はじめに
ブログをご覧の皆さん、こんにちは！
JR鳳駅から徒歩3分、堺市の予備校武田塾鳳校です！
今回のテーマはよくある受験生からの質問で「過去問の2週目をやる意味ある？」です！
私立志望の受験生が入試に近くなってくると考えがちなことかもしれません。
早稲田大学の過去問5年分を購入したとして「1周目は終わったけど、2週目は意味あるの？」という受験生が多いです。特に英語の長文や現代文は1回文章を読んだら簡単に解けてしまい2週目は意味ないと思われがちですが、基本的には2週目にこそ価値があるパターンが多いです。
そこで今回は過去問のやり方や2週目に価値がある理由を紹介していきたいと思います！
また、今回紹介する内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでもお話しているので、ぜひそちらも併せて参考にしてみてください！
2週目をやる意味
まず受験生が2週目をやって手ごたえを感じるのは暗記系の科目になります。
日本史や世界史などで知らない単語が出てきても覚えるまで何回も繰り返し解いて覚えましょう。
過去問の内容は繰り返し出題されることもあります。
2週目はできた部分はやらないで、できなかった部分だけやりましょう！
では読解や長文はどうなのかと疑問に思っている人も多いと思います。
英語長文の過去問を2週やる意味は形式問題に対して自分の解き方が固められているかチェックすることができるというところにあります。
つまり英語長文は各大学･各学部でも傾向がありますが、それらの問題を解いたときにこういう解き方をすればよかったというような反省点が出てくると思います。その反省点を実践する場が過去問以外だとなかなかないです。そうして大学･学部ごとに問題の傾向を掴むことができ対策が見えてきます。
2週目で意識すべき事
合格者の理想的な解き方をする
2週目でまず意識すべきことは「合格者の理想的な解き方をする」ということです。
1周目は試行錯誤で問題を解いていくので、無駄な読み方も多いし、関係ないところで答えを探したり、選択肢の切り方が下手くそだったりで1周目はミスが多いです。
そして復習をして解説を読んで2週目をするとなった時に、同じように解いても意味がないですよね？そのため1周目と同じ解き方ではなく合格者と同じ解き方をするということを意識しましょう！
合格者になるイメージをするする
そして皆さんが合格するためには皆さんが合格者になるイメージをしましょう。
だとしたら合格者がリハーサルするイメージになってきます。
合格者のマインドで臨むことで2週目を本番のリハーサルと思ってやりましょう！
抜け漏れがないか確認することが重要！
また、2週目はどの選択肢が正解だったかわかってしまいますが、それで大丈夫です！
2週目で〇をいっぱい取りましょうという話ではないです。
本番でいかに最高点を叩き出すかに目的があります。
2週目なので正解するのは当然のことです。抜け漏れがないか確認することが重要です！
これをやることで各大学の間違いの選択肢のパターンの勉強になります。
「この選択肢はここがおかしいからこう切れる」
というように過去問を繰り返し解くことで各大学の出題傾向が見えてきます。
1回正解していた問題でも2回目解いてもう一回正解するわけですが、そのときの見え方は1回目と変わってきます。「この選択肢全然違う」とか「本文中のここが根拠になっていた」というようなことを改めて見返して確信を持ってみることができます。
そうするとその大学がどういう風に選択肢を作っているのかがより見えてきます。例えば消去法で選択肢を切っていっても、そもそも本文中に書いてないことを選択肢に作ってくるタイプとしっかり本文中の単語も絡めて使ってくるけど内容を変えていたり、真逆の内容にしていたりとどっちの作りでより多く作られているのかというところまで傾向を掴むことができると本番の選択肢問題は楽勝になります！
その域まで達してしまうと本番でも同じように「やっぱりこういう選択肢作ってくるんだ」「この選択肢全然違う」と正解を判断することができます。これをここまで本気で受かるためにやってもらえると武田塾としても受験本番当日安心して見送ることができます。
注意点
ただ注意点が2つあります。
1つ目は「理想的な解き方をできるようにするには1周目解いた後の復習が大事」で、復習していないと2週目をやっても結局1周目と同じになってしまうということです。
もう1つは「2週目をやるときの目的意識が大事」ということです。
2週目もやるのが大事なんだとぼーっとやっていたら結局1周目と同じで進歩がありません。1周目の復習は徹底的にやるということと2週目の目的を明確化するということを意識しましょう！
特に2つ目の目的意識が曖昧なまま2週目に入っている人が今回のような質問をしてきます。この目的意識さえあれば2週目の価値があります。ぜひ目的意識を持って過去問に挑んでほしいです。
『とりあえず2週こなす』じゃダメ！
ここで難しいのが過去問を2周するのが大事と言っていますが、2周するのが大事！ととりあえず2週こなす人が現れます。しかしそれだけではだめです。
新規の過去問も大事です！初めての問題を解くこともしていかないと勘は研ぎ澄まされません。そこのバランスが難しいですが、確実に言えるのは新規の文章に取り組んでいくことは絶対今の時期は欠かせません。なぜなら本番は見たことのない問題をその場で解いていかないといけません。そのため新規の過去問も定期的にやりつつその中で復習のための2週目を行うということを意識しましょう！
新しい過去問に挑んでみる、昔やった過去問で理想的な解き方をしてみる、足りなかった知識を参考書で復習するという3つが直前期は同時に必要になってきます。ここのバランスを見直していきましょう！
まとめ
今回は過去問を2週やる意味と2週目で意識すべきことについての紹介でした！
2週目は合格者視点で解くことを意識しましょう！
1周目の復習と2週目をやる目的意識を明確にして2週目に取り組んでいくことが大事です！
また、2週することばかり考えるのではなく、新しい過去問に挑むことも大事です！
とはいえ新しい過去問ばかりで復習しないのもダメです。しっかりとバランスを考えて過去問に取り組んでいきましょう！
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