定期テストがやばすぎて、こんな順位で難関大学行けるのかな……
この時期になると、現役生特有のお悩みを聞く機会が多くなります。
しかし、「定期テストと入試はあまり関係ない!」という衝撃の事実。
では、なぜ「定期テストと入試は関連しない」のでしょうか?
定期テストの結果で落ち込んでいる生徒さん必見!
定期テストが悪くても入試に関係ない3つの理由を紹介します♩
理由①定期テストの趣旨と入試のズレ
まずは、なぜ定期テストは行われるのかを考えていきましょう。
定期テストが行われる理由
・授業内容を理解しているか、知識の確認
・課題の達成度の確認
・授業進度調整のため、実力を確認
が挙げられると思います。
大雑把に言えば、各高校ごとに「習ったこと、覚えてますか?」という確認作業を行うことが、定期テストを行う理由と言えます。
入試が行われる理由
対して、入試が行われる理由は
・自分の学校に入れるべき人材の「選別」
・学生のランク付け
ですね。
一部受験方法を除き、ほとんどの生徒は「一般入試」をくぐり抜けて各大学の合格を勝ち取ります。
そうなれば、入試とは「人材の選別」そのものです。
各大学は、自分の大学にふさわしい学生を見つけるために、大学ごとに出題形式も頻出範囲も異なる問題を出題してきます。
そのため、学校のワークを暗記すれば高得点が取れる社会科が、
入試においては4択になり解答できず得点源になり得ないという事件も起き、
一概に定期テスト上位者が第一志望校に合格するとは限らないのです。
定期テストの点が悪かろうと、入試問題の演習がしっかりなされているなら、何ら問題はないと言えます。
理由②学校のテストは「みんな平等」
学校のテストはみんな平等です。
例えば、
名古屋大学を受ける人も
南山大学を受ける人も
はたまた東京大学を受ける人も
早慶を受ける人も
同じ高校に所属する限り同じテストを受けます。
コースが分かれていればある程度ましにはなりますが、
もしもこれがすべて同じように全科目採点されたら、どうなるでしょう?
私立受験者であれば、そもそも使う必要もない科目を必死に勉強する羽目になってしまいます。
国公立受験者であっても、二次試験で記述のない科目に記述の期末試験を導入されることだってありますよね。
(『倫理』で記述を解かされたという知り合いもいました)
その時間があれば、二次試験ないし個別試験の学習に専念したいものです。
だって、最終的に戦うのは「全国に散らばる、同じ志望校の学生たち」なのですから。
志望校に合格するという1点から評価するなら、
自分に必要のない科目で失点をしたところで大した傷ではありません。
むしろ、必要な科目で自分の理解不足だった単元を復習するツールくらいに理解していれば十分だと思います。
理由③ライバルは全国にいる!
先ほどの話にもつながりますが、「ライバルは全国にいます」
もしも超難関大学を目指すなら、世界中の優秀な学生までもがあなたのライバルです。
さて、定期試験と入試の趣旨の違いはすでに説明しましたが、
入試は決して「知っている知識の確認」をしたいわけではありません。
その目的は、学生の選別です。
身につけるべきは「知っている知識を使って、大学独自の問題を解く力」ですから、
定期テストを少し失敗したからといって、ただちにそれが志望校を目指せない理由にはなりません。
焦らずに、自分に必要な勉強は何か、どんな力を身につければ全国にいるライバルを越せるのかを考えることが大切です!
これからすべきこと!
結論:自分の志望校に応じた勉強をするべき!
学校には様々な生徒さんが所属しています。
時には「よし!頑張ろう!」というエネルギーをもらえることもあれば、
「どうしてあの子のように成績が上がらないんだろう……」と不安になることもあるかと思います。
それでも、最終的に戦うのは全国に散らばるライバルであることを忘れず、
広い視野を持って、己の現状の実力と求められる実力のギャップを埋めていきましょう!
まず何をしていいのか、わかりません……
やる気はあるけど、何をすべきかわからない
全国にライバルがいることはわかったけど、どうしたらいいのかわからない
学習計画をたてても、思うように進まない……
などなど、受験生の悩みは尽きないと思います。
しかし、不安に思っているということは前進している証拠です♩
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