分にできる勉強のペースをつかんだうえで、勉強時間を徐々に増やせるとよいでしょう。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回の記事は、勉強の時間配分と量に関するものでしたが、いかがでしたでしょうか? 今回の記事がみなさんにとって役立つものとなることを祈っています。
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