物理VS生物VS化学の決勝戦!
今回は理系の選択科目に加え、文系の方向けに「基礎」の選択科目の取り方も取り扱います。
受験する上で、最も効率の良い選択科目の選び方とは?
決断の分かれ目は「他教科との兼ね合い?!」
自分の得意・不得意を見極めて最高得点を奪取しましょう!
文系編:理科基礎、どれを取るとコスパがいいですか?
例えば、名古屋大学に受かりたい場合、センター試験のボーダーは80%以上。
数学で失点しがちな文系学生にとっては、理科基礎は8割を死守したい科目になりますね。
そのため、下手な失点は許されません……
まずは、それぞれの教科の特徴を知りましょう!
理科基礎 科目ごとの特徴
・計算が多い:物理基礎
・暗記が多い:生物基礎
・計算と暗記:化学基礎
・計算<暗記:地学基礎
おおむね、計算と暗記の割合からそれぞれこのような特徴があると言われています。
計算が好きか、暗記が好きかによって選択科目を選ぶ必要がありそうですね!
「生物基礎」×「化学基礎」が無難ですか?
ここが理科基礎の失点ポイントです!
もちろん、文系の方が最も受験するパターンはこの「生物基礎」×「化学基礎」です。
おおむねその理由としては、
①計算から逃げたい文系生徒が多い
②学校でこの2つを勉強している
というものが挙げられます。
しかし、ここで案外ネックになってくるものが「生物基礎」になります。
「生物基礎」はコスパ最悪?
生物基礎は、確かに物理のようなガチガチの計算を回避できます。
また、多くの文系生徒が得意とする暗記力でゴリ押しできる科目とも言えます。
しかしながら、生物基礎は
①出題範囲が多く
②暗記する量がたった50点に見合わないほど多い
ことから、他の文系科目を圧迫する可能性があります。(もちろん、十分に勉強時間を確保できる方は大丈夫です)
さらに、生物基礎は満点を取りにくい科目でもあります。
穴場としての「地学基礎」
この点、生物基礎の代わりに、「地学基礎」を加える方法があります!
地学基礎は、受験生が気づいていない「コスパ最強科目」なのです!
地学基礎のメリット
・圧倒的に暗記量が少なく、最短1ヶ月でセンター対策が可能
・満点を取りやすい科目
地学基礎のデメリット
・学校で取り扱っておらず、自分で学習が必要
・地学基礎の内容にアレルギーがある
化学基礎は難しい?
実は、化学基礎について暗記する量は地学基礎と同様、少ないと言えます!
また、化学基礎は一見難しそうにも見えますが、
実際に扱っている範囲はいわゆる「理論化学」と言われるものです。
基礎科目なので、問題も平易かつ理解が必要な範囲は限られていますので、案外点数が安定するお得科目ですね!
文系編まとめ 最強「化学基礎」×「地学基礎」
文系編のまとめとして、オススメをするなら「化学基礎」×「地学基礎」です!
生物基礎は、一見暗記モノにみえて文系に有利に見えますが、範囲がだだっ広くコスパが悪いことに注意が必要!
また、計算が得意・数学が得意という方は、物理基礎も検討して選んでいただけると良いと思います。
文系が基礎科目を選ぶ際は、「自分が得意なのは、暗記か計算か」を判断材料にすると良いと思います!
理系編 物理VS化学VS生物
理系の方は、概ね化学を選び、あと一つを物理か生物かで悩む方が多いのではないでしょうか?
(ちなみに、大曽根校には「物理&生物」で受験をしていた方もいたため、一概には言えませんが……)
例えば、名古屋大学を受験するという場合、もちろんセンターでもこれらの科目を利用することになりますが、名大の理系はそこまでセンターに比重を置いていません。
そのため、名古屋大学に合格するルートを考えると、二次試験でどれだけ得点を稼ぐことができるかという戦いになりそうです。
以上のことを踏まえ、今回は、「物理or生物」の観点から、どちらを取るべきか紹介していきたいと思います!
難易度 物理>生物
一般的に、難易度に関しては、生物の方が簡単で、物理の方が難しいと言われています。
また、数学が苦手な方も生物を選ぶ傾向にあります。
「じゃあ、簡単な生物選びますね!」
となりがちですが、さて、確かに問題の難易度は全体的に低いとされがちな生物で得点を稼ぐことができるのでしょうか?
得点 物理>生物
一般的に、高得点が狙えるのは「物理」といわれています。
これは、物理は計算が多く理解が大変である一方、一度その理論を理解してしまえば点数が安定しやすく得点が伸びる傾向にあるとされているからです。
そのため、準備期間に時間はかかるものの、物理は極めれば高得点が狙える科目となります。
総合評価 「高得点の物理VS負担軽減の生物」
まとめると、点数を稼ぐ物理か負担を軽減する生物かという点につきます!
そのため、計算も暗記も大して差がなくて、どうしても選択科目に悩む場合は「他教科との兼ね合い」を考えると良いです。
つまり、
・全科目が合格点に乗る人→理科第2科目で点を稼ぐ必要がないため、全体の足を引っ張らない程度に「負担軽減の生物」
・全科目が合格点に乗らない人→理科第2科目で少しでも高得点を稼ぐ必要があるため、全体を引き上げる「高得点の物理」
という流れで、自分に最適な選択科目を選ぶことができます!
まとめ 理科選択科目の選び方
文系編
①暗記or計算
②コスパor範囲
理系編
①暗記or計算
②負担軽減or高得点
以上が簡易的なフローチャートになります!
以上の観点を重視し、自分にとって「最適」な選択科目を見つけてみましょう♪
ただし、実際に選ぶ際には「他の教科の進捗状況」「自分の取れる学習時間」「本人の力量」など、個人差が生じる判断材料がいくつかあります。
ここを適切に評価して計画を立てることを留意してください!
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