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【共通テスト】受験勉強と両立!定期テストの復習方法【あと29週】

テスト

こんにちは、武田塾佐賀校の出口です。

共通テストまで残り29週間となりました。

 

多くの高校はこの時期に定期テストを迎え、そして7月頭にかけてその返却が行われます。

よく学校の先生は「定期テストの復習をしろ」と言いますが、それって本当に正しいのでしょうか?

目次

1.定期テストと受験勉強は両立しない!?

2.そもそも定期テストのやり直しって何のため?

3.どんな定期テストの復習法がまずいのか

4.入試・内申点を両取りする復習ノート

5.そもそも定期テストで点を取るなら

1.受験勉強と定期テスト対策は両立しない!?

比較している人のイラスト(女性)

大前提として、受験勉強と定期テスト対策はイコールではない、ということは押さえておきましょう。

 

入試対策は、勉強量、とりわけ演習量がものをいいます。

なぜなら、入試では「どの分野のどんな問題が出題されるか、事前に分からない」からです。

 

数学Aの場合分けを例にとると、

「グループ分けなのか、通り道の数なのか、円順列なのか、重複アリなのか、そもそも出題されるのか」一切分かりませんし、

それがどのような問題形式で出題されるかも不明です。

 

だから、高校で学習した内容の、あらゆる出題パターンを、どれだけ解いて完璧にしているか

これが入試の得点を決定づけています。

 

 

定期テストは、受験対策をしていれば、ある程度は点を取れます。

しかし、もっと手っ取り早い方法があります。しっかり授業を聞き、学校で購入した問題集を解くことです。

 

入試と違い、定期テストは、どんな内容が出題されるかはある程度予測可能です。

この傾向は特に英語が顕著で、どのような単語・文法・長文が問われるか、事前に授業で示されています。

長文に至っては、授業中に答えまで教えてもらっているはずです。

(以前に学校の先生のテストの作り方の記事を作成しています。こちらも合わせてご覧ください)

 

 

このように、受験勉強と定期テスト対策では、勉強法が全く異なります。

受験勉強は、あらゆる単元・問題パターンを網羅する作業です。

定期テストにもある程度効果はありますが、定期テストを取るだけならもっと効率の良い方法があります。

定期テスト対策は、授業を聞き、問題集を解けば十分です

受験勉強としては、範囲が狭すぎて、さほど役に立ちません。

2.そもそも定期テストのやり直しって何のため?

そもそも、定期テストのやり直しって何のためにするのでしょうか?

同じ問題をもう一度見かける保証など、どこにも無いではありませんか

 

何より、1学期の期末考査の範囲と、2学期の中間考査の範囲って(ほとんど)重ならないんですよね。

 

同じ問題が二度と出ないなら、定期テストのやり直しをしたところで、定期テストの得点は上がらないのでは?

 

絶望のイラスト(男性)

 

頭を切り替えましょう。

では、学校の先生が、定期テストのやり直しをしきりに勧めるのは何のためなのでしょうか?

理由は2つ考えられます。

 

理由1.基礎を固めておかないと、この先つまづくから

ネットの口コミのイラスト

 教科書の内容は繋がっています。

 数学Ⅰの初めに習った「平方完成」「一次不等式」は、そのまま「二次関数」、数Ⅱの「微積分」へと繋がります。

 英語の「過去完了」は、そのまま「大過去」「仮定法」へと繋がっています。

 

 定期テストという、点数が取りやすい環境ですら、誤答した。

 それなのに、次に習う内容が理解できるわけがないのです。

 

 だから、学校の先生は、熱心に定期テストのやり直しを勧めるのですね。

 その熱意・真意が生徒に伝わっているかは別にして。 

 

理由2.受験のことを考えると、学校のテストで間違った時点で大問題だから

穴のイラスト 

この定期テストのやり直しですが、受験勉強という視点で見ると、また見方が変わってきます

 

先に述べた通り、受験は「あらゆる分野・あらゆる出題形式の問題をどれだけ完璧にできるか」で決まります

学校のテストで出題されるのは、その中でも基礎的な部分だけです。

 

したがって、定期考査で間違ったということは、

「その単元はまだ完璧になっていない」という証拠であり、

下手すると「その単元は、基礎から根本的に理解不足である」ことの示唆になっているかもしれません。

 

 

 

3.どんな定期テストの復習法がまずいのか

以上のことを考えると、どんな「定期テストの復習法」がまずいのか、はっきりします。

 

まずい復習法その1.答えを写す

コピー機を使う人のイラスト(男性)

答えを写すだけの復習に、ほとんど意味はありません。

なにせ、同じ問題は二度と出ないと考えて良いのですから。

 

時間がない高校生がやりがちな手法ですが、

それこそが時間のむだであることに気付いて欲しいです。

 

必死に答えを写したにもかかわらず、何のリターンも得られない。

加えて、先生だって、他のノートと比べたら、雑にやっていることが一発で分かるのですから……。

 

まずい復習法その2.ぎっしりと解説を書き込む

テキスト動画のイラスト

逆に、定期テストの復習ノートに必要以上に時間をかけるのもよくありません

何せ、同じ問題は二度と出会わないと考えてよいのですから。

特定の一問が解けるようになっても、今後の学習や入試において、さほど有利になったとはいえないのです。

要するに、受験勉強において、費用対効果がすこぶる悪い。

 

 

内申点を気にする高校生も多いと思いますが、

もっと受験のためになる、先生に頑張っていると思わせる復習ノートの作り方があります。

 

まずい復習法その3.短時間で済ませる

stopwatch

先ほどと矛盾するように思えるかもしれませんが、短期間で済ませるのも問題です

 

前の章で述べたように、

定期テストで間違ったところは、「今後の学習・入試において致命的になる場所」

 

それを短期間でさっと済ませて「復習終わり」とするのは、危険です。

本来、テストで間違えた箇所は、復習に十分な時間をかけるべきなのです

 

でも、時間をかけすぎるのも良くないと言っていたし、結局どんな復習法が良いのでしょう?

4.入試・内申点を両取りする復習ノート

解答はシンプルです。

①テストで間違った問題自体の解説の書き込みは最低限

②入試対策として、参考書を使って類題を大量に解き、

③それを「復習ノート」として先生に提出する。

15312

定期テストのやり直しの後に、こんなページが何ページも続いていたら、

先生は「定期テストの復習を相当頑張ってくれた」と思うはずです。

 

そして、このノート作成のプロセスは、受験勉強の「いろいろな出題形式の問題パターンを網羅する」そのものです。

 

受験勉強を進めつつ、内申点も確保しに行く。

定期テストの復習法としては、これ以上ないやり方ではないでしょうか?

5.そもそも定期テストで点を取るなら

ここまであれこれ書いてきましたが、

受験勉強とテスト対策を両立させる最も合理的な方法は、

誰よりも早いペースで入試対策を進めること です。

 

入試問題が解けるレベルに誰よりも早く達することができれば、

定期テストの問題を初見である程度解けるようになります。

(その上で、学校の授業を聞いていたら文句なしです)

 

そもそも、学校の先生は、テストで満点を取らせないように、参考書から難問を引っ張ってくるのですから

初見の難問に対応できるだけの実力がなければ行き詰ってしまいます

 

「テストは授業を聞いて対策するもの」というテスト勉強の限界・常識。

それを超えてこそ、定期考査で満点を取り、入試で好成績を収める道が開けます。

 

テスト勉強か、受験勉強か、という白黒思考で単純に考えるのではなく

受験勉強でテスト対策する

退屈さを感じない、刺激的な毎日が待っています。

受験まで日があるという人も、是非受験勉強を始めてください

 

ところで、受験勉強といえば。

そう、武田塾です

 

武田塾では、現在「夏だけタケダ」という、1ヶ月体験キャンペーンを実施しています。

 

今年は、高1・高2生向けに、定期テスト対策と入試対策を兼ねた、2つの新コースが登場しています。

苦手科目を克服する「文武両道コース」。

全科目を先取りする「5教科コース」。

勿論、高3生以上も「夏だけタケダ」を受け付けています。

 

気になる方は、まず受験相談へ。話を聞いてみるだけでも構いません!

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