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【教育職員免許状】取るべき? 教員免許取得講師が解説します

はじめに

みなさんこんにちは! E判定から逆転合格でお馴染みの、武田塾瀬戸校です!

興味がある方も多いのではないでしょうか?

【教 員 免 許】

瀬戸校の生徒さんにも教員免許が取りたくて大学に行くと言っている方が多いため、本日は教員免許を取るべきか解説していきます!!

 

教員免許とは?

正式名称を教育職員免許状といい、学校で授業を行うための資格です。

幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校で教員として働く場合に必要になります。

それぞれの校種に合わせて幼稚園免許・小学校免許(特別支援学級は特支免許)・中学校免許(特別支援学級は特支免許)・特別支援学校免許・高等学校免許・特別支援学校免許・特別支援学校免許が必要となり、更に専修免許と1種免許・2種免許、特支に至っては特別支援領域(5領域)があり複雑すぎる!!

 

というわけで・・・一つ一つ見ていきましょう!!

 

専修免許とは? ー 1種免許保有者が必要単位を修めて修士(大学院)課程を卒業することで授
          与される免許状

1種免許とは? ー 大学で必要な単位を修めて卒業することで授与される免許状

2種免許とは? ー 短大で必要な単位を修めて卒業することで授与される免許状

特支免許とは? ー 必要な単位を修めて通常の教員免許を取得することで授与される免許状

養護教諭免許  ー 大学で必要な単位を修めて卒業することで授与される免許状
          保健室の先生になれる

栄養教諭免許  ー 栄養士・管理栄養士の資格を持つ者が大学・短期大学等で必要単位を修得し
          た後、都道府県教育委員会に申請することで授与される免許状

          給食など、児童生徒の食に関わることができる

 

ここまでが普通免許。教員免許と言われたら通常ここのいずれかを指すことが多い。

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臨時免許とは? ー 人手不足により授業ができない事態を回避するため発行される臨時の免許状
          発行された都道府県内でのみ3年間有効

特別免許とは? ー 優れた知識経験等を有する社会人等に授与される免許状
          個人での授与申請はできない
          有効期限は5年以上10年以内(授与元の教育委員会が決定する)

 

一口に教員免許といっても、色々な種類があります!

自分がどの校種でどの科目の免許を取りたいかを考えながら、志望校を選んでいきましょう!!

 

特別支援学校免許

さて、お次は特別支援学校免許です!!

そもそも、特別支援学校とは何か?

1 視覚障害 2 聴覚障害 3 肢体不自由 4 知的障害 5 病弱/身体虚弱

の生徒を対象とした学校のことで、一人一人の事情に合わせた学校教育を行う機関です。

一括りに障害といっても関わり方や発生する危険は千差万別。

そのために免許も上記1ー5の領域で細分化されており、学ぶべきことも多岐にわたります!

 

ですが、それは生徒に安全な学校教育を施すため。

障害を有するからといって通常の人より劣っていたり憐れんだりする事実は一切なく、独特な価値観や行動、特性は活かせるところを見つけられれば他にはない強みを発揮できることが多いのです!!

教育実習では特別支援学級にもお邪魔させてもらいましたが、ほのぼのとした空気は実習中の疲れが癒されて最高でした。

思わず見入ってしまう絵を描く生徒や聞いてて楽しくなる話を続けてくれる生徒がいたり、特別支援学級の生徒は個性が強いだけの普通の人だって思えたのは良い思い出です。

 

なお、障害を有する児童生徒を別の学校や学級で過ごさせることは隔離であって、障害への差別偏見を助長しているのではないか。

可能な限り通常学級に混ぜることが、障害への理解促進と共生に資するのではないか。

などの観点から、現在は可能な限り障害を有する者と有さない者を分けずに授業を運営する方向へと進んでいます。

 

教員免許は取るべき?

さて、今日の本題はこちら!! 教員免許はとるべきか否か!!

 

私個人は取ることをオススメしますが、そうはいってもやはり人による!!

というわけで、以下の情報を参考に取得を考えてみるのはいかがでしょうか?

 

 

取ることのメリット

・教育に関わる業界全体に対してアピールができる
 活躍現場は学校だけではありません

・運営者として学校に戻ることができる

・教育の裏側を知れる

・教職課程の履修を通して広い教養が得られる

・得た専門知識は他の専門知識と組み合わせやすく
 自分の意見に深みを持たせられる

・大学等卒業後に取得するよりも圧倒的に安い

 ※大学等入学後に取得するのでは免許を取るのに数万円で済みますが
  卒業後に取得しようと思ったら2単位数万円からスタートすることも
  →計数十万円以上の差

・持っていると意外なところで役に立ったりする

・大学院へ行くなら将来の保険になる

 

 

取ることのデメリット

・在学中は真面目であることを要求される
 髪を派手に染めづらくなる など

・授業が忙しくなる

 指導案作るの大変・・・

 授業をするのはもっと大変・・・

・実習が本当に大変
 下手をすれば日が昇る前に家を出て
 日付が変わってから風呂に入るために家へ帰る

 なんてこともあり得ます。

・必修が1時間目に入りがち

 資格課程は試験一発が通用しません

 というか、休むという概念が存在しません( ´∀` )

 休んだら下手をすれば単位落としますからね~

・単位数に見合わない労力が必要になる場合がある

・一生使わない可能性がある

・時間割が組みにくい

 学部と教職の必修を取ったら時間割のほとんどが埋まっていることもあり得ます。

・興味のある学部専門分野を集中的に学びにくい

・就活などと日程が被りがち

 スケジュール管理超大事

 

 

教職課程と就活/院試は両立できるの?

断言しましょう。可能です!! ※非常に大変ですが。

筆者は教職課程を取りながら宅建と行政書士を取って司法書士の勉強を続け、卒業までに210単位以上を習得しながら上位ロースクールに合格しています。

合間にアルバイトを挟んでもいましたし、安息の日を諦めれば意外と何とかなったりします( ´∀` )

 

周りを見ても教職生の7割方は就活をして民間企業の内定を得て、2割方は大学院へ進んでいるので(出身校限定かも)、教職生=教員になる とは限りません。

なんなら実習で教員の多忙さを目の当たりにして進路変更する人が非常に多い!!

だけど、やらなくて後悔するよりも、やって後悔した方が後に活かせることが多くなる!!

確かに教職課程履修時は取らなければよかったと後悔したり、辞めたいけど時期が遅すぎたと思ったりしながら授業を受けていたこともありました。

でも、院試で教職の知識と合わせることで非常に説得的かつ深い論を記述できるなど、教職の知識がまったく異なる分野で生きることも知りました。

なので皆さん! 教員免許に興味があるなら、まずは取ってはみませんか?

教職は合わないと知ることも重要な経験です!!

 

おわりに 

今回は教員免許を取るべきかどうかを解説しました。

結論としては、興味がある人は取るべき です!!

大学生活を遊び倒したい&社会規範に縛られて生きたくないって方はオススメしにくいですが……。

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