こんにちは、群馬県太田市の逆転合格専門個別指導塾「武田塾太田校」です!
今回は理科科目の選び方についてのお話です。
理系志望の人の理科科目の選択は、志望大学に合わせて物理+化学、または化学+生物という人がほとんどだと思いますが、文系志望の人は「理科科目をどういう基準で選んでいけばいいのか分からない… 」という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、特に文系志望の人に向けてそれぞれの理科科目の特徴や選び方についてご紹介させてもらおうと思います!
もちろん、理科科目の選択で迷っている理系志望の人にもぜひ参考にしてもらって、科目の選び方について今一度見直してみましょう!
[目次] - ケースその1 - ケースその2 - ケースその3 |
共通テストの理科科目は何を選べばイイ?
まずは自分の志望校で使える科目をチェック!
勉強する科目を選ぶ前に、自分の志望大学でどの科目が使えるのかをチェックしてください。
「まだ志望校がそんなに明確に決まっていない!」という人も、志望している学部系統で調べてみることをオススメします。
文系の学部は基本的にはどの理科科目を選択しても受験できるようになっていますが、大学や学部によっては特定の科目が使用できない場合があります。
また、大学によっては「基礎科目が選択できない」「点数の最も高い1科目を換算する」など、特殊な扱いになることもあるので、「勉強を始めたのに志望校で使えないことが分かった…」とならないように勉強する科目を決める前に一度調べておくようにしましょう!
それぞれの科目の特徴を知ろう!
自分の志望校、志望する学部系統で使える科目が分かったら、次はそれぞれの科目の特徴を知りましょう。
今回はそれぞれの理科科目について、勉強する内容のイメージだけでなく、どれだけの計算量や暗記量が必要になるのかを星マークで表してみました。
"★"が多いほど計算や暗記が必要になるので、自分の得意・不得意とあわせて選ぶ時の目安にしてほしいです!
1.化学
化学は大きく分けて理論化学、無機化学、有機化学の3つからなる科目で、化学反応や酸化・還元など、物質の変化について学ぶ教科です。
化学で勉強する範囲の中には、物理や生物で勉強する範囲と関係するものも登場しているので、様々な分野の勉強と密接に関係している科目であるといえます。
それぞれの分野の特徴としては、
・理論化学…計算量多め、暗記量はやや少なめ
・無機化学…計算量少なめ、暗記量多め
・有機化学…計算量やや多め、暗記量やや多め
となっており、化学全体としてみると計算と暗記の比率はおよそ半々くらいなので、どちらも万能にこなせることが要求される科目です。
また、それぞれの分野で学んだ知識が別の分野でも必要になることが非常に多いため、分野に特化して勉強するよりも全体を満遍なく勉強することが重要になってきます。
計算はあるものの、暗記力である程度カバーできる場合もあるので、生物と合わせて文系志望の人が選択することが多い科目です。
計算量 :★★★☆☆☆
暗記量 :★★★★☆☆
2.物理
物理は大きく分けて力学、電磁気、波動、熱力学、原子の5つの分野からなる科目で、自然界における現象のルールや仕組みについて勉強する教科になります。
特徴としては、他の理科科目と比べると覚えなければいけないものは一番少ないですが、代わりに最も計算力を必要とする科目です。
また、それぞれの分野は比較的独立しているので、特定の分野だけ勉強するという勉強法を実践出来ますし、出題される分野もある程度決まっているので、短い期間で点数を伸ばしやすいという特徴もあります。
暗記量が少ないため暗記が苦手な人でも取り組みやすい反面、複雑な計算が必要とされるので数学が苦手な人にはあまりオススメできません。
ですが、裏を返せば計算さえ出来れば高得点を取りやすい科目とも言えるので、計算に苦手を感じていないのであれば挑戦してみる価値はあります!
計算量 :★★★★★★
暗記量 :★☆☆☆☆☆
3.生物
生物は遺伝子や細胞の働き、また進化といった動植物の成り立ちについて学ぶ教科です。
生物は上述の化学や物理とは違い、計算は特定の単元を除いてほとんどありませんが、その代わり暗記量は化学よりも多く、かなり幅広い知識が必要とされます。
また、生物は単純に暗記をするだけでなく、実験に対する考察も必要になるので「与えられた情報をもとに自分で考える力」も重要になります。
理科科目でありながら、暗記事項が非常に多いという点で日本史・世界史のような文系科目と共通しているので、文系科目の暗記が得意な人は高得点を狙っていける科目です。
他の理科科目とは違い暗記がメインになるため、地歴公民と同様に点数の伸びが掛けた時間と比例しやすく、時間を掛ければ掛けただけ伸ばせる教科であると言えるでしょう。
しかし、高得点を狙おうとすればするほど覚えるべき知識はより細かく深いものになるので、他科目と比べると満点が狙いにくいのが難点です。
計算量 :★☆☆☆☆☆
暗記量 :★★★★★★
4.地学
地学は「地球科学」の略称で、火山や海洋といった地球環境についてだけでなく、星座や惑星といった天文学についても学ぶ教科です。
地学のメリットはなんと言っても「理科科目の中で一番暗記量が少なくて済む」という点です。
生物よりも暗記するべき事柄が少ないので、より短時間で成績を伸ばしていける科目です。
また、地学基礎であれば、分野によっては中学理科の延長線上にあるようなものもあるので、新しく勉強しなくても解けるものもあります。
総じて、あまり時間を掛けなくても成績を伸ばしやすいので、非常にコスパの高い科目であると言えるでしょう。
一方で、デメリットとして「地学の勉強が出来る学校が少ない」「地学の参考書の種類が少ない」という点が挙げられます。
地学の授業を実施している学校はかなり限られているので、ほとんどの人は独学で勉強することになるのですが、
地学は参考書の種類も他の科目と比べて少ないため、選んだ参考書が合わなかった時に代わりを用意しにくいという欠点もあります。
独学で、かつ少ない選択肢の中で勉強を進めなければいけないというデメリットはありますが、それでも少ない労力で高得点を見込めるという大きなメリットがあるので「文系科目に多くの時間を使いたい」という人にもオススメできる科目です!
計算量 :★★☆☆☆☆
暗記量 :★★★☆☆☆
武田塾太田校がオススメする理科科目の選び方!
ここまでそれぞれの科目の特徴についてお話させてもらいましたが、「特徴は分かったけど具体的にどう選んでいけばいいか分からない」という人も中にはいると思います。
そこで、ここからは武田塾太田校がオススメする理科科目の選び方を、いくつかのケースに分けてお話させてもらいます!
得意なことや力を入れたい部分の違いなどで分類させてもらったので、ぜひ科目選びの参考にしてみてください!
ケースその1
文系科目に全力を注ぐ分、理科はコスパ良く! 生物基礎+地学基礎
「国語や日本史・世界史といった文系科目は2次試験でも使うので集中して勉強したい!」
という人は生物基礎+地学基礎の組み合わせがオススメです!
生物基礎も地学基礎も暗記がメインで計算力があまり要求されない科目なので、他の文系科目で培った暗記法をそのまま活用して勉強を進められるのが強みです。
また、基礎科目を選ぶことで比較的短時間で完成させることが出来るので、他の選び方よりもメインの科目に力を入れていきやすいというメリットもあります。
計算が苦手でもある程度の点数を安定して取っていけるので、多くの文系志望の人にオススメできる選び方です!
ケースその2
得意な数学を活かして高得点を狙う! 物理基礎+化学基礎
物理基礎と化学基礎は生物と比べると覚えるべき事柄が少ない分、計算の重要度が高い科目なので、計算が得意な人であれば生物や地学よりもさらに短い時間で高得点を狙うことが可能です!
そのため、二次試験で数学を使う予定がある人など、計算への苦手意識がない人や計算自体が得意な人にはオススメできる選び方です。
一方で、計算があまり得意でなかったり苦手意識がある場合は、時間を掛けてもうまく成績を伸ばせない可能性もあるため、ケース1とは違い多くの人が安定する選び方ではないことに注意です。
ケースその3
1つの科目だけに集中して勉強を進めたい! 地学
ここまで基礎科目2つの選び方をオススメしてきましたが、皆さんの中には「複数の科目の暗記をやると知識がゴチャゴチャになってしまう」という人もいると思います。
そんな人にオススメなのが発展科目1つに集中するというやり方で、特にオススメの科目は地学です。
地学は前述のとおり、理科科目の中では一番コスパの良い科目なので、多くの文系選択者が選ぶ生物と比較しても少ない労力で点数を取りに行くことが出来ます。
デメリットとしてはやはり独学で勉強を進める必要があること、そして独学のための参考書の種類が少ないことが挙げられるので、これらのデメリットが気になるという人は暗記でカバーできる生物もオススメです。
理科科目選び方まとめ
今回は理科科目のそれぞれの特徴と選び方についてお話しさせてもらいました!
ご紹介した選び方以外にも、自分の興味のある科目に合わせて選択をするのもオススメです。
興味があれば理科科目の勉強のハードルを下げられますし、モチベーションも維持しやすくなるので、科目を選ぶ前にどんなことに興味があるのかを見つめなおしてみましょう。
「理科科目の特徴は分かったけど、自分には何が合っているのか分からない…」
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