こんにちは、武田塾佐賀校の出口です。
いよいよ、共通テストまで残り32週間となりました。
6月と言えば、高校での部活の大会シーズン。
部活の引退にともない、自宅学習する時間が増やした高3生も多いでしょう。
勉強は、方法を間違えるとほとんど無意味になってしまいます。
そこで、今回の記事では「効率の良い勉強法」の紹介しています。
さっそく今晩から、明日へ、夢へと繋がる勉強法を。
この記事を信じてやってみませんか?
目次
1.あなたの学習スタイルをチェック!
自分の学習スタイルを見直すには、まず普段の学習の様子をメモに書き出すのが一番です。
目に見える形にすることで、普段どれだけ勉強していて、どこに無駄があるのかが分かりやすくなります。
お金のむだ遣いを防ぐために出納帳をつけるのと一緒ですね。
さて、あなたは1週間で何をどのくらい勉強しているでしょうか?
実際に紙に書き出していきましょう。
勉強スタイルを紙に書き出そう
①書き出すメモを作る
紙を用意してください。ルーズリーフの半分の大きさがあれば十分です。
用意したら、下のような図をいっぱいに描いてください。
②1週間の内容を書き出す
1教科決めて、どんな勉強をしているか書き出しましょう。(教科ごとに1枚ずつ作っていくのがおすすめです)
ここでのポイントは2つ。
1. 授業時間を大まかに分ける
授業時間に何をしているかで、1つの授業を分割しましょう。
1回の授業50分のうち、黒板を写す時間と聞いている時間が半々なら、「聞く」と「読む・写す」の両方に、「授業25分」と書きます。
授業中問題を解いたり、グループで話し合ったりしたなら、「書く・解く」「話す」の欄にも書き入れます。
授業中に雑談が挟まるなら、その分勉強時間からは引きます。
数字は大まかで構いません。そこまで厳密なものではないので、印象でパパっと書きましょう。
2.「見ながら写す」と「ノートを作る」を分けて記録する
同じ「ノートを作る」場合でも、作り方で書く場所が変わります。
教科書や黒板を見ながら写しているなら、「書く・解く」ではなく「読む・写す」の方に分類してください。
何も見ずに、単元の内容を思い出しながらノートでまとめている場合は「書く・解く」に分類してください。
③それぞれの時間を合計しよう
書き終えたら、枠内の時間を足してください。それぞれ何分になったでしょうか。
では、分析していきましょう。
2.勉強時間の3分の2は○○すべき!
結論から行きましょう。
下の2つの合計が、上の2つの合計の2倍~2.5倍になっている状態が理想です。
もしこの範囲に入っていない場合は、自習の内容で調整しましょう。
例えば、先ほどの理科の例だと、
上の段の合計=読む・写す(60分)+聞く(60分)=120分
下の段の合計=書く・解く(150分)+話す(50分)=200分
200÷120≒1.67(倍)
なので、書く・解く・話す時間(アウトプットの時間)が不足していることが分かります。
アウトプットの時間を40分増やしたほうが、バランスが良いですね。
さて、あなたはどうだったでしょうか。あなたのアウトプットの時間の比率は2~2.5倍の中に入っていましたか?
3.勉強時間の3分の2をアウトプットに使った方がいい訳
一度授業でやった内容がテストで解けない場合、その理由は大きく4つに分けられます。
①そもそも授業の話を理解できていない
(授業中に先生が何言っているか分からない)
②授業で分かったが、思い出す練習や問題演習が足りていない
(授業でやったはずなのに!答えは何だったっけ……)
③授業で分かったが、2単元以上前にやった内容で、時間とともに忘れてしまった
(1年生の頃は解けていたんだけど……)
④授業でやっていない内容がテストに出た
多くの場合、原因は②です。アウトプット不足。
でも、多くの人は、原因を①だと考えて、教科書を読みなおします。
これで成績が上がるわけがない。
多くの人が陥る状況を水泳で例えるならば、
「泳げるようになりたい人が、プールにほとんど入らずに、体育の教科書の泳ぎ方を熱心に読んで覚えようとしている」ようなもの。
それでいて、「本番では泳げなかった!次はもっと教科書読んで勉強しよう!」と言っているのです。
その考え方はおかしい。
知識と技術は別物です。
「分かった」ことが「できる」ようになるまでには、長時間の練習が必要です。
でも、勉強になると、そのことを忘れてしまう人が多数います。
4.勉強時間の3分の2をアウトプットするなんて無理だ!
そうです。授業を受けている限り、効率的に時間を使うことは不可能です。
そもそも、授業を受ける時間が1日6時間半(50分×7)。
アウトプットはその倍なので、1日13時間。
残り4時間で、身支度・食事・通学・睡眠を全て済ませる必要があります。不可能です。
名誉のために言っておくと、学校の先生はこのことに気付きはじめています。
ですが、肝心の生徒たちがアウトプットの重要性を理解していないことが多く、準備が大変なのもあいまって、なかなかアウトプット中心の授業は広がってくれません。結局50分間写して説明聞いて終わり、なんて授業もを実施しているケースがあると聞きます。
しかし、授業で説明を聞き、板書を写す生活を続けている限り、効率よい勉強は諦めるしかありません。
一体どうしたら良いのでしょうか?
5.実践的な、アウトプットの時間を確保する方法
結論は1つです。
授業を「受けない」。
① 参考書で予習しておく
授業よりも圧倒的に早いのが、参考書による独学です。
解説が充実した参考書を買って、授業より前に解いておきましょう。
解説を読んでも分からないところは先生に聞いてしまいましょう。
勉強熱心な生徒と思われれば、こっちのものです。
② 授業中は、先生がどんな質問をしてくるか予想する
先に予習すれば、先生がどんなことを質問してくるか予想できるようになります。
勉強熱心な生徒だと思われていれば、先生は難しめの質問を喜んであなたに振って来るでしょう。
授業中、先生がどんな質問を自分に投げかけてきそうか、予習した内容を元に、頭をフル回転させてください。
授業をアウトプットの時間に変えるのです。
③浮いた時間は、アウトプットに使う
①・②がうまく回るようになれば、授業の内容が短時間で「できる」ようになります。
勉強時間に余裕が生まれます。
浮いた時間は、アウトプットに使いましょう。
自宅学習なら問題集を解けば良いです。学校で、友達に勉強を教えるのもおススメですね。
ちなみに
ここまで読んだ方はお気づきでしょう。
この勉強法は、武田塾の方法に通じるものがあります。
・参考書による自学自習。
・「1冊を完璧にする勉強法」や「確認テスト」によるアウトプット重視の勉強法。
・講師からの授業はしない。勉強した内容について生徒に説明させる「特訓」。
武田塾なら、効率の良い勉強法を実践できます。
「勉強」イコール「授業を受ける」になってしまっているあなたへ。
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