「センター試験が記述になるってどういうこと?」
「マークに比べて難しいの?」
「がらっと傾向が変わって不利になってしまうのでは?」
2021年度入試では、従来行われていたセンター試験が廃止となり、記述式が導入されることになりました。
それに伴い、傾向の変更や対策の仕方で不安を感じる生徒さんは多いのではないでしょうか?
敵を知らねば戦えない!
そのため、今日は「新しい共通テスト」についてその概要を調べていきたいと思います!
新しいテストは難しいの?
多くの方が心配になるポイントは、「新しいテストの難易度」です。
それでは、項目別に確認をしていきましょう。
記述式問題
2度にわたって行われた試行テスト(プレテスト)では、記述問題は「国語」と「数学1・A」のみが出題されています。
このとき、国語・数学ともに正答率が低いことに加えて、「無解答」の比率の高さも問題となりました。
問題点としては、自己採点と採点結果の不一致が挙げられています。
平成29・30年度試行調査より(https://www.dnc.ac.jp/sp/corporation/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test.html)
出題形式
センター試験が、知識や理解を確かめる反面、新試験では「日常的な題材」を扱い、読み取る資料が増加するなど「認知的負荷の高い問題」形式に変化しています。
「当てはまるものを全て答える」問題形式が難しいとの評価もありますが、これはすでにセンター試験でも正誤問題などで出題されていることから、際立って難しくなったということはできないものと言えます。
記述式問題の実態
要約すると、
「記述問題はより解答しやすい形式」になる予想がつきます。
これは、上記試行テストを実施した結果、問題となった記述式問題の「解答率の低さ」が問題視された結果です。
国語を例にとると、全くのヒントなしで要約を課されるような問題ではなく、「解答の書き出しを問題文で示す」など、ある程度の誘導が付く可能性が考えられます。
また、記述式模試の趣旨は、「受検生の思考力・判断力・表現力等」を問うものですから「漢字や送り仮名などの正確な記述より、意味が通じる程度の誤字脱字が許される」ことから、記述式に対する苦手意識を払拭することが大切となります。
大学は新センター試験をどう扱うの?
大学が新センター試験をどう扱うかは、各大学によります。
例えば、名古屋大学の場合、新センター試験の得点の段階別評価を点数化してマークシート式の特典に加点し、「200点満点」に換算するというものです。
ほとんどの大学では、記述問題をマークシート問題の得点に加点して利用をされるようですが、おおむね高度な記述問題は、各大学の個別試験で出題されるとされています。
どんな対策をすればいいの?
国立大学協会は、2021年度入試以降の国立大学入学者選抜制度の基本方針で「すべての受験生に個別試験で高度な記述式試験を課す」ことを打ち出しています。(https://www.janu.jp/news/files/20171110-wnew-nyushi1.pdf)
すなわち、新センター試験で課される記述式問題は、決められた答えに沿うように答える「答えの限定された」記述式問題であるため、問題自体が大学の個別試験並みに難しいわけではありません。
そのため、点数差をつける鍵となるのは、「日常的な題材を基にした問題」に対して、読解に要する時間を短縮し、資料を素早く読み取る力を身につけることが大切だといえます。
また、このような力は従来の入試問題でも問われていて、「名古屋大学」「MARCH」「関関同立」「南山大学」など、国公立私学問わず入試の基礎となる力です。
おわりに
さて、いかがでしょうか?
新センター試験は難しくなると覚える受験生が多く、モチベーションが下がってしまう方も多いかと思います。
ただし、新たな問題形式に不安を覚えるのはすべての受験生の共通問題です。
そのため、早い時期から新センター試験の知識を自分で集め、どのような力を養成する必要があるのかを認識し、いち早く対策を始めることが大切です。
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