こんにちは。武田塾佐賀校です。
皆さん、学校の先生がどのようにテストを作っているか知っていますか?
本来は秘密にすべき情報なのかもしれませんが、インターネットで少し検索するだけでも、学校の先生向けと思わしき情報が大量に出てきます。これを利用すれば、テストに出てくる場所をある程度予想出来て、効率よく勉強できるのではないでしょうか?
そこで今回は「テストの作り方を利用した、効率の良い勉強法」を紹介します。
最後まで読んでもらえると嬉しいです。
※ここから述べる内容は、一般に入手可能な書籍等から得られる情報を基にしており、特定の学校について述べたものではありません。
1.学校の先生は、テストをこうやって作る!
書籍やインターネットで調べる限り、学校の先生はテストをこのように作っているようです。
(学校ごとに差があるようです。あくまで一般論として捉えてください)
①普段から問題集を解く
学校の先生は、普段から問題集を収集し、時間を見つけて解いています。
そして、テストを考える時には、自分が持っている問題集などを参考にしているようです。
皆さんの中には、テストを解いている時に「問題集で似たような問題を見た!」という経験がある人もいるかもしれません。
それもそのはずで、先生は「問題集を参考に」テストを作っているのです。
②授業する前に、テストで何を聞くか決める
意外かもしれませんが、テストで出す部分は「授業をする前から」決まっています。
思い出してみてください。
授業中に先生から「○行目に赤線引いて」と指示されたことはありませんか?
あれはその場の思い付きで言っているわけではなく、授業前にどこに赤線を引くか決めているそうです。
そして、ここからが大事なポイント。
複数人の先生が教えている科目の場合、テストは「全ての先生が強調した部分」から出すことになっています。
A先生のクラスで教えていて、B先生が教えていない内容をテストで出してしまうと、不公平です。そうならないよう、テスト前に事前に話し合いをしています。
可能なら、他のクラスの友達から教科書を借りて、赤線が引かれている場所を比べてみてください。
教えている先生が違ったとしても、全ての先生が強調している部分が必ずあるはずです。
つまり、「全ての先生が強調した場所=テストに出る可能性の高い場所」ということですね。
③テスト範囲を決めて、仮の問題を作る
テスト範囲が決まるのは、大体テストの2~3週間前だそうです。
クラスによって授業の進み方にばらつきが出るので、テストまでに全部のクラスが勉強できる範囲を指定します。
テスト直前になって、突然進むスピードが速くなった経験はありませんか?
これは、テスト範囲が決まり、先生が慌ててテスト範囲を終わらせようとしているのです。
逆に「1時間自習」となった場合は、授業を必要以上に進めたということ。
テスト範囲が全部終わっただけならよいのですが、「テスト範囲を超えて教えてしまった」場合もあるので要注意。
1日何ページ進んだかは、テスト範囲を事前に推理する良い材料です。
そして、テストが完成するのは、テストの1週間ほど前です。
試験日ギリギリに作っているわけではなくて、少し余裕を持たせています。
言い換えれば、テスト直前1週間の先生たちはテストの内容を知っていることになります。
④平均点を決める
テスト範囲を決めたら、目標とする平均点を決めます。大体55~65点ですね。
なぜ60点くらいにするかというと、平均点が高すぎる/低すぎるテストを作ってしまうと、生徒の実力を正しく測れなくなるからです。例えば、「誰でも90点取れるテスト」を作ってしまうと、普段から勉強していた人があまりにも可哀想です。逆に「クラス全員赤点のテスト」を作ってしまうと、大惨事です。
そして、平均点を60点に調整するために、先生はある工夫をします。それは……。
⑤「なかなか正解できない問題」を作る
先生は「授業中に強調した場所」から問題を作ります。クラスのほとんどの人は、そこを勉強するでしょう。
このまま普通に出していては、100点を取る人が大量に出てしまいます。
そこで、先生は平均点を60点前後にする工夫をします。「問題の出し方」を変えるのです。
○×問題なら「なんとなく覚えている」だけでも解けます。勘でも当たります。
しかし、用語を書く問題にして出せば、正解できるのは「用語を漢字まで正確に覚えている人」だけ。
自由記述問題にすれば、正解できるのは「授業中の先生の説明などをしっかりと理解している」、少数の人だけです。
このように、問題の出し方を難しくすることで、平均点を60点前後まで引き下げます。
でも、難しい問題を一から考えるのは大変です。
そこで、普段解いている問題集で見た「難しい問題」を、テストに活用するのです。
売られている問題なので、出題ミスがある可能性が低い。
解答解説がついているので、生徒に説明もしやすい。
なにより、一度先生が解いた問題なので、生徒がどこで間違えるか予想しやすい。
だから、難しい問題を出すには、問題集を参考にすることが多いそうです。
2.テストの作り方から見る、高得点狙いの勉強法
ここからは、先生のテストの作り方を元に考えた、効果的な勉強法を3つ紹介します。
1.他のクラスの人と勉強会をしよう!
ポイントは「他のクラスの人と」。学科が同じで教えている先生の違うクラスなら、なお良いです。
なぜかというと、先生が強調した場所がクラスによって違うかもしれないからです。
学校の先生も人間です。「赤線を引く場所をうっかり言い忘れた」こともあるでしょう。あるいは勉強した知識を披露しようと「1人の先生だけが授業中に勝手に付け加えた」内容もあるでしょう。
しかし、テストに出るのは、全ての先生が触れた内容です。
だから、テスト前に「他のクラスの人と」授業の内容を比べることで、1人の先生しか言っていない(テストに出ない)内容を除外できます。テストに出る範囲を大幅に絞り込むことができるかもしれません。同じ科目を教える先生が複数いる場合は特におすすめです。
2.試験直前の先生の言葉は、特に念入りにノートに取ろう!
先生の発言で勉強になりそうな内容はノートに取る。これは普段からやっておくべきです。
あくまでここのポイントになるのは、「試験直前には、先生の発言の価値が高まる」こと。
試験直前の先生は、既に実際のテスト問題を知っています。
とはいえ先生はプロですから、試験問題を漏らすことはしないでしょう。そこに期待してはいけません。
しかし、自分がさほど強調していなかった場所がテストに出てしまったとしたら?その先生はどのような行動をとるでしょうか。
テスト範囲を終わらせるために急ピッチで進めなければならないとしたら?授業で触れられる内容は、どんなものに絞られるでしょうか。
試験直前の先生の言動には、重要なヒントが詰まっています。きちんと聞き取れるよう、集中しましょう。
なお、テスト直前に先生の言動のメモを取るためには、以下の2つの条件が必須です。
①生活リズムが整っていて、テスト前でも授業中に集中できていること。 ②授業中にメモを取る練習を、普段からしておくこと。 |
次のテストまで時間がある人は、今のうちから備えておきましょう。
3.授業中使った問題を、念入りに解いておこう!
授業中に使ったものをテスト前に見直すのは当たり前です。
しかし、ここでのポイントは「問題を念入りに解く」こと。ここに気付けていない人が大勢います。
先生は問題集を元にテストを作ります。
では、先生にとって最も身近で、全ての先生が確実に解いている問題集とは何でしょうか?
そう。授業で使っている問題集です。
先生は、授業で使う問題集の中から、「難しめの問題」を選んで出題してくる可能性が高いです。
でも、テスト勉強をする時に、皆さんは問題集の難しい問題を繰り返し解いていましたか?
宿題として出された分を済ませたら、問題集を解かずに教科書を読む……。そんなもったいない勉強法をしていませんか?
テスト前に開くべきは、教科書ではなく、問題集(ワーク)です。
宿題の範囲を終わらせるだけではなく、問題集の中の難しい問題まで何も見なくても解けるようにしておきましょう。
テストの作り方を考えれば、それこそがテストに出やすい問題であるはずなのです。
3.100点を取れる勉強法とは?
ここまで、3つ勉強法を挙げてきました。上の3つを実践するだけでも、高得点が狙えるはずです。
しかし、ベテランの先生が作ったテストで100点を取ることは難しいです。
なぜなら、ベテランの先生ほど問題集をたくさん解いていて、その中の「正解が難しい問題」を熟知しているからです。
更に学校で使う分とは別に、市販の問題をいくつか買っていて、それを参考に出題するかもしれません。
では、どうすれば100点をとれるのでしょうか?
その答えは、「参考書を一冊完璧にする」ことです。
つまり、
先生が、授業でやっていない問題を問題集から出して点数を減らそうとするなら、
授業以外の時間で、参考書を完璧にして、先生が出してくる難問に備えておく。
平均点を低めるために入れた難問を解くには、これが一番です。
では、どうしたら「参考書を一冊完璧に」出来るのか。
そこで登場するのが「武田塾の勉強法」です。以下の動画で無料で見られます。
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最後までご覧いただきありがとうございました。