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【数学ⅡB編】試行問題から見る共通テストの出題傾向・対策!

こんにちは、武田塾太田校です!

 

今年度から始まる「大学入学共通テスト」

傾向が大きく変わるのと同時に過去問などもないので

どのような出題傾向になっていて、どう対策していけばいいのか

皆さんとても気になるところだと思います。

そこで今回はその中から数学ⅡBについて試行問題をもとに

出題傾向対策についてお話させてもらいます!

共通テスト 数学

[目次]

試行問題から見る共通テストとセンター試験の違い

 - 「大学入学センター試験」から「大学入学共通テスト」で変わった点

 - 「大学入学センター試験」から「大学入学共通テスト」で変わっていない点

試行問題から見る共通テストの出題傾向【数学ⅡB】

 - 大問1、2(必答問題)について

 - 大問3、4、5(選択問題)について

試行問題から見る共通テストの対策

今回のまとめ

 

試行問題から見る共通テストとセンター試験の違い

まず出題傾向と対策についてお話しさせてもらう前に、

「大学入試センター試験」「大学入学共通テスト」

数学ⅡBの変わった点と変わっていない点について少しお話しさせてもらおうと思います。

 

「大学入学センター試験」から「大学入学共通テスト」で変わった点

1.計算力を重視する試験から理解力を重視する試験へ

数学ⅠAと同様に問題の傾向そのものが大きく変わり、

センター試験のように計算力や計算スピードを重視するような設問から

それぞれの事柄の理解や設問の文章への理解が必要な設問に変わっています。

問題が解けることよりも単元の理解度が重要になってくるので

パターン化して問題を解くのではなく、きちんと根拠をもって解けることが大切です。

 

2.設問の文章量が増加

2番の項目にも関連することですが、理解や読み解きが必要な形式に変わっているので

そもそもの問題文の文章量が増加しています。

また誘導の仕方も従来の解答の穴埋めのような形式から

人物同士のやり取りの中で必要な部分を穴埋めしていく形式になっており

どんな計算、どんな操作をするべきなのかを理解する力が必要になっています。

 

「大学入学センター試験」から「大学入学共通テスト」で変わっていない点

1.必要な知識のレベルは変わらない

上にも書いたように設問での問われ方はセンター試験と比べて変わっていますが

あくまでも基礎レベルの完成度が勝負になる試験のため

問題を解くために必要な知識のレベルは以前のセンター試験と大差ありません。

引き続き基礎力が問われる試験となるので、テンポよく解答していきたいところです。

 

2.解答の方式はマークシート

一時期は記述解答が登場する可能性が示唆されていましたが、

今年度は先送りとなり、解答の形式はマークシートのみとなりました。

 

3.大問構成自体はセンター試験とほぼ変わらない

共通テストになっても試験全体の大問構成はこれまでとほぼ変わりありません。

数学A範囲が3題の中から2題選択となっている点も同じです。

また、それぞれの大問に対しての単元の割り振りもほぼ同じなので

「どこで何を出題されるか分からない」ということはありませんのでご安心ください。

ただし、先ほど言ったように設問の形式はセンター試験から大きく変わっているので

解き進め方のコツをつかむためにも予想問題での演習は重要になってきます。

 

試行問題から見る共通テストの出題傾向【数学ⅡB】

大問1、2(必答問題)について

・図形と方程式、軌跡と領域

・三角関数(弧度法)

・指数関数・対数関数

・微分積分

の分野からそれぞれ出題されています。

二度の試行調査で出題されている大問がそれぞれ違っていたので

必答問題としてまとめてお話をさせてもらいます。

 

図形と方程式、軌跡と領域

センター試験のような形式から大きく変わり、

与えられた条件から立式をしたり領域が分かることが求められます。

条件が満たす図形や領域をグラフや図でイメージできるかどうかが問われるので

自分でグラフや図を描く練習を積んでコツをつかんでおきましょう。

設問で出てくる図形についても普段の問題演習ではあまり見ないようなものも登場します。

落ち着いて条件を見ていければ問題なく解けるので慌てずに対応していくことが大切です。

 

三角関数(弧度法)

センター試験での数学ⅡBの三角関数はかなり計算力を要求される分野でしたが

試行問題ではsincostanのそれぞれの性質を理解しているかがポイントになります。

それぞれの関数がどんなグラフで表されるのか、それにどんな性質があるのかについて問われるので

計算をするだけではなく図形的な意味まで理解をすることが求められます。

 

指数関数・対数関数

指数対数についても三角関数と同様に内容の理解度が重要になってきます。

第1回の試行調査では指数・対数の計算とそれを満たす数が存在するかの問題

第2回の試行調査では対数ものさしについての問題が出題されました。

本番でも対数ものさしのようになじみの無い内容が出題されることも考えられるので

指数対数の考え方に沿って解答出来ることを目指しましょう。

 

大問3、4、5(選択問題)について

・数列

・ベクトル

・確率分布と統計

といった数学Bの分野から出題されています。

大問3以降については選択問題となっており3問のうち2問選択となっています。

センター試験とは違い問題の並びが固定ではなくなっているようなので

大問3以降としてまとめてお話しさせてもらいます。

 

数列

第2回の試行問題では会話形式であるという点以外は比較的オーソドックスな設問でしたが

第1回の試行問題では薬を題材とした問題となっており、

一目見ただけでは数列の問題だと気付きにくい設問になっていました。

全体的な傾向を見るとこういった問題も今後出題される可能性は充分あるので

問題文から必要な情報を読み取って正しく立式をする力が必要となります。

 

ベクトル

ベクトルはセンター試験と比較するとそこまで大きく変化はしていませんが

複数の方針から問題を解いていく設問や証明の穴埋めなど

これまでと少し毛色の違う問題が出題されています。

また、数値が変わっていくことでどのように図形が変化していくのか

その中で条件を満たす図形はどんな時に出現するのかを考察する問題もあるので

条件に沿って図形をイメージすることが高得点の鍵になりそうです。

 

確率分布と統計

求めた数値や条件と一致する選択肢を選ぶ設問が新たに登場しており、

計算をして数値を求める力だけでなく、選択肢の文章を読み取る力も必要になります。

計算量としてはセンター試験よりも減っているので共通テスト全体の傾向と同様に

設問の意図を正しく理解して問題を解決する力が要求される大問となっています。

 

試行問題から見る共通テストの対策

前述のように、共通テストはセンター試験とは全く異なる出題傾向となると予想されるため

「共通テストに向けた対策」はこれまで以上に重要になってきます。

まずは出題形式と傾向を掴むために

きめる!共通テストシリーズ点数が面白いほど取れるシリーズ

を完璧にするのがオススメです。

共通テスト 参考書

これらの参考書で共通テスト対策の基礎を学んでから

各予備校から出ている共通テスト予想問題実践模試で問題演習を積んでいきましょう。

また、数学の基礎があやふやになってしまっている人は

共通テストに向けた対策の前に基礎を固め直すことのほうが先決です。

学校で配られる問題集などでも大丈夫ですが、

武田塾太田校がオススメするのは基礎問題精講シリーズです。

基礎問題精講シリーズについては別の記事でもご紹介しているので

こちらも併せて読んでみて下さいね!

【数学】武田塾太田校のイチ押し!「基礎問題精講シリーズ」とは?

 

基礎問

 

今回のまとめ

今回は今年度から始まる共通テスト数学ⅡBの出題傾向と対策について

過去に2度行われた試行問題をもとにお話をさせてもらいました。

 

最初のほうにもお話ししたように、

・問題の文章量が圧倒的に増えている

・計算力よりも理解力や情報処理能力を重視

・身の回りの出来事と数学が結びついた問題が出題されやすい  など

センター試験とは明らかに異なった出題傾向であるという事が分かってもらえたと思います。

 

事前に予想問題集で形式に慣れることももちろん大事ですが、

そもそもの実力が足りていなければ対策をしたとしても点数はなかなか伸びません。

何はともあれまずは基礎固め、そこから共通テストの対策に入るようにしましょう!

 

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参考記事:群馬県太田市の逆転合格専門塾【武田塾】太田校ってどんな塾なの?

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