こんにちは、武田塾佐賀校の出口です。
共通テストまで残り27週間となりました。
さて、受験生の夏がやってきました。
皆さん、夏休みの計画は立てましたか?
目次
1.睡眠時間を書き込む
受験勉強の計画を立てる上で真っ先に確保するのは、睡眠時間です。
人にもよりますが、1日に7時間半くらいは確保しましょう。
可能ならば、夜10時から朝5時の間は寝てください。
人間の脳が集中できない時間帯なので、その時間に起きて勉強しても効率が上がりません。
あまりにも削り過ぎると、
「眠いから勉強が進まない」
⇒「早く進めようと睡眠時間を削る」
⇒「寝ないから記憶にも定着しない」
⇒「前の内容を覚えていないから、勉強が進まない……」
という負のサイクルに入ってしまいます。これは良くありません。
夏休みは長いのですから、無理のないスケジュールの立案を目指しましょう。
2.学習の目標を決める
①夏休みのゴール地点を決める
睡眠時間を決めて、勉強に使える時間が分かったら、今度は夏休み終了時点で終わっている参考書の量を決めましょう。
上の動画によれば、「夏休みが終わった時点で、志望校のワンランク下の入試に合格できる」のが目安とのこと。
大学のランクは大まかに分けてこんな感じ。
・[国]難関国公立/[私]早慶(偏差値65~75)
・[国]地方国公立/[私]MARCH・関関同立(偏差値55~65)
・日東駒専・産近甲龍(偏差値50~55)
・大東亜帝国(偏差値45~50)
夏休みの終わりに、自分の志望校の1個下の大学の入試問題を解いてみて、合格点を取れるか試してみると良いでしょう。
②ゴールに必要な勉強量を調べる
夏休みの終わりに解く入試問題を決めたら、その大学に必要な参考書を調べましょう。
例えば、地方国公立やMARCH、関関同立を受験する場合は、「日大ルート」の参考書を終えます。
日大ルートの英語の参考書を抜き出すと、以下のような感じですね。
・英単語帳1冊(システム英単語、ターゲット1900等) ・英熟語帳1冊(速読英熟語) ・英文法の問題集1冊(Next Stage, Scramble等) ・肘井学の読解のための英文法 ・入門 英文解釈の技術70 ・英語長文ハイパートレーニング レベル2 ・関正生の英語長文ポラリス[1 標準レベル] |
これらの参考書を完璧にすれば、英語に関しては日東駒専のレベルは大丈夫だと分かります。
③夏休みに取り組む量に絞る
とはいえ、リストにある参考書を夏休み中に全部こなすのは大変です。
そこで、下のような感じに、理由をつけて除外できるものは、除外してしまいましょう。
・英単語帳1冊(システム英単語、ターゲット1900等)⇒やらない (学校で『試験にでる英単語』をやったから) ・英熟語帳1冊⇒やる (兄が使っていた「システム英熟語」を代わりに使う) ・英文法の問題集1冊(Next Stage, Scramble等)⇒やらない (自分で『ロイヤル英文法問題集』をやったから) ・肘井学の読解のための英文法⇒後半から (友達に借りてやってみたら、前半部は自力で解けたから) ・入門 英文解釈の技術70⇒全部やる ・英語長文ハイパートレーニング レベル2⇒全部やる ・関正生の英語長文ポラリス[1 標準レベル]⇒余裕があればやる |
※どうしても多い場合、最後の1冊は「余裕があればやる」としても良いでしょう。もちろん、解いた方が好ましいです。
理由をつけて消しても、結構な量になっているはずです。
それでも、現実的な範囲になったでしょうか?
④いつまでに終わらせるか決める
最後にそれぞれの終了日を決めましょう。
『システム英熟語』8月10日までに1周、夏休み終わりまでに2周 『肘井学の読解のための英文法』7月31日まで 『入門 英文解釈の技術70』8月10日まで 『英語長文ハイパートレーニング レベル2』8月20日まで 『関正生の英語長文ポラリス[1 標準レベル]のこり |
基本的に上の参考書から順に進めていきますが、単語帳は、問題集と並行するのも有りです。
3.余裕を持った時間割を作成する
最後に、具体的に何時から何時まで勉強するかを決めましょう。
この時に気をつけたいのが次の2つ。
ポイント1 予備時間・予備日を作ろう
計画は上手くいかないのが当たり前。
だから、上手くいかなかった場合に備えて、あらかじめ予定を空けておきましょう。
例えば、200個の単語を5日で覚える場合には、
「40⇒40⇒40⇒40⇒40」とするよりも、
「50⇒50⇒50⇒50⇒何もない日」とした方が、柔軟に対応できます。
同様に、一日の最後の1時間は「何を勉強するか決めていない時間」を設けると良いでしょう。
寝坊した場合などに、計画を守りやすくなります。
ポイント2 食事直後の勉強は避けよう
これは単純で、食後は眠くなるからです。
眠くなると分かっているのに、勉強の時間を設定するのはやめましょう。
どうせ眠くなるのなら、それを自由時間に充てましょう。
息抜きも出来て、一石二鳥です。
4.時間割のサンプル
下のスケジュールの場合、1日に9時間10分(50分×11回)勉強できます。
05:30 起床 06:00~06:50 英語(単語) 07:00~07:50 英語(文法) 08:00~09:00 朝ごはん 09:00~10:00 自由時間 10:00~10:50 数学 11:00~11:50 物理 12:00~12:50 化学 13:00~14:00 昼ごはん |
14:00~14:30 ウォーキング 14:30~15:20 国語(現文) 15:30~16:20 国語(古典) 16:30~17:20 世界史 17:30~18:20 学校の宿題① 18:30~19:20 学校の宿題② 19:30~21:00 夜ごはん・お風呂 21:00~21:50 予備の勉強時間 22:00 就寝 |
学校の夏期講習などで、1日に使える時間が限られる場合は、
同じ科目を科目を1日おきに勉強したり、苦手科目や2次試験で使う科目に絞ったりして、夏の目標に間に合わせましょう。
5.夏を独学で過ごすのが不安なら
そう、武田塾です
武田塾では、夏の1ヶ月間で、
「英文法完全制覇」
「歴史科目の通史の基礎制覇」
が達成できます!
武田塾では、現在「夏だけタケダ」という、1ヶ月の夏期講習を実施しています。
気になる方は、まず受験相談へ。話を聞いてみるだけでも構いません!
あなたの夢は、この夏から始まります。