【名大受験の武田塾大曽根校】各科目の対策法を大公開！

これまで名古屋大学への逆転合格を多数輩出してきた武田塾大曽根校が、名大二次試験各科目の出題傾向、そしてそれを攻略するための対策法を紹介します。関連記事には合格体験記も載せています！

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オーソドックス！名古屋大学の英語

大問４題で１０５分の試験です。長文２問、会話文長文１問、英作文１問、会話文はその中で英作文を書く問題も出ることがあります。

形式は訳す、日本語で説明する、適切な文を選ぶなどオーソドックスなものが多いです。

文章の難易度高めで、２つ目の長文は読みづらいと思う受験生が多いようです。ここに時間を使うことになるでしょう。早慶レベルの長文は必須です。『ポレポレ英文読解プロセス５０』はしっかりやっておきましょう。また『話題別英単語リンガメタリカ』で文理関係なく、学術的なテーマをおさえておくのも有効な対策です。

英作文の難易度も高いです。例文暗記も重要ですが『話題別英単語リンガメタリカ』をシャドーイングして使えるネタを補充しておきましょう。過去問で出てきたテーマで『毎年出る頻出英語長文』など読んでおくのも有効です。和訳や日本語で説明する問題でも同じことが言えますが、「書けそうだ」と実際に「書けるか」は別問題です。過去問のやりこむ際には、記述回答で自分なりに納得できるものが書けるようにしておきましょう。

頻出分野は要チェック！名古屋大学の数学

文系数学

3題で９０分の試験です。

問題の難易度は高めで、解答の方針がなかなか立ちづらいものが多いです。解き始めてみれば意外と解けるということはあるかもしれませんが、難しい問題に慣れておかないと、解き始めのとっかかりで苦戦するでしょう。

参考書は武田塾のカリキュラムで早慶レベルの『文系数学の良問プラチカ』まで仕上げてくと良いです。問題文を読みこんで、どうやったら解法を思いつくことができるのかという練習を積みましょう。ただ理系共通問題も出るので、計算がややこしい場合も多いです。方針が立った問題は確実に回答できるような計算練習も必要です。

対策に時間がかかるようなら、他教科で点数を稼ぐというのもいい戦略です。その場合マーチレベルまの参考書まで仕上げてから過去問に入ってしまいましょう。

理系数学

大問４題150分の試験です。

出題の傾向は、微積分、確率、数列が出やすいので徹底的にやりこんでおきましょう。文系と同様非常に難易度が高く、最初に何したらいいかわからない問題が多いです。

参考書一問につき１時間２時間かけてじっくり考えて方針を立てましょう。おすすめするのは『理系数学入試の核心難関大編』です。丁寧に一問一問しっかりかみ砕いて自分のものにしていってください。もし時間がなかったら微積と確率だけ終わらせて過去問に入ってしまいましょう。

名古屋大学の理科

問題文が長い！物理

２科目１５０分なので実質７５分で大門３題解く試験です。

まず特徴として問題文が長く読みづらいということが挙げられます。そのため一つ一つの設問をじっくり読んでいく時間はありません。問題文はしっかり読み込んでそのあとはテンポよく解いていく必要があります。

『物理重要問題集ー物理基礎・物理』『名門の森物理』を使用して演習を積みましょう。短時間で問題文読み込んで解いていくということを意識してください。また解ける問題、解けない問題を素早く見極める能力を養うことも重要です。解けたはずの問題に手を出さなかった、解けない問題に手を出してしまったなど、答え合わせの時によく分析して解ける問題だけに時間を使えるようになりましょう。

計算多いが標準的！化学

物理と同様、２科目１５０分なので実質７５分の試験で大問５題です。

計算問題が多めで、少しややこしいものが多いですが問題の難易度は標準的です。有機の知識部分、高分子化合物などは比較的出題頻度は高めですが、基本的に広く出題されるので苦手分野は作らないようにしなくてはなりません。全体的な知識を体系立てて理解していきましょう。また、問題文の流れを追っていくのに苦労する方が多いようです。大問の最初から最後まで通して読み込んでいくことを意識しましょう。

お勧めする問題集は『重要問題集ー化学基礎・化学』です。

ハイレベルな実験考察！生物

４題７５分の試験です。記述、選択、論述、計算の出題があります。

知識問題の難易度はそれほど高くありませんので確実に抑えて得点源にしてください。ただ実験考察問題の難易度が非常に高いです。『理系標準問題集生物』を仕上げたあとに『生物新・考える問題100選』などをやりこみましょう。但しその場で読み取る能力が重要で、何回も解いて答えを覚えるのは意味がありません。問題文から条件整理してどのように解答を作っていくのかのプロセスを身に付けることを意識してください。１問につき１時間２時間ぐらいかけても構いません。与えられた条件からわかることを挙げていって、丁寧に取り組みましょう。

名古屋大学の国語

字数制限が細かい！現代文

国語大問３題の中の一題です。

漢字、語句挿入、抜き出し、論述の出題があり、この内漢字、極挿入はそれほど難しくありません。ただ論述は字数の制限が細かく１０文字単位で刻みます。『得点奪取現代文』『入試精選問題集現代文』そして過去問を使って指定された文字数に収める練習を積みましょう。

文章は長めですが、生活に根差した話がよく出てくるので、内容がわからないことはないと思います。しかしその分正確に深く読めていないといけません。『現代文読解力の開発講座』『現代文と格闘する』で文章の内容を短期間でまとめる能力を鍛えるのも良いでしょう。

知識問題は得点源！古文

まず単語や文法などの知識が問われるので確実な得点源にしましょう。記述問題に関しては、省略を補って訳が書けるかを問うオーソドックスなものですが、解答の字数制限が厳しいと感じる方が多いようです。『得点奪取古文』『入試精選問題集古文』そして過去問を使って練習しておきましょう。

その他、和歌の知識がないと解けない問題も出題されることがあり、掛詞、枕詞、序詞、若独特の比喩など理解した上で訳せるかを確認されます。『読んでみて覚える古文単語』で和歌の知識をつけましょう。

センター9割では足りない！漢文

非常に難易度が高いです。文章が長く注釈が多いのが特徴ですが、これは注釈がないと読めない文章ということです。センター試験９割くらい取れる知識が大前提で、そのうえで過去問のやりこみが必須です。過去問は解いた問題を白文で音読できるレベルまで読み込んでください。必要なのは訳の暗記ではなく訳す練習です。どうやって解釈するか、どこがどこにかかっていてどこが省略されているのか、そして問題文や注釈などのヒントの使い方を学んで解答を導くプロセスに慣れてください。なんでその解答になるのか、『入試精選問題集漢文』と『得点奪取漢文』を使用してよく分析しておいてください。