こんにちは、武田塾佐賀校です。
このブログを通じて海外進学や海外留学についての情報を発信しています。筆者自身の海外進学における経験談をもとに、留学や海外進学に興味がある方々に少しでも役に立つと嬉しいです。
連日数回に分けてアメリカ留学にかかる費用はどれくらいなのかについてお話ししてきました。
学費編、食費編そして居住費編とお話ししましたが食費編の中で海外でのチップ制度について少し触れる機会がありました。今回の記事ではチップ制度について少し詳しくお話ししていこうと思います。
チップ制度とは?
チップ制度と聞いてみなさんはどのようなことを思い浮かべるでしょうか。
海外旅行に行った際、滞在先ホテルで枕元や机の上にチップとしてお金をおいたことがある方はいませんか?
チップ制度とは自分が受けたサービスに対する感謝の気持ちをチップ(お金)として払って表すというものです。
どんな人たちに向けてチップを払う?
欧米ではホテルなどの部屋の清掃やルームサービスの方、また荷物を運んでくれるベルボーイの方へ。
あるいはレストランでの飲食をお世話してくれるウェイトレスの方、タクシーの運転手の方などへサービスのお礼としてチップを渡します。
どうしてチップを払わなければいけないの?
アメリカなどチップ制度がある国では、お客さんからもらったチップと呼ばれるお金は労働賃金の一部とみなされ、従業員の方のお給料の一部となります。
ウエイター、ウエイトレス、ベルマン、ドアマンといった、チップを受け取る機会のある職業ではチップをもらうことを前提としてお給料が元々低く設定されていて彼らの家計を支える収入の一部はもらったチップということになります。
日本では特定の職種の方々にはお客さんの任意でお礼として少しのお金を渡すこともありますが海外でのチップはそのような感覚で払うものではありません。
払ったり払わなかったりしていいお金ではなく、従業員の方のお給料の一部になるのできちんと支払わなければいけないお金です。
このようにきっちりとお給料の仕組みの中にチップが組み込まれている為、チップを払わない、または極端に低い金額をチップとして払ったりすると海外では非常識と思われてしまいます。
チップは義務なの?
ところでチップを払うことは義務なの?と思う方もいると思います。
実際に日本などチップを払う習慣がない国で暮らす場合この疑問は抱いてしまうものです。またチップを支払う際の状況もこの疑問を産んでしまうと筆者は感じました。
多くのレストランなどではお会計をお願いすると机までウェイトレスの方が合計金額が書かれたレシートを2枚とペンを持ってきてくれます。そのうち一枚は①お客様用レシート、もう一枚が②お店側の控えレシートです。
この二枚のレシートをもらったお客は
①お客様用レシートを持ち帰り、
②お店側の控えレシートにチップとして払う金額を書いてテーブルに置いた後お店を出ます。
ウェイトレスの方が目の前でチップを払うかどうか見ているわけでもないですし、チップを1円も支払わずにお店を出ようとすればそれはできてしまうのです。だからこそチップを払う習慣がない国で暮らす人々にとっては義務なのかどうか疑問に思ってしまうのだと思います。
チップの支払いは常識的な事であり、義務!
チップの習慣がない国で暮らす人々にとっては義務なのかどうか疑問に思ってしまうこの制度ですがチップ制度がある国で暮らす人々にこのような疑問はありません。
確かに払わずお店を出ることも可能ですがチップを払わない人はまずいません。
法律で支払いが定められているわけでもなくあくまでも任意の行動とされていますが、全ての人が賃金制度とチップを支払うことの重要性を理解していてチップを払わずにお店を出ることがどれほど非常識なことかを理解しているのだと思います。
どれくらい払えばいいの?
それでは一体どれくらいをチップとして支払えば良いのかについてお話ししたいと思います。
金額は状況によって変わりますが飲食店でのチップの相場は、食事代の15~20%をレシートに記入します。
またホテルでベル係に荷物を運んでもらった場合には、荷物の個数やサイズに応じて1個につき2~3ドルほどを現金で渡すことが多いです。ベッドメイキングをしてもらう際にはベッドの枕元などに1~2ドル置きましょう。
タクシーに乗った際は運賃の15%程度をチップとして支払います。
まとめ
今回の記事では海外におけるチップ制度についてお話ししました。
日本で暮らす私たちにはあまり馴染みのない制度ですが、海外に行く際にはきちんと支払って現地での時間を楽しみたいですね。
またチップ料金をどれくらい払うべきかを計算してくれるアプリなどもあるのでぜひ使って見てください。
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