こんにちは、武田塾佐賀校の出口です。
いよいよ、共通テストまで残り28週間、残り196日です。
200日を切りましたね!
7月に入りました。
高3・既卒生の皆さんは「受験前最後の夏」がやってきます。
受験生の皆さんの中には、「夏から勉強を始めて間に合うかな……」と不安になっている人もいるのではないでしょうか?
今回は、その質問にじっくり答えます。
目次
1.夏休みから勉強して間に合う?
間に合う・間に合わないの前に、知っておくこと
まず、「間に合う/間に合わない」という考え方を捨ててください。
なぜなら、受験とは「ライバルとの闘い」だからです。
「間に合う/間に合わない」が発生するのは、英検等の資格試験の場合。
「○○個の単語を覚えていないと厳しい」「合格の目安は○○時間」のように、
合格までに必要な勉強量、ひいては必要な勉強時間がはっきりしています。
しかし、大学受験とは「ライバルとの闘い」です。
もし、高1から受験勉強をしていたとしても、必ず合格できるとは限りません。
「高1から勉強している100人」がライバルにいるかもしれないからです。
同じ理屈で、高3の夏から受験勉強を始めても、合格できるかもしれません。
ライバルのほとんどが「高3の夏から受験勉強を始めた人」の可能性もなくはないからです。
いつから始めれば間に合う、いつまでに始めないと間に合わない、そんなことはありません。
受験勉強のスタートは早ければ早いほど良いです。
もしかしたら、あなたのライバルの中には「1週間後に受験勉強を始めようと思っている」人がいるかもしれません。
その人に勉強時間で勝つことには、大きな意義があります。
……という根性論はこの程度にして。
実際、高3の夏から受験勉強を始めるのってどうなんでしょうか?
高3の夏スタートは少しだけ不利、でも悲観するほどではない
これに関しては、スタディサプリさんの調べたデータがあります。
このデータによれば、
受験生の約4割が「3年の夏以降に勉強を始める」そうです。
受験生の半分以上は高3年の春やそれ以前に始めており、夏スタートは不利です。
それでも、高3の夏(特に7月)にスタートすれば、受験生の半数近くと勝負できます。
高3の秋にスタートすると、勉強量で勝負できるのは、わずか4人に1人。
残りの4人中3人には勉強時間に大きな差がついているので、追い越すのは大変です(追い越せないわけではありません)。
受験勉強を始めるなら、今・この瞬間からです!
2.「3年春開始組」に勝つ2つの方法
3年の夏に勉強をスタートすれば、全受験生の4割と互角以上の勝負ができます。
残る問題は、全受験生の4割を占める「3年春開始組」にどうやって勝つか、です。
大前提:春から始めた人に、勉強時間で上回ろうと思わないこと
塾のブログ記事で言うのもなんですが、3年の夏から始める人は、夏期講習に行かないほうが良いです。
その理由は、端的に言えば、受験生の多数を占める「3年春から始めた人」に勝てなくなるから。
「3年春から始めた人」の受験勉強量は、約40週間。
夏から始めた場合、受験勉強量は、約28週間。
12週間も差があるのに、「3年春から始めた人」と同じことをしていて競り勝てるでしょうか?
「それなら、1日あたりの勉強時間で対抗しよう」と考える人もいるかもしれません。
しかし、相手は「夏休みに入る前に勉強を始めた」意識の持ち主。
多分、1日の勉強時間で差をつけることは出来ません。
では、どこで差をつければ良いのでしょうか?
「集団重視」と「勉強素人」
「3年春開始組」等の先行者の弱点は、「集団重視」と「勉強素人」による勉強の質の低さです。
まず、「集団重視」について。
多くの学校(や塾)では「集団授業」の形で授業が行われます。
ここで問題となるのは、たとえ「分かっていない生徒」がいても、授業は先に進んでしまうということ。
結果、クラスのほとんどの生徒は、何らかの教科で「復習が足りなかったまま先に進んでしまった部分」を抱えます。
基礎が不十分なままでは、入試問題のような難問を上手く解けません。ここが、つけ入る隙です。
次に、「勉強素人」について。
教育の世界では、日々論文が執筆され、研究が行われ、効率的な勉強法が解き明かされてきています。
論文を読み、研究すれば、どんな勉強法が非効率的か調べることが出来ます。
しかし、ほとんどの受験生は論文を読みません。効率の悪い「自分流」で勉強しています。
ここが、つけ入る隙です。
多くの受験生は「基礎部分を分かっていないまま勉強を進めている」。「非合理的なやり方で勉強している」。
要するに、勉強の質に問題があるのです。
夏から勉強する場合は、この弱点を突きましょう。
「苦手科目は基礎部分から固め」、「合理的なやり方で勉強する」のです。
勉強時間で負けていても、2倍以上の勉強効率を出せれば、容易に逆転できます。
3.塾の夏期講習はあまりオススメしない
そういう意味では、夏期講習というのはあまりオススメできません。
まず、多くの人が真っ先に考える方法なので、他の受験生と差がつきづらい点。
次に、夏期講習が「高3の内容」や「入試問題」を取り扱うので、肝心の基礎のカバーがおろそかになる点。
この2点が、追い上げを図る上で致命的です。
夏期講習、特に集団授業タイプのものは、現状維持をするには向いています。
しかし、「夏スタート」の人は現状維持の戦い方をすべきではありません。
4.受験勉強の最高効率を目指す
では、具体的にどんな過ごし方をすれば良いのでしょうか。
ここでは大事なポイントを3つ紹介します。
1.勉強に集中できる環境で、1日10時間以上勉強する
まず、勉強時間で「3年春開始組」に、これ以上差をつけられないこと。
人の目がないと気が緩んでしまうので、図書館や市民センター、武田塾の自習室など、良い環境を選んで勉強しましょう。
(参考:【2021年度版】佐賀市の自習室/自習スペースまとめ│徹底比較)
2.自分の弱点を発見し、集中的にそこを勉強する
次に、得点力となる基礎の部分に持てる時間を集中投入すること。
「なんとなく勉強する」というのが最悪です。自分の苦手な箇所を選んで、集中して苦手を潰しましょう。
過去の模試、考査を取り出して眺めてください。そこで間違えた箇所は「今の苦手な箇所」になっているはずです。
武田塾の確認テストなどで、細かく苦手分野を探っていくのも手です。
3.効率の良い方法で勉強する
最後に、効果が高いと考えられている方法で勉強すること。
このブログでも勉強法について度々紹介しています。(例:【共通テスト】その勉強法は間違い!?勉強時間の3分の2は○○すべき【残り32週】)
また、武田塾を筆頭とした「勉強法・勉強の管理を得意とする塾」のノウハウを学ぶのもアリでしょう。
(夏だけタケダで1ヶ月実践して、学習法を身に付けるのがおすすめです)
学習スタイルを変えるのは勇気がいることですが、
効率の悪い勉強法を延々と続ける理由はどこにもありません。
5.充実した夏にしよう!
いよいよ夏がやってきます。
受験は不安がつきものです。この夏から勉強を始めるのなら、尚のことです。
いつまでやっても、どこまでやっても合格できる保証がありません。
どうせ同じ不安に駆られる夏なのだとしたら、
他の人に流されるままに過ごす夏ではなく、
毎日一歩ずつ、自分で自信を持って「私らしく」進んで行ける夏を過ごしましょう。
夏・秋・冬と季節が廻った後に、納得のいく結果が待っているはずです。
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