[目次] 4. 長期の海外留学のメリット②:語学に関して、サバイバル要素から上達が早い 5. 長期の海外留学のメリット③:陸続きの国境で外国旅行がしやすい |
1. 最近の日本人学生の留学状況
こんにちは。武田塾太田校の中の人です。
近年では以前までと比べて海外に留学する大学生が減っているそうです。私が大学生の頃、1年生の夏季休暇には自動車免許を取って、2年の夏季休暇には短期留学!なんていうのがごく普通でした。私が外国語学を専攻していたということもあったかと思いますが、それでも短期も含めて留学しようという学生の熱意みたいなものはかなりありましたね。
実際には、日本人留学生の総数は 10年前と比べてもさほど変わっていないという資料やブログも見られます。ただ、日本の難関大学の生徒たちが有名なフルブライト奨学生としてアメリカに国費留学する数に関しては、はっきりとした数字が出ています。長年にわたって、日本からアメリカへの留学を支援してきたフルブライト・ジャパン(日米教育委員会)のデータによれば、2014年の留学生数は1万9064人に留まっているそうです。これは、ピークだった1997年の4万7073人と比較するとわずか40.5%に過ぎません。つまり、20年弱で半減どころか6割も減っていることになります。
もちろん、この10年の間には、日本では少子化がさらに進行していたり、大学生の数そのものが減っていたりするということもあると思います。それであったとしても、やはり40%減という数字を見れば、将来の日本を担っていく優秀な若者たちが海外のエリート機関を目指さなくなってしまっているという事実に変わりないのだと思います。
2. 日本人学生の海外留学数減少の理由
この減少の理由については、日本の学生の『内向き志向』が強まっているという指摘があります。『内向き志向』とはすなわち、若者たちの目が海外ではなく国内に向けられているということですが、その理由としては、
・日本の経済力の低下
・テロや銃撃事件といった凶悪犯罪の増加
・日本の非実用的な英語教育の弊害
・安全かつ便利な国内の生活への満足
といったものが考えられます。しかしこれらすべての理由が、日本のエリートと言われる大学の学生たちの『内向き志向』になっているのは、私としては納得いきません。なぜなら、私は今から15年くらい前に東欧へ留学しましたが、優秀な学生は皆何らかの奨学生となることで留学先の授業料はもちろん生活費、渡航費まで出してもらえますし、日本に在籍している大学は休学扱いでお金はかからないように留学できるはずだからです。
また、日本の非実用的な英語教育と言っても、昨日今日の話ではなく、はるか昔から続く問題です。ただ、現在の新型コロナウィルスの蔓延は留学を志す学生にとっては本当に不運だと思います。
武田塾太田校にいる学生たちに、将来留学の意志があるかを聞いたところ、
『留学はしたいけど、長期間は嫌。』
『今はリモートで話せるからいかなくてもいいかも…』
なんていう意見がありました。確かに今はインターネットが私が学生の時よりも更に拡大・高速化し、常時接続も当たり前になっていますので、わざわざ海外にいかなくてもお手軽に留学気分が得られるのは良いことかもしれません。
それでも今回はこのブログで長期の海外留学のメリットを述べてみたいと思います。
3. 長期の海外留学のメリット①:日本の良さがわかる
日本国内だけにいると、日本の嫌なところばかりが目についてしまいますよね。例えば、通勤電車が満員だとか、陰湿な陰口が多いとか、同調圧力が強いとか、そんなところでしょうか。私も留学以前はそうでした。ところが10年近く海外で生活していると、考えるのは
『日本だったら、こんな非効率なことはしてないのに…』
『日本だったら、もっと丁寧な対応をするのに…』
といったことばかり。内側にいると比較対象が少ない分、不満ばかりに目が行きがちになりますが、一旦その外側に出て、客観的な目を持って母国を見ると、その長所にも目が行くようになるのです。そこには、ノスタルジーといった感情も多分に含まれるでしょうが、それでもやはり日本という国は世界的に見ても秩序だっており、洗練された社会文化を持った国であることを実感します。
4. 長期の海外留学のメリット②:語学に関して、サバイバル要素から上達が早い
海外留学を失敗してしまう人に一番ありがちなのが、留学しているのに日本人同士で集まって生活してしまうパターンです。こうなると買い物でも学校での事務手続きも、一番言葉のできる人にまかせっきりになってしまって、いつまでたっても言葉が上達しません。大学でのビザの更新のための事務手続きとか、アパートを借りる時の大家さんや不動産会社とのやり取り、犯罪にあって警察署で調書を取られる時、こういった“追い込まれた状況下”にあるときって、相手になんとかして自分のことを伝えなければならないので、ものすごく語学力が上達するんですよね。ヒアリングもスピーキングもどっちも一気に上達しますよ。
5. 長期の海外留学のメリット③:陸続きの国境で外国旅行がしやすい
なんと言っても日本は島国ですから、外国に行くには結構な手間がかかります。大抵は飛行機を利用することになるので、空港まで行くのも、搭乗手続きも1日作業になってしまいますよね。でも、海外では陸続きの国境は珍しくありません。特にEU(欧州連合)圏内であれば、国境での検査も無く、まるで日本の県境を越えるかのような感覚で他国へ移動することが出来ます。
6. 長期の海外留学のメリット④:海外の友人たちが出来る(授業外で)
いくらリモートワークで、自宅にいながらにして世界中の人とコミュニケーションが取れると言っても、やはりライブ感には敵わない点がたくさんあります。私が海外にいた頃は、とにかく授業の後に、友人の部屋で集まって皆で飲んでました(笑)。飲みながら話すとなんか気が大きくなってどんどん言葉が出てきちゃうんですよね。そこで仲良くなった友達たちとは、一生の付き合いになることもあります。そんな関係ってリモートでもあることなのかな?
7. まとめ
このように、これから大学生になろうとするみなさんには、海外にたった一人で立ち向かっていって、そこで目標を成し遂げられる人になってほしいなぁって思います。そうやって得られた経験は一生の思い出になるし、メンタル的にも強く鍛えられると思います。是非受験が終わって大学生になった時には、留学するという選択肢について大いに考えてみることをおすすめします。
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因みに、「そもそも武田塾太田校ってどんな塾なの?」という疑問をお持ちの方は、こちらの記事を読んでいただけると幸いです。
参考記事:武田塾太田校とはどんなところなのでしょうか? ~校舎紹介~
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