こんにちは!
群馬県太田市の逆転合格専門個別指導塾「武田塾太田校」の荻野です!
今回は群馬県前橋市の公立大学、前橋工科大学の一般入試二次試験の理科の出題形式、傾向、対策についてご紹介していこうと思います!
【目次】 |
前橋工科大学 理科の出題形式
前橋工科大学の理科は「化学基礎・化学」と「生物基礎・生物」の2科目で構成されており、受験生はこれらのうち1科目を選択して受験します。
どちらの科目も大問は全4問で構成されており、試験時間は120分です。
解答の形式は穴埋めと記述がメインとなっており記号選択問題は少なめです。
それぞれの科目ごとに解答用紙が分かれており、またそれとは別に下書き用紙が用意されています。別の科目の解答用紙と間違えたり、下書き用紙だけに解答を書いてしまわないように注意しましょう。
前橋工科大学 理科の出題傾向
化学基礎・化学
化学基礎の範囲から有機化学、高分子化学に至るまで広い範囲から出題されています。
年度によって異なりますが、化学基礎、理論化学、無機化学、有機化学からそれぞれ1問ずつが出題される形式となっています。
出題形式の項にも書きましたが、設問は穴埋めと記述がメインとなっており、用語や現象を知っているだけでは思うように正解出来ないようになっています。
そのため、基礎的な知識だとしてもきちんと理屈を理解しておくことが前橋工科大学の理科で点数を伸ばすために重要になります。
生物基礎・生物
生物の範囲のうち、遺伝、生殖と発生、神経、細胞の働きといった範囲から多く出題されています。
一方で生物の進化や生態系といった範囲からの出題は少ないため、化学と比べて、ある程度目星をつけて勉強しやすい出題傾向であると言えます。
設問は化学と同様に穴埋めと記述がメインとなっており、交配実験の結果についての考察や現象についての理由を解答する問題も出題されています。
単に知識を問われるだけではないため、様々な現象や実験の理屈を正しく理解することが必要となりそうです。
前橋工科大学 理科の対策
対策として、どちらの科目にも言えることは「基礎固め」が最重要である、ということです。
前橋工科大学の理科はレベル的にはそこまで発展的な内容が出題されているわけではなく、基礎的な知識で解ける問題や有名な実験などから出題されているため、基礎知識を正しく覚えていれば得点できる問題が多いです。
記述の練習をする前に最低限覚えなければならない知識を見直して、確実に得点できる問題を増やしていきましょう。
化学基礎・化学
化学は、特に化学基礎の分野の対策を忘れてしまいやすいため、化学基礎まで戻って正しく知識を覚えなおすようにしましょう。
酸化還元反応や電池といった化学に直接つながる部分だけでなく、電子配置や結合、元素周期表についても押さえておくと良いでしょう。
また記述対策も必須となります。
用語を正しく書けることはもちろん、計算過程や求める過程を正しく記述するためには練習が必要なので、普段から記述で解答を書く習慣を身に付けておきましょう。
生物基礎・生物
生物は、まず登場する用語を正確に覚えることが最優先です。
化学と同様に穴埋め問題が多く出題されており、そのほとんどが記号選択ではなく記述での穴埋めなので、正確に用語が書けないと得点できない形式になっています。
基礎知識を総復習する時には、目で見て覚えるだけでなく、自力で書いて覚える練習もしていきましょう。
出題されている実験や図表はメジャーなものが多いですが、それらについての原因や結果を考察する問題はそもそもの仕組みが頭に入っていないと解答できません。
実験の手順や結果だけを頭に入れるのではなく、なぜそういった変化が起こるのか、という理屈まで頭に入れておきましょう。
基礎固めが終わったら…
弱点の分析と補強が終わったらいよいよ過去問演習です。
過去問演習では「解けたか、解けなかったか」だけを見るのではなく
「なぜ解けなかったのか、正解するにはどうすればいいのか」の分析が大切です。
知識不足によるものなのか、記述解答の完成度が低いことが原因なのか、など、間違えた原因によってその先の対策は様々です。
それぞれの失点の原因に対して最適な対策を取るためにも、間違えた問題に対しての分析を必ず行いましょう。
前橋工科大学 理科攻略におすすめの参考書
理科の基礎を固めるための参考書
リードlightノートシリーズ
・リードlightノート 化学基礎
・リードlightノート 化学
・リードlightノート 生物基礎
・リードlightノート 生物
化学・生物の基礎から固めたいという人にオススメの参考書です。
知識の網羅度が高い参考書でありながら、詳しい解説も掲載されているので独学にピッタリです!
それぞれの章の初めにはその単元で勉強する基礎知識がまとめられており、章の後半には練習問題が掲載されています。
章初めのまとめページの穴埋めで基礎知識を覚えて、覚えた知識を使って練習問題を解く、という使い方が出来るので、これ一冊で知識の定着までをこなすことが出来ます。
大学受験Doシリーズ
『リードlightノート』の解説を読んでも理解しにくい部分や、より詳しく知りたい部分が出てきた時にはこの参考書がオススメです。
『リードlightノート』と比べると問題数は少ないですが、その分、様々な現象や反応についての詳しい解説がイラスト付きで掲載されています。
全ての問題や説明を読む、というよりは「分からないところ、理解しにくいところだけを読む」という使い方をすることで、無駄なく理屈を理解することが出来ます。
この参考書だけでも基礎知識を身に付けることは可能ですが、上述のように問題数が少なく演習量を確保することが難しいので
かなり急ぎで化学を仕上げなければならない!という場合を除いて『リードlightノート』やその他の問題集と併用することをオススメします。
『面白いほど』シリーズ
・大学入試 山川喜輝の生物基礎が面白いほど分かる本
・大学入試 山川喜輝の生物が面白いほど分かる本
大学入試の生物に必要な知識がまとまっており、生物を初めて勉強する人にもやさしい1冊となっています。
上述の『リードlightノートシリーズ』と併用する際には、
1. 『面白いほどわかる本』を1単元読んで、まずは概要を掴む
2. 『リードlightノート』を使って、該当する単元の部分の問題を解く
3. もう一度『面白いほどわかる』に戻って、どう覚えれば問題が解けるのかを意識しながら同じ単元を読む
という使い方がオススメです。
理科の基礎固めが終わってから取り組む参考書
過去問
上記の参考書を仕上げた後は過去問に挑戦してみましょう。
過去問に取り組む目的はいくつかあり、
1.志望校の一般試験の出題傾向を実際に肌で感じる
2.現状の自分の実力を把握し、合格に必要な実力との距離感を確かめる
などが主な目的として挙げられます。
最終的には過去問のやり込みが一番の入試対策になるので、「過去問でやった問題なら完璧に解答できる」というレベルまでやり込むことを目指しましょう!
共通テスト対策用の問題集
二次試験の対策ももちろんですが、国公立大学を目指すうえで欠かせないのが共通テスト対策です。
前橋工科大学では共通テストと二次試験の点数の割合が700:320と、共通テストの点数割合が非常に大きい点数設定がなされています。
そのため、二次対策だけでなく、共通テストで十分な点数を取っておくことも前橋工科大学に合格するためには必要です。
前橋工科大学理科で合格点を取るためのスケジュール
4月~8月
まずは必要な知識をインプットすることから始めていきましょう。
化学も生物も、問題を解くために最低限覚えなければならない知識は数多くあるので、問題演習をする前にそれらを覚える作業が必要不可欠です。
基本的には化学基礎、生物基礎から学びなおすことをオススメします。
「基礎科目はカンペキ!」と思っていたとしても、です。
なぜならば、基礎科目の知識は発展科目につながってきますし、基礎科目の知識が抜けた状態で発展科目を勉強してしまうと、内容の理解が中途半端になってしまう恐れがあるためです。
もちろん基礎科目が完璧であれば、時間を掛けずに発展科目に取り掛かれるので、自分の中の見えない弱点を見つけるという意味でも基礎科目から取り組んでおきましょう。
目安としては、基礎科目から始めておよそ3ヶ月前後で全範囲を1周終わるくらいのペースで進められていればかなり順調であるといえるでしょう。
最低でも夏休みが終わるまでに基礎知識のインプットを終えることを目標にして勉強に取り組みましょう。
9月~10月半ば
基礎知識を固め終えたら、一度前橋工科大学の過去問にチャレンジしてみましょう。
とはいっても、このタイミングではまだ合格点を取れる人は少ないと思うので、点数にこだわるのではなく「これまで勉強した内容が身についているのか」にフォーカスしましょう。
問題文の条件をもとに立式が出来るようになっているか、用語を正しく理解できているかといったことを実際の問題で確認することで「実践でも使えるレベルの知識になっているのか」を確かめることが出来ます。
また、過去問演習はこれまでの知識の確認だけでなく、合格点を取るためには何が必要なのかを分析することで今後の勉強の方針の決定にも役立ちます。
「『合格するためには何をやるべきなのか』を知る」という目的意識をもって過去問演習に臨みましょう。
4月から夏にかけては「基礎を固めて問題演習の準備をする期間」だったのに対し、この時期は「合格までに何が必要なのかを具体的に見極める期間」であるといえます。
見極めた結果に応じて、これまでやった内容の復習をしたりレベルの高い問題に挑戦していく、ということを10月の半ば~11月までを目安に取り組んでいきましょう。
10月後半~共通テスト本番まで
10月の後半からは共通テストの対策に入りましょう。
センター試験から共通テストに変わったことで、どの科目も出題形式や傾向が大きく変わっており、高得点を取るには事前準備が必須であると言えます。
現在は様々な出版社から予想問題集や対策問題集、実践問題形式の問題集が出版されているので、そちらをメインで使いながら対策を進めていきましょう。
武田塾太田校がオススメするのは、Z会から出版されている『共通テスト実戦模試』です。
二次試験や併願の私立の対策も気になる所ですが、前橋工科大学に合格するためには共通テストで高得点を取ることが一番重要です。
共通テストで点数が取れなければそもそも志望校に挑戦する権利が無くなってしまうこともあり得るので、共通テスト本番が終わるまでは共通テスト対策を最優先に進めていきましょう。
共通テスト終了~国公立前期試験当日まで
共通テストが終わってからは、再び過去問演習を中心に二次試験の対策に入ります。
9月~10月のタイミングでも過去問演習はやりましたが、この時期の過去問演習では「合格点を安定して取れるようになること」が非常に重要です。
もちろん弱点を発見することも大切ですが、「何を取れるようになれば合格点に届くのか、そのためには何をすればいいのか」を分析し、何を勉強していくべきかを決めるほうが大切です。
残り時間が限られている以上、やれることも決して多くはありません。
限られた時間の中で合格点に届かせるために、過去問演習をもとにやるべきことの取捨選択をしていきましょう。
過去問演習で意識すべきことはこちらの記事でまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:【大学受験】志望校の過去問っていつ使うの?使い方は?
前橋工科大学理科で合格点を取れる可能性をもっと上げたい人へ
以上、前橋工科大学理科の出題形式・傾向・対策について書かせていただきました。
合格点を取るためのスケジュールのイメージも掴めたかと思います。
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因みに、「そもそも武田塾太田校ってどんな塾なの?」という疑問をお持ちの方は、こちらの記事を読んでいただけると幸いです。
参考記事:群馬県太田市の個別指導塾【武田塾】太田校ってどんな塾なの?
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