「大阪市立大学の化学対策はどうしたらいいのか知りたい！」
「現時点で合格圏外、E判定でも大阪市立大学に合格する方法を教えてほしい！」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
こんにちは！武田塾大津石山校です。
今回は大阪市立大合格を左右する化学を徹底解説していこうと思います！
武田塾では、日本で出版されている全ての参考書を分析し、
大阪市立大学の過去問分析を積み重ねて、
たくさんの生徒と共に、
逆転合格を掴み取ってきました。
そんな武田塾だからこそ提供できる
大阪市立大学の合格に向けた対策を紹介できればと思います。
大津石山校には大阪市立大学に通う講師も複数名います。
現役の大学生である彼らの2020年入試の化学徹底分析！
是非ご一読ください。
あなたの大阪市立大学合格への一助となれば幸いです。
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各科目の目標点数
今回は大阪市立大学理学部化学科について考えていきたいと思います。
2020年度入試での合格最低点は
１次試験 291.6/450（64.8%)
個別試験 219/500(43.8%)
総合 562.5/950(59.2%)
でした。
個別試験での最低点数が低いですが、
最低点の場合は1次試験での点数が76％以上必要であることもわかります。
こうしたデータから1次試験では７０％以上、２次試験では最低でも５０％、
したがって目標点数としては
不得意科目の場合は５５％、得意科目の場合は６０％
をめざすようにしてみるとよいと思います。
では実際に過去問を見ていきましょう。
2020年度 第一問
溶液の性質（問1）と反応速度（問2）の単元です。
問1に関しては公式に代入をするだけで答えを導き出すことができます。
したがってこの問題で失点をすることは避けておきたいです。
問2に関しては表1～３を読み取ることが必要です。
（１）（２）に関しては易しい問題ですが、（３）以降は難易度が上がります。
各条件下における反応式をまとめて書いておき
それぞれどのようなことがわかるのかを整理しておかないと
解けないと思います。
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2020年度 第二問
アンモニアソーダ法に関する問題です。
（１）からすべて穴埋めで受験生を委縮させるような問題ではありますが、
リード文に書かれている内容を読み返しながら落ち着いて解くことで
正解することができると思います。
問2ではモール法というものが出題されています。
またもや無機化学の大問と思わせておきながら馴染みのなさそうな単語で
委縮してしまいそうです。
しかしこちらも解法としてはリード文に従うことです。
リード文に従うことで考えてみると難易度としては標準からやや難と思われます。
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2020年度 第三問
脂肪族の単元です。
問1では頻出の構造決定問題です。
問2の難易度が非常に高いと思います。
この大問は得意な場合でも完答することはかなり難しいと思います。
（２）ではイオン交換樹脂の範囲であり、
この単元で該当する難易度の問題にあたったことがある受験生は少ないのではと思います。
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対策・まとめ
理学部の場合は2科目で150分です。
その限られた時間内でどれだけの時間を化学にあてることができるのかは
過去問演習を行いながら掴むようにしましょう。
難易度としては標準からやや難であると思います。
大問3つ構成ではありますが、各大問での問題数が多く、
また計算量も多いことから時間に余裕を持つことは難しいと思います。
無機、有機、理論の各単元からまんべんなく出題されており、
穴のない対策を行っておくことが必要と思います。
そのために、『リードLightノート化学基礎』『リードLightノート化学』で
まずは化学の基礎的な語句・用語、あるいは基礎的な計算問題に関して対策をして下さい。
そのときに講義系の参考書の読み込みが現象の理解に役立つので
『鎌田の理論化学の講義（大学受験Doシリーズ）』などの読み込みを徹底的にやっていきましょう。
問題の難易度としては
重要問題集を1冊マスターしておくことがいいと思います。
この本のA問題あたりが大阪市立大学のレベルに近いです。
また、無機化学の範囲での知識が問われる問題が多く見られたので、
そうした対策として資料集を有効活用しておくのがよいでしょう。
ここまでやって、かつスピードを磨くことができれば、過去問演習でも十分合格点が狙えます。
問題をすぐに読み切る練習、解答の方針をすぐに立てるというスピードを高める訓練
などをしておく必要もあるでしょう。
以上が、大阪市立大学化学の二次試験の対策と分析です。
大阪市立大学の合格に向けての参考になれば幸いです。
そして、2022年には大阪市立大学と大阪府立大学が統合し
「大阪公立大学」という新名称となり
新たなスタートを切ることも発表されました。
2025年には新大学の森ノ宮都心メインキャンパスが新設されるとのこと。
今後の動向にも注目です！
（画像は大学HPより引用）
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