こんにちは!武田塾大津石山校です。
今回は、医学部の授業がどんな内容なのかについて紹介するPart②をお届けしたいと思います!
※Part①はこちらをクリック!
〇医学部カリキュラムについて
〇解剖授業の実態
〇解剖で大変だったこと
〇脳解剖のリアル... etc
武田塾大津石山校では、現役滋賀医科大生が講師として活躍しています。
普通では知ることができない、リアルな医学部授業とはどんなものなのか、
滋賀医科大学の大学生活を紹介できればと思います!
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Part1に引き続き、医学部の授業がどんな内容なのかについて紹介したいと思います!
私が通う滋賀医科大学は医学部しかなく、
学科も医学科と看護学科の2つだけであるため、
少し特殊ですが、医学部を目指す高校生に大学で勉強する内容を知ってもらい
モチベーションにつなげてほしいなと思います!
基礎医学と専門科目
3年生では、2年生まで学んだ基礎医学を引き続き勉強し、
後半からは専門科目を勉強していきます!
2年生では解剖や生化学、生理学といった正常な人間の体の仕組みを学んできましたが、
3年生では引き続き正常な人間の機能と、そしていよいよ病気を学ぶことになります。
具体的には病理学や、薬理学、免疫学、微生物学などを勉強します。
簡単に各科目の紹介をしようかなと思います!
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病理学
病理学はなぜ、病気が生じるのかを学ぶ学問です。
がんのメカニズムや、肺炎、心不全、脳梗塞などなど、
どうしてそういった病気にかかってしまうのかを知ることがメインになります。
その中で、一つ大事なのが顕微鏡で組織を見るということです。
ここで質問です!
漠然と「がん」と聞くとどんなものを思い浮かべるでしょうか?
あまり考えたことないという人が多いのかなと思いますが、
「がん」は一言でいうと、、、
「細胞の異常」です。
人間の体は一つ一つの細胞で構成されてますが、その細胞に異常がおこると
それは、「がん」という病気になるわけです。
この異常な細胞を見分けることが非常に重要になってきます。
そのため、「がん」なのかどうかを診断するには細胞を見る
つまり顕微鏡での観察が重要なわけです。
ここで余談ですが、、、
がんは治るのでしょうか?
異常な細胞はもとの細胞に戻るのでしょうか?
もしかすると、「がん=死」と考えるかもしれません。
でも、最近では医療の進歩によってがんは治るものが増えています!
ただ、治るという表現はあまり正しくないかなと思います。
一度異常を起こした細胞をもとに戻すのは簡単ではありません。
なので、がん細胞を殺してしまう必要があるわけです!
どうやって殺すのか、、、ひとつは手術で細胞を取り除いてしまうことです。
他には、薬や放射線で細胞を殺すことが治療になります。
ここまで知るとわかると思いますが、
薬や放射線は正常な細胞も殺す可能性があります。
それがいわゆる「副作用」なわけです。
つまり、がんを治療するということは、、、
「がん細胞を殺す可能性」と「正常細胞も殺す可能性」と天秤にかける必要があるわけです。
がんが治りにくい理由がわかってもらえたかなと思います。
大学でがんについて勉強して最も驚いたのは、
がんは未知のもののような扱いを受けていますが、
かなり多くのことがわかっているということです。
がんが起こる詳細な仕組みや
どういった変化がおこるのかこんなに細かくわかっているんだと驚かされました!
しかし、、、
医学が進歩すればするほど、覚える量は増え、テストに出る量は増えるわけです(笑)
うれしいような、、、何とも言えないですね(笑)
薬理学
次に薬理学ですが、想像つきますね!
そう、薬を学ぶ学問です!薬がどうやって効くのか、副作用は何なのかなどを覚えていきます。
とにかくカタカナが多くて覚えにくい!
例えば、、、
プロピオチオウラシル
フェブキソスタット
イプラグリフロジンL-プロリン
ジヒドロコデインリン酸塩などなど、、、
なんでそんな名前つけたんやってツッコみたくなりますね(笑)
こんな時役に立つのは「ゴロ」です!
高校生のころはほとんど使ってなかったのですが、非常に使える勉強方法です。
(高校の時は、イオン化傾向や炎色反応を覚えるのに使ってたぐらいかな?)
受験勉強でもぜひ、どうしても覚えられないものはゴロで覚えてみてください!
人に教えてもらってゴロで覚えるのもいいけど
自分でストーリー作って覚えるとかなり定着率いいです!
免疫学はとにかく難しかった記憶です。
関連が深いので微生物学も同時に説明します!
微生物学は、病気を引き起こす原因となる
「細菌」「ウイルス」「真菌」「原虫」などを学ぶ学問です。
最近ではコロナウイルスがよく知られていますが、
そういった○○ウイルスや、○○菌をひたすら覚えるのが微生物学です。
微生物は体内にあらゆる方法で侵入してきます。
コロナウイルスであれば咳などの「飛沫」が目や、鼻などの粘膜に付着することで感染します。
その感染した後どうやって体を守るかを勉強するのが免疫学です。
ウイルスは体内へ入った後、増殖をあらゆる方法で行います。
逆に、人間はその増殖を食い止めるために、白血球などを使って倒そうとするわけです。
つまり血液検査で白血球数が増えているということは何かに感染している可能性があるということです。
そんなこんなで、ありとあらゆるウイルスや細菌を学びながら、
その倒し方を学んでいくのが、微生物学と免疫学です。
想像しやすいと思いますが、身の回りには、様々な微生物がいるわけで、
それぞれ、病気の発症の仕方や、症状、検査方法、治療などなど多種多様です。
それに加え、体内での微生物の倒し方も複数存在するわけです。
(そうじゃないと、人はすぐに死んでしまいます。いろいろな武器で戦うわけですね。)
ここまで読んでくれた人はもう何が言いたいかわかりますね?
そう、テスト勉強は暗記地獄です(笑)
医学部に入るためには、理系科目が重要ですが、入ってからは暗記が本当に大事です。
もちろん理論的に考えることで暗記量が減らせるのは高校の時と変わりませんが、
ゆっくり勉強する時間がなかなか無いため、理論的に考えているとテストに間に合わないわけです。
滋賀医大独自の特別カリキュラムを紹介!!
ここで少し話は脱線しますが、滋賀医大独自の特別カリキュラムを紹介しましょう!
3年生の前期が終わると、夏休みには自主研修というものが存在します。
その名の通り、自分で学びたいことを決め、1か月程度、深く勉強する期間です。
大きく分けて、国内(学内)と海外とがあります。
国内は大学内にある各研究室での研究がメインになります。
滋賀医大が誇れる研究はいくつかあるのですが、
最も中心に行われているのが「カニクイザル」と呼ばれるサルを用いた実験です。
カニクイザルは人と遺伝子的に非常に似ているため
多くの研究がカニクイザルを用いて行われています。
他にも「神経難病センター」と呼ばれる
アルツハイマー病などの研究を行う専門の研究施設があるのも特徴的です。
カニクイザルをアルツハイマー病に罹患させ、治療薬の開発研究がおこなわれています。
今年はカニクイザルを世界で初めてコロナウイルスに感染させ、話題になりました。
また余談ですが、、、
滋賀医大では研究医制度と呼ばれるものが存在します。
学生のうちから研究室に所属し、様々な研究を行うことが可能です。
学会への参加などには補助が出るため、ほとんどお金がかからずに
研究発表に参加することも聴講することもできます
私も研究室に所属し、研究を進めています。
私は現在、人工知能つまりAIを用いて、診断を行う方法についての研究をしており、
そのシステムを作るために、プログラミングを勉強しています。
医学部では一切プログラミングの授業がなかったため、
1から自分で勉強を進めてきましたが、今では簡単なAIモデルを動かし、実用化に向けて頑張っています。
話を自主研修に戻しますが、
海外自主研修では様々な提携校に行き、研究を行うことができます。
友人にはアメリカや、カナダ、フランス、インドネシア、タイ、モンゴルなど様々な国に行き、
研究の最先端を見学し、また、研究に携わってきた人もいます。
滋賀医大の中でも特に評判のいいカリキュラムなので、大学生のうちに、
世界の医療を見てみたいと考える人には非常におすすめです!
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2019年ベネッセ総合学力テスト(7月実施) →2020年ベネッセ総合学力テスト(7月実施)
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専門科目では何を学ぶ?
では、基礎医学を終え、専門科目に入っていくとどんなことを学ぶのか説明していきましょう。
専門科目はその名の通り、
循環器内科・心臓血管外科・神経内科・精神科・整形外科などなど
各診療科ごとに勉強していくわけです。
医学部では、とりあえず全診療科を勉強していきます。
もちろん国家試験も全診療科から出題されるわけです。
何科を選ぶかは働き始めてから選択することになります。
そんなこんなで、とにかくまた膨大な量の勉強が待ってるわけです(笑)
ただ、基礎医学の時と大きく異なるのは、病気を中心に勉強していくということです。
どういった仕組みで起こるのか、症状はどのようなものがあるか、治療はどうするのか
というこの3つを軸に勉強していけばいいため、やることは明確です。
テストも、
「○○歳男性、数週間前に○○で、、、血液検査は赤血球数○○、白血球数○○、、、。適切な治療はどれか?」
などというように、実際に診察所見が書かれ、そこから病気を推察し、治療を決めたりするような問題に変わります。
ちょっとやっていて楽しそうですよね?
問題を解いていて、医師の難しさも感じますし、
それと同時にこうやって診ていけばいいのかということを学んでいくわけです。
こういった専門科目の勉強が4年生の途中まで続きます。
1年ちょっとで、すべての診療科を勉強していくことになります。
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いろいろな科を勉強してきましたが、一番難しいなと感じたのは神経内科です。
とにかく暗記量が多いうえに、理解が重要です。
ただ、最低限をしっかり覚えると綺麗にいろいろな理論が合致していくため例外が少ないのも特徴的です。
医学の一つの特徴として、理論が通じないものも多く、
そのせいで勉強量が増えるというのはあります。
特に一番なんでやねんとツッコみたくなるのが治療方法です(笑)
別の病気でも同じような症状がみられる際に、
同じ薬を使うことで、非常に効果的なものもあれば、使うと最悪死に至るものもあります。
薬はターゲットが1つではなく複数であるため、どれが優先的に効いてくれるかは
使ってみてはじめてわかるということが多く、
同じ症状でも、悪化させる可能性があるのです。
そういった、例外は覚えざるを得ないわけですが、、、
しばらくしたら忘れて、、、また覚えなおして、、、また忘れて、、、
の繰り返しです(笑)
そこで、登場するのが語呂合わせなわけです。優秀ですね~(笑)
暗記に苦しみながらも、
医学部生活も折り返し地点を過ぎ、座学はそろそろ終わりなわけです。
残すのは、CBTと呼ばれるプレ国家試験、病院実習、卒業試験、そして医師国家試験になります。
少し長くなってしまったので、この続きはPART3で説明していこうと思います。
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