こんにちは!武田塾小山校です。
参考書一冊 一冊を完璧にすれば、確実に実力をつけることができます!この記事で は、一冊を完璧にするためにどのようなポイントに気をつけて学習を進めれば良いのか についてお話をしていきます。
今日は日本史の参考書である…
『日本史B一問一答 完全版』
をご紹介します!
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【📚必殺参考書 vol.9】『日本史B一問一答 完全版』
この参考書の特徴
一問一答形式の参考書です。
難易度別に4段階で設定していて、★が書かれてあります。
★の数が多ければ多いほど頻出の問題で、簡単な方から順に★3つ~★0という感じで す。
それぞれの難易度と志望校のレベルとしては、日大レベルの偏差値の大学であれば ★3つ~★2つくらいまでの知識があれば大丈夫です。
そして、MARCHレベルの受験には★1つまでで、早慶も★1つまでしっかり極まって いれば十分です。
★0についてはほとんど出ませんが、もし出たらラッキーぐらいの心構えで、他教科に も余裕がある人には、マスターしておくとほかの受験生に差がつけられます。
★1つまでの空欄補充で正解がわかるようになっていればたいていの問題は解ける力が身につきます。
どのタイミングで学習したらよいか
まず、一問一答は日本史の初学者や1番はじめに学習をする受験生には不向きです。
日本史の1冊目としてはおすすめしない理由は、いきなりこの本から学習してもその語句が重要である理由や背景、歴史としての流れがわからないので、覚えてもすぐ忘れていって学習効率が悪いからです。
そのため、まずは日本史の基礎的な知識をある程度身につけた後の2冊目以降の問題集として使っていきましょう。
ちなみに1冊目として、まずは講義本である『金谷の日本史なぜと流れがわかる本』や、『詳説日本史ノート』などの一問一答よりも易しめの網羅的な問題集をおすすめします。
流れが理解できないところがあれば、教科書や資料集の該当箇所を見直して知識を整理しておきましょう。
一問一答に取り組む前に基本的な用語を頭に入れておくと、スピーディに進められま す。
特に日本史初学者の人はこの順番に注意が必要です。
オススメ学習手順
[1] 講義系の参考書と併用して使う
先程紹介した『金谷の日本史なぜと流れがわかる本』など、細かい解説も載っている参考書を併用し、基礎固めとして使いましょう。
[2] 頻度順の★マークを上手く使って、効率up!!
上にも書いたように一問一答シリーズには、頻度順に印があります。これを参考にし、高頻度のものから固めて、確実に点数につなげることができます。
[3] 用語を説明できるようにする!
問題文から用語を言えるようにすることはとても大切なことです。 ですが、大学入試では様々な側面から質問してくることが多々あります。
なので用語から問題文の内容を言えるようにできたり、説明できたりするようになると、さらに細かい知識も暗記できるようになります。
一問一答だと、ただの暗記になってしまう人が多いのでこの点に注意すると効率が upします!
[4] 出来事の流れを理解する!
「流れ」とは、なぜその出来事が起こったのか、それによってどう変化があったのかなどの関係を理解するということです。
一問一答の参考書を使う際は、以上の4つのポイントを意識して使っていきましょう!
大切なことは、それがいつの時代か、人物は誰か、周辺で何が起こったかなどをしっかりと覚えていくことです。
注意すべき点
注意すべき点 その1
この教材は網羅的にすべての難易度の問題を含んでいるので、全部を極めようとすると それなりの時間と労力がかかります。
自分が受ける志望校で出題されるレベルをオーバーしてしまっても効率が良くないの で、★の数を参考にして一通り解き終わったあと、必ず過去問にチャレンジしてみてく ださい。
過去問を解くと、今の自分の実力と合格に必要なレベルとのギャップがはっきりとわか ります。
そして過去問にチャレンジしてみると自分の覚えられていない部分を発見することができ、また一問一答に戻ることも可能です。 そのようなサイクルを回していって穴を埋めていくイメージです。
注意すべき点 その2
空所補充になっている箇所と、プラスアルファの知識として赤文字になっている箇所が ありますが、まずは空欄が正解できるということを目指しましょう。
赤文字については関連語として頭の片隅に入れておけば大丈夫です。 もちろんすべてを暗記してもよいのですが、かける時間に対しての得点アップという効 率の面で見るとそこまでの必要は無いといえるでしょう。
やる気をあげる方法
一問一答は過去の入試問題を元にして作られています。
そして嬉しいことに、問題にどの大学の過去問を元にしたのかが明記されています!!
これにより、一問一答に取り組む際には自分が解けた問題がどのレベルの大学で出題さ れるかが一目でわかります。
もちろんその問題が解けたからといって、その大学に合格するというわけではありませ んが、勉強をする上での大きなモチーベーションになります。
また使う色を変えることで、視覚を飽きさせないようにすることができます。おそらく一度全ての問題を完璧に覚えたとしても、何ヶ月かすれば忘れてしまうと思い ます。そこで色を使い分けて何回も完璧な状態を作ることでより定着度を高めることも できますし、自分オリジナルの一問一答を仕上げることもできます。
まとめ
日本史B一問一答は、あらゆる難易度に対応できる空欄補充問題が網羅的に載っている良書です。
自分の志望校のレベルに必要な難易度の問題を選んで順番にマスターしていくことで、 知識の穴が効率よくカバーできます。
ただし、1冊目として取り組むにはかなり厳しいので、流れや最低限の知識は別の参考 書で一通り抑えてから取り組むようにしましょう。
ある程度正答率を上げてから取り組んだ方が時間も労力も節約できます。 また、空欄補充のところと赤文字のところがありますが、まずは空欄補充のところを一 通り正解できれば大丈夫です。
赤文字の情報は周辺知識として押さえておけば実際の入試問題を解くときの手がかりにな るので、語句として暗記するよりも空欄の用語との関連を頭の片隅に入れておくように しましょう。
そして一問一答を一通りやりきった後は必ず入試問題を解いて自分の実力をチェックし ておいてください。 入試問題を解いて、一問一答にまた戻って穴を埋めていき、完成度を高めていくイメー ジです。
入試直前まで何度も何度も完璧にすることを目指して取り組んでみてください!!
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