講師の通う大学紹介シリーズ第一弾~京都大学編
「空から降ってくる単位」
「星の数ほどサークルが」
「補助金マシマシで」
「三食ラーメン生活」
「先斗町をねり歩く夜」
「4日間ある学園祭」
「学部8回生」
「寮に機動隊」
京都大学と言えば、その規模や研究実績もさることながら、上に挙げた都市伝説のようなエピソードも広く伝わっているようです。今回は、その話の真偽をリアル京大生が一つずつ解説して行きます!
検証
「空から降ってくる単位」
“京大は空から単位が降ってきて、阪大は大阪湾に沈んでいる。神大は道を歩けば拾える”という噂が京阪神の国立大学ではまことしやかに言われています。
どういうことかというと、京大はほっといても単位が来るが、阪大は大阪湾にダイビングするほど苦労しないと貰えない。神大は順当に努力していれば大丈夫ということです。
さて、この話の真偽ですが、結構本当です。最近、一般教養科目を管轄する部署が厳しくなっているので、全体的には阪大に近づいている気がします。しかし、よくよく探せば3000字の期末レポートさえ出せば単位が来たり、事前に試験問題を教えてくれたりする超絶ユルユルの授業もあります。
また、学期始めの時期にはユルい授業をまとめた、楽単リストなるものを配布しているサークルもあり、簡単に情報を手に入れることができます。
ただ、このリストに載っている授業には学生が殺到するので、履修するには抽選に勝つ運が必要です。確実に狙った授業を取りたい人は、知名度の低い“隠れ楽単”を狙いましょう。
「星の数ほどサークル」
京大といえばサークル(もちろん部活もあります)。
サークルや同好会、部活で普通に思いつくものは大体揃っています。テニスサークルだったら数十個単位で存在しています。
なぜそんなに数があるかと言うと、兼サーと言って複数のサークルに所属する人が大勢いることやインターカレッジサークルと言って、近隣の複数の大学から人が集まっているものがあるからです。
よってサークルの形態も様々です。ほとんど仕事みたいな雰囲気を醸し出すサークルもあれば、ひたすら趣味を追及するサークル、研究発表の場となるサークル、遊んで暮らすキリギリスサークルもあります。
民族舞踊研究会
ミステリー小説サークル
緊縛同好会
キャップ投げ同好会
マルクス同好会
サークルクラッシュ同好会
名前を聞いて驚いたサークルとしては、この辺でしょうか……
「三食ラーメン生活」
京大生の主食と言えばラーメン!
近所にあらゆる種類のラーメン屋があるので、種類を変えれば毎日楽しめる!というのは流石に無理がありますが、普通に色々なラーメン屋があります。
百万遍周辺で4,5軒、自転車で10分行けばラーメンの聖地“一乗寺”。こってり豚骨ラーメンから二郎系ラーメンまで何でも食べられます。IQ上がる前に尿酸値が上がります。
上画像は、ラーメン二郎京都店。何とも美味しそう。
「補助金マシマシで」
二郎系のオーダーじゃないですよ。
国立大学で政府から補助金が下りる額としては、京大は東大に次いで多いようです。
建物が古くそのようには思いづらいので学生からすれば実感しづらいですが、ちゃんと見れば学内Wi-Fiや図書館などは非常にお金のかかったものになっています。
というのも、京都大学内で最大の規模を誇る付属図書館は、680万冊という国内第三位の蔵書数を誇っています。
さらに、学内インターネット回線の大本は、秒間1000GBという家庭回線の1000倍の速度を有しています。
また、理工学系の話を聞けば、世界に数台しかない実験機材を持っていたり、超高性能のスパコンを比較的簡単に使用できたりするので、補助金恐るべしです。
下のリンクは、”京大の「実は!」”という京都大学の広報サイトの記事です。
http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/issue/mm/jitsuha/2014/140626.htm
「先斗町をねり歩く夜」
“夜は短し歩けよ乙女”に代表される森見登美彦さんの小説にも、京都に集う大学生が遊びに行く場所と言えば祇園の歓楽街。
単位や周囲の人間関係といった日々のしがらみから離れ、煌びやかな飲み物を嗜み、夜月に照らされる高瀬川を傍目に下宿に戻る。
そんな世界があることにはあります。
しかしその一方で、気乗りのしない飲み会に参加していたり、逆にバイトで飲み物を出す側に回ったりすることもあるので悪しからず。
“夜は短し”の世界は何回生になっても夢物語かもしれません。
これが先斗町(ぽんとちょう)。THE・京都ってカンジ?
上画像はhttps://www.kamogawa-odori.com/pontocho/より借用。
「学部8回生」
京大をテーマにした小説で頻繁に登場するキャラクターに年齢不詳の留年キャラがいます。
ある小説には6回生、とある小説には8回生。もはや普通の大学生からすれば伝説の仙人です。そもそもいったい回生の概念とは何なのでしょうか。
関東では〇年生、関西では〇回生という表現が一般的かと思います。昔の東大では一年ごとに進級審査があり、一年生の必修単位を揃えなければ永遠に一年生という制度でした。一方、京大はいつまでも一年生は可哀そうだから、回生だけは進ませてあげようとしたことにルーツがあると聞きました。つまり単位的には一年目という人でも京大では、3回生にも5回生にもなれるのです!
「何回生ですか?」
「3回生でーす。(実は一年留年してるけど……)」
のような日常のやり取りで留年していることを悟られないし、院へ進学した人も就職した人も換算〇回生と言って通じる文化があるので、非常に使いやすいと思います。
「4日間ある学園祭」
京都大学の学園祭”11月祭”は、なんと四日間連続で開催されます。
グラウンドを模擬店が埋め尽くし、巨大な特設ステージではコンサートからダンス、お笑いまでが行われ、道にはフリーマーケットがびっしり並びます。
いつもの味気ない建物も様々に飾られ、屋内にはバラエティに富んだ屋内展示やアクティビティが体験できます。
ありとあらゆる団体がその類稀なる知性と無駄な労力を結集し、勉強とは違った京大生の側面を垣間見ることができるのが11月祭。
この期間、授業は全面的に休講となり、一年の活動成果を披露する団体や趣味全開のパフォーマー、本気で一儲けしようとする模擬店、アルコールをたらふく摂取して上機嫌になる人など、本当にここでしか体験できない世界が広がっています。
かの森見登美彦さんの小説にも、「学園祭は青春の押し売りなり」という一節が登場します。京大の学園祭“11月祭”は毎年11月末に開催されるので、是非一度ご堪能あれ。
下リンクは、京都大学11月祭の公式サイトです。是非一度ご覧あれ。
「寮に機動隊」
京大には伝統ある二つの寮があります。吉田寮と熊野寮です。
なんと吉田寮は築108年という歴史を誇る施設であり、その廃墟っぽい存在感は見る者を圧倒すること間違いなしです。
現在は耐震性の問題から大学側と建て替えに関する交渉が続けられており、ニュース番組を騒がすことも度々。
この雄姿を見ることが出来る日も、もう残り少ないかもしれません。
上画像はhttps://parupuntenobu.hatenablog.jp/entry/kyoto-university-yoshidaryouより借用。
もう一つが、熊野寮です。こちらは吉田寮ほどの歴史はありませんが、それでも築54年。全て4人部屋となっており、合計422人が居住することができます。
この寮の特徴といえば何といっても、寮に機動隊が年数回ペースでやってくること。
もはや機動隊がやってくることが日常であり、京都府警にとって熊野寮が新人研修になっているのではないかという噂すら出ているそうですこの寮には、左翼系の過激団体が拠点を置いているとされており、度々逮捕者が出ているようです。
ただ、それはあくまで一部の人であり、多くの人は普通の学生という印象を受けます。友人にも熊野寮に暮らす人がいますが、彼も和気あいあいと学生同士での共同生活を楽しんでいるようです。
上画像はhttps://kumano-ryo.jimdo.com/より借用。
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