こんにちは!武田塾小山校です。
【生徒の悩みを解決!シリーズ】では、受験生によくあるお悩みを取り上げていきます。
今日のトピックは…
英語長文の内容読解
です。「解釈や単語を勉強してきたのに、文章内容が掴めない!」という苦しみの声は武田塾小山校でもよく聞きます。
英語の文章を理解する読み方がどんなものなのか、語っていきます!
《目次》 ➖お悩み「1文1文必死で読んでいるのに、内容がアタマに入ってこない😭」 (1) 段落ごとの要約を作る練習 (2) 文章全体の内容展開を理解する |
お悩み「1文1文必死で読んでいるのに、内容がアタマに入ってこない😭」
英語長文を読んでも読んでも、内容が入ってこない!
1文1文頑張って訳しながら読み進めているのに、内容がまったくわからない!もしくは、読んだ内容を忘れてしまう…。
そもそも文章を読んでいると集中力が続かないし、眠くなってくる。なんていう方もいるでしょう。
いろいろとお悩みはあると思いますが、大学受験で英語を選択するならば、長文読解が得意にならないとです!
⭐️長文読解に強くなるためには、いくつかクリアしたいことがあります。
・単語、熟語の暗記
・英文構造の把握(解釈の勉強)
・段落ごとの要点を抽出
・全体の流れを把握
・設問が解ける
まず、英単語は暗記できているか
大学入試の基本英単語の日本語訳が
1秒で思い浮かぶか
「英語長文で点数がとれない!」と武田塾小山校に入塾した、ある進学校の生徒がいました。長文読解で足りなかったのは内容理解ではなく、基本的な英単語の暗記でした。その生徒は英単語の暗記を一からやり直し、英語長文の量と難易度で有名な上智大学へ合格しました。
一冊の英単語帳からランダムに単語テストを出されても、パッと日本語訳を言えますか?
今持っている英単語帳を一冊完璧にできたら、間違いなく英語長文が読みやすくなります!
出会う英単語すべてを知っているべきか?
文章中でわからない単語に出会った時、読むのが止まってしまい、内容がいきなりわからなくなる方がいます。
基本単語を覚えておくのは大切ですが、文章読解において単語がすべてではありません。
わからない英単語に出会ったら、「予測する」か「読み飛ばし」ましょう!
文章の展開や要点をおさえておけば、1つの単語がわからなくても問題なく読み進められます。そして、前後の流れから単語の大体の意味もおさえられます。
単語の意味の予測は大事な読解スキルなので、ぜひ練習してください!
難関大英語は、難しい単語だらけ
入試の英語長文では必ずと言っていいほど、知らない英単語に出会うでしょう。特に難関大学や医学部などでは難しい専門用語などが頻出です。
単語を予測して切り抜けることも十分可能ですが、暗記が得意なら難易度の高い単語帳を覚えてしまうのもアリですね!
その際は、基本の英単語が固まっているかどうかの確認を優先してね!
解釈ができているかどうか
英文構造が掴めているか
英文解釈とは、1文の文法構造を理解するスキルのことです。英文の文型を掴んで、どんな文でも読み解ける力ですね。
もしあなたが英文構造がよくわかっていない場合は、必ず解釈の勉強をしましょう!1文1文、正確に意味をとれる(和訳できる)ようにしておきましょう!
英語の文章を今まで雰囲気で読んでいた受験生は、英文解釈の勉強をすることで大幅に成績を上げることが可能です。
→【📚必殺参考書 vol.4】長文の読みやすさが違う❗️『入門英文解釈の技術70』
左から右に英文が読めるか
英文の構造がわかるだけでなく、それが左から右にスラスラと戻ることなく英文構造を追って、文の意味がとれるかどうかも大切です。
『入門英文解釈の技術70』などで解釈を勉強したら、例文を音読してください!スラスラと文構造がとれるようになるまで、何度も音読しましょう!
文章の内容把握のために、何を理解して読むべきか
「内容を理解する」はどういうことなのか
単語・熟語・文法・解釈などの知識をインプットしても、内容がつかめないのはなぜなのか?
文章を読むときは、ただただ読んでいてはダメなのです。
・筆者の主張はどこなのか
・筆者と対立する意見は何なのか
・なぜ段落がわけられているのか
・具体例はどこなのか
・文章全体の内容の流れはどのようなのか
などのような、筆者の考えやアイデアの構成を模索していくことが重要です。
内容がピンとこない、表面的な読み方
そして、読んでいる文の意味を、自分の言葉で言い換えたりしながら咀嚼していく必要があります。
いくら文を訳しても、記憶にとどまらないのは、文章を表面的に読み自分の考えに組み込んでいないからです。
「1文1文 立ち止まって考える」ができるようになると、文章がうんと理解できて面白くなりますよ。
読解力を鍛える練習
(1) 段落ごとの要約を作る練習
以下の作業を何度も何度も練習してください。
最初は上手にできないかもしれませんが、さまざまな文章で練習し、先生に添削してもらったりして上達しましょう。
(1) 1文めを吟味する まずは1文めの内容を咀嚼します。自分の言葉で言い換えてみます。どんな意図なのか解釈してみます。 段落の1文めはトピックセンテンスである可能性が高いです。トピックセンテンスとは段落のまとめのような役割です。この文を理解してしまうと、その段落の意図がわかりやすくなります。 |
(2) 2文め、3文め…も吟味する 2文めも同じように意図を解釈し、1文めとのつながりを探しましょう。段落の最後の文までそれを続けてください。 前後の文の内容のつながりを必ず見つけてください。 |
(3) 筆者の主張を探す 各文の吟味をしていく途中で、「筆者の主張」がどこだったかを検討しましょう。 同時に「具体例」と「筆者の主張と対立する主張」を担う文も探します。 各文の役割が見えてくると、その段落の軸(要点)が見えてきます! |
(4) 1文で簡単に要点をまとめる 段落の横に、段落の要点だと思えることを書いておきましょう。 このとき、具体的な数字や長い文は書かないでください。 また、筆者の主張とそのキーワードは何だったかを確かめながら書きましょう。 |
(2) 文章全体の内容展開を理解する
段落ごとの要点をメモしていったら、最後にすべてのメモを結びつけてください。
特に、筆者の主張と対立する意見それぞれが、文章全体を通してどのようにまとめられるか、について頭の中で整理しましょう。
この「要点むすびつけ」によって理解がうんと深まります!
音読練習で内容読解も速く!
以上の2つ「段落ごとの要点把握」「文章全体の流れ把握」の作業がスラスラとできるようになるまで、音読をしてください。
先ほども、文構造を左から右にスラスラとれるように音読をしましょう。と書きましたが、それと合わせて内容把握の練習もするべきなのです。
すらすらと読めるようになるまで、毎日10回ずつ音読を続けると良いですね。
空所補充や下線部理解の設問の解き方
内容展開から答えが予測できるパワー
内容読解が苦手なゆえに受験生が点を落とす設問とは、空所補充ですね!
下線部の意味を問うものも難しいと思います。
これらの設問に正解できるためには、段落の要点や論展開が分かっている必要があります。
筆者の主張や対比意見などを分かっていれば、答えをなんとか予測することが可能であり、そうすべきなのです。
〜答えを予測する解法プロセス〜
(1) 文章を読んでいて空所補充に出会ったら、設問文を読みましょう。このとき、選択肢まではしっかり読まない方が良いです。
(2) 段落の最後まで読んでから、( )のある1文の意図を考慮しながら答えをイメージします。具体的に「〇〇◯という英単語がくるだろう!」のような、ある程度明確な予測ができるまで考え抜いてください!
(3) 選択肢を見て、予測に近いものを探します。もし予測した答えが選択肢になくても、内容の吟味がしてあるので正解が発見しやすくなります。
過去問研究:「内容を理解する」と「設問を解く」の両立
早稲田大学などの難関大の英語には、文章内容を理解しても間違えてしまう問題があると思います。そこでは「選択肢の切り方」のワザを学んでいく必要があります。
また、制限時間内に解ききれるように問題を解いていくスキルも分析して身につけなければなりません。それは、難関大学だけでなくどの入試問題でも同じです。
⭐️過去問研究を通して傾向を掴み、各大学の英語の攻略法を習得する
⭐️どんな文章でも内容が掴める
この2つができたら、あなたはどの大学の入試英語でも合格点がとれます!
この6〜8月の間に英語長文の読解力が習得できるよう頑張ってください!
▶ YouTube 武田塾チャンネルでは大学受験についての様々なコンテンツを配信中
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