地方の高校の進路指導によくある問題点について
みなさん、こんにちは。
逆転合格続出中の武田塾 瀬戸校です。
今回は地方の高校によくある進路指導についてのお話です。
あなたの高校で、私立大学に行くことより、国公立大学に行くことが絶対的に良いことだ、という風潮はありませんか?
そういうようなことを言ったりする先生って、国公立大学を受験することを必要以上に勧めてきたりしてきませんか?
その言葉の通りに第一志望を国公立大学にして大丈夫なのでしょうか?
ここまで聞くと、”もしかしたら自分の高校がそうかもしれない”と思う人がいるかもしれません。
この記事では、そんな人たちに向けたアドバイスを書きたいと思います。
地方の高校の進路指導の方針について
ここでは、地方の高校でありがちな進路指導ついて実体験を交えつつ紹介していきます。
ほんとはMARCHに行きたいけど…
関東地方の代表的な私立大学群、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)に行きたい、と思っている人は地方の高校の生徒さんでもいると思います。ですが、高校の先生にそれを言うと反対されて、「地元の国公立大学にしたら?」と志望を変えさせようとしてくる場合が少なからずあるようです。
地方の高校の先生は国公立大学の方が優れている、思っている人が正直多いです。そんな先生の進路指導を受けると上記のようなことを言われたりします。
こういうとき、高校生の皆さんはどうするべきでしょうか?
受験生がすべきことは、”国公立大学、私立大学はどちらが良いのか?”ということではなくて、やりたいこと、つまり大学で学びたいことだったり大学を出た後なりたい職業を考えて志望大学を考えることです。とりあえず大学に入学したとしても自分のやりたいことができなければモチベーションが上がってこないと思います。
ですので、国公立、私立を問わず、自分がやりたいと思うことができる大学を目標に設定しましょう!
地方のとある高校ではこんな無茶苦茶な指導もあります
「とりあえず使うかもしれない教科は全部まんべんなく勉強しなさい!」
「(私立志望では必要の無い)補習を受けなさい!」
「マーク模試は(私立文系には必要のない理科も含め)全科目を受験しなさい!」
「国公立大学にいけそうな人はみんな国公立大学を受験しなさい!」
これらは実際に合った受験指導です。私立大学は国公立大学と比べ、必要な教科が少なく3教科に絞って勉強すればいい場合が多いです(推薦等を除く)。それなのに無理に使わない教科の勉強をするのは非効率と言わざるを得ません。なので、本当に自分に必要かどうかよく考えてこれらの指導と向き合っていきましょう。
なぜこのような受験指導が行われるのか?
なぜこのような受験指導が行われているのでしょうか?
まず第一に、私立大学よりも国公立大学を推す先生はそもそも多いということが原因として挙げられます。例えばここ愛知県で言えば、愛知県の高校→愛知教育大学→愛知県の教員という人が非常に多く、先生自身が国公立を出ている人というわけです。そういった人達に自然と国公立大学を優先する気持ちがあったとしてもおかしくはないでしょう。そういうわけで、教え子にも地元の国公立大学を強く勧める先生は多いのです。
また、地元志向の強いところだと、県内の国公立大学を最優先する傾向があります。愛知県だとやはり地元志向が強く、県内の国公立大学(特に名古屋大学)に行くことが一番良いと考える人は多いです。そして単純に国公立大学に何人入れたか、という基準で学校の評価が決まると思っている高校もあり、国公立大学の合格者数で他の高校と争っている高校もあります。その結果、国公立主義の受験指導が行われるのです。
まとめ
確かに、私立大学よりも国公立大学の方が社会的評価は上なのかもしれませんが、それよりも大切なのは自分は何がしたいかなのです。なので、国公立、私立にとらわれず、自分の学びたいことや将来なりたい職業のことを考え、自分自身で志望大学を選択しましょう。
自分の中で明確な目標があるならば、先生たちの意見を鵜吞みにせず、自分の意志を最後まで貫き通した方が公開は少ないと思います。
一部にはちょっと偏った指導をする先生がいるということを頭の片隅に置いておきましょう。