ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
JR鳳駅から徒歩3分、堺市の予備校武田塾鳳校です!
今回は、
「【科目別】進学校でありがちな学校授業の罠に気をつけて!」
というテーマでお話していきたいと思います。
また、今回お話しする内容は、武田塾チャンネルの動画内でもお話しさせて頂いておりますので、是非そちらも合わせてご覧ください。
はじめに
今回の記事では、進学校の人が陥りがちな、学校授業の罠ついて扱っていきます。
4月に入り、この記事をご覧になっている方の中には新高1の方もいらっしゃれば、新高3の方もいらっしゃると思います。
新しい学年になり学習がスタートする今だからこそ、学校の授業に関して科目別に注意点を知っておくことは大きな強みになります。
今回の記事では進学校の人がなぜか当てはまりやすい学習の失敗に焦点を当て、英語・数学・国語に絞って解説を行います。もちろん、進学校以外の高校に通われている方以外にも当てはまることがたくさんあるので、必見の記事です。
進学校のパターン
進学校のパターンとして、
最初に乗り遅れてしまった生徒さんが、学校授業の罠にかかり、トップ層とどんどん成績を離されていくことが挙げられます。
そのため、今、トップ層に置いていかれてしまった、取り残されてしまった、と感じている方は特にこの記事を読み、自分が授業の罠にかかっていないかを振り返りましょう!
また、これから高校生活が始まる方は、授業の罠に気をつけた状態で学習を開始できるようにしましょう。
英語の長文ゴリ押し問題
進学校の授業の罠の1つ目は、「英語の長文ゴリ押し問題」です。
そもそも、英語の正しい勉強法は、まず単語と熟語を覚えることです。
その次に英文解釈を学習します。そして、最後に英語長文に入るのが王道です。
しかし、進学校では長文に入るまでの学習段階をスキップして、いきなり長文の演習が始まり、大量の長文をひたすら読むことになります。
さらに、この英語長文の難易度が高めであることが結構あります。
単語もまだ十分に定着していない状況で、難関大学の過去問の長文を解いたとしてもほとんど意味がありません。
しかし、進学校になればなるほど、はじめから難易度の高い英語長文をどんどん解かされる傾向にあります。これは、進学校の先生の意識が高いためです。
過去問を重視し、生徒の実力を伸ばそうとします。それでも、生徒の基礎力が十分についていない場合では、学校の演習についていけない状況が生まれます。本当に一握りのトップ層の生徒や、帰国子女の生徒であればなんとか演習で実力を伸ばすことができますが、大半の生徒はよくわからないまま、引っ張られてるという感じになってしまいます。
その結果、進学校の生徒の中には、授業の予習のために教科書の英文を訳して授業中に当てられたら発表し、先生の解説を聞くことだけを繰り返し、気づいたら英語の力を何も身につけていないまま受験生になっているというケースも見受けられます。
もちろん文法の授業もあるとは思うのですが、英語長文を読む授業と連動していないケースがあります。
さらに、英文解釈の授業が英語長文のおまけ程度であり、体系的には学習できないケースもあります。生徒さんの中には、予備校で初めて英文解釈というものに取り組んだという方もいます。
学校の英語の授業の乗り切り方
結論として、罠にかからず英語の授業を乗り切るために、
英単語・英文法を即座に覚えてしまいましょう。
さらに、Vintageなどの厚めの参考書をがっちりやりきるというよりも、大岩の英文法やポラリスを早い段階で終わらせることを意識しましょう。また、英文解釈は早く取り組めばそれだけ進学校の長文演習で役立ちます。
そのため、「大岩の英文法」「英文法ポラリス」そして英文解釈の3つをとにかく早く終わらせましょう。
この3つを高1の春から夏にかけて終わらせた人、高2になる前のギリギリで仕上げた人、高2になって仕上げた人、高3まで何もやらなかった人では、ものすごく差がつきます。大学受験を志すみなさんは本当に気をつけてくださいね。
英語の挽回方法
この記事をご覧になっている皆さんであれば、英語の基礎力をつけることが重要であることは理解されていると思います。
それでも気づいた頃には置いて行かれてしまっており、挽回しようにも学校の宿題も多く、定期試験もあり、どうしたらいいのかわからない、という方も多いと思います。
そうした状況の解決策は1つしかありません。
それは、学校の定期テストが終わった直後から勉強を開始することです。
大変な思いをして取り組んだ定期試験を乗り越え、リフレッシュのために遊んでしまうと、また次の定期テストが近づいてきてしまい、同じことを繰り返すことになってしまいます。
つまり挽回するには定期テストが終わった瞬間に、実力を高めるための勉強を開始することです。単語・文法・解釈など、自分の足りない力を即座に補いましょう。
数学のスピードと問題量に注意
進学校の授業の罠の2つ目は、「数学のスピードと問題量」です。
進学校の場合、課題として大量の数学の課題が出されることが多々あります。そのため、こなしきれずに答えを見ながらとりあえず解いて終わらせる、という状況が生まれてしまいます。
つまり、授業で出される課題は本当の意味で自分でも解けるようになる問題量として多すぎるということになります。さらに進学校の場合、授業の進むスピードもかなり早いです。
その結果、解き終わらなかった数学の課題がどんどん積み重なっていくことになってしまいます。
数学が苦手な人の学習の進め方
数学が苦手な人は、初めから学校で課された膨大な問題演習ではなく、「入門問題精講」や「基礎問題精講」のような、問題数が絞られた参考書から取り組みましょう。
また、今自分が学習に当てられる時間と定期テストまでの時間を考えて、どこまでなら仕上げられるかをしっかりと見定めた上で、学習に取り組みましょう。
さらに、数学の基礎知識が抜けてしまっているという方は偏差値70前後の高校に通われている方でも「入門問題精講」から取り組みましょう。
はじめは、抵抗があるかもしれませんが、
現状の自分の数学の力を客観的に把握し、自分をぶらさずに正しい参考書を使用することが大切です。
実際の武田塾に通われている生徒さんの中でも、数学でおいてかれてしまったという悩みを持つ生徒さんは「入門問題精講」から学習を開始することが多いです。
進学校の授業の失敗としては、難しい参考書を中途半端に使用してしまい、仕上げきれずに実力がつかないことです。
どんな参考書を使おうと、実力をつけることが大切であるため、堂々と自分に合った参考書を用いましょう!
学校の国語はあてにするな!
進学校の授業の罠の3つ目は、「学校の国語の授業をあてにすること」です。
受験の現代文の問題を解くという観点からすると、学校の授業だけではなかなか点数を上げることは難しいです。数学などの教科の場合、例題があり、解きかたが教科書に正確に書かれていることがあります。
しかし、現代文の場合、文章の読み方のレクチャーは教科書にほとんど掲載されていません。
つまり、教科書だけでは体系的に読み方を学習することができません。
さらに、授業では教科書の本文の言っている内容は解説されますが、その知識はその文章でしか使えないものが多いです。現代文の本番は、読んだことのない文章を読むことになります。具体的な文章に対して具体的な設問に解答しているだけでは、その文章に詳しくなって終わってしまいます。
一方で、武田塾で紹介してる参考書は、
具体的な問題の解説だけではなく、そこから抽象度を上げて他の問題にも通用するような解き方まで学ぶことができます。
その結果、初見の文章も問題にも対応することができるようになります。
現代文ほど学校の授業と入試の対策が乖離している科目は珍しいです。
また、古文の学習に関しては、英語の学習と同様、まずは基礎を早急に固めましょう。
学校で使用している古文単語帳で単語を学習し、岡本先生の参考書で、助動詞などの知識を身につけた上で、ステップアップノートで演習を行いましょう。
まとめ
①英語は長文演習の前に単語・熟語・英文法・英文解釈の基礎を身につける
②数学は演習に取り組む前に自分にあったレベルの参考書で知識を身につける
③国語は参考書で受験対策を行う
今回は「【科目別】進学校でありがちな学校授業の罠に気をつけて!」というテーマでお話ししました。学校の授業を受けているだけで満足しないように注意しながら、受験勉強に取り組んでいきましょう!