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今回は、「共通テスト・数学は新課程でどう変わる?」について紹介します!
2025年度から新課程が始まります!!
現在の高校2年生の代から新課程が始まります。
それにより、入試における受験も試験時間や受験科目など変化していきます。
そこで今回は、新課程における共通テストの新課程について書いていきます!!
数学のカリキュラムの変更点
共通テストの数学の出題のしかたが変わるということは、当然、学校の数学のカリキュラムにも変化があります。
いくつか紹介すると…
・これまでの数学はⅠ・A・Ⅱ・B・Ⅲと分かれていたが、Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ・Cとなる(Cの復活)
・上記の科目の中で扱う単元が一部変わってくる
これについては、下の表にまとめます!!
現行課程(現3年生まで) | 新課程(現2年生以降) |
数学Ⅰ | 数と式・図形と計量 二次関数データの分析 |
数学Ⅰ | 数と式・図形と計量 二次関数・データの分析 |
数学Ⅱ | いろいろな式・図形と方程式 指数関数・対数関数 三角関数 微分・積分の考え |
数学Ⅱ | いろいろな式・図形と方程式 指数関数・対数関数 三角関数 微分・積分の考え |
数学Ⅲ | 平面上の曲線と複素数平面・極限 微分法・積分法 |
数学Ⅲ | 極限・微分法・積分法 |
数学A | 場合の数と確率・整数の性質・図形の性質 | 数学A | 図形の性質・場合の数と確率 数学と人間の活動(整数の性質を含む) |
数学B | ベクトル・数列・確率分布と統計的な推測 | 数学B | 数列・確率分布と統計的な推測 数学と社会生活 |
数学 活用 |
数学と人間の活動 社会生活における数理的な考察 |
数学C | ベクトル・平面上の曲線と複素数平面 数学的な表現の工夫 |
上のグラフでは、変更前後で属する科目が変わったものを表しています。
少し補足すると…
・数学と人間活動(整数の性質を含む)
数学活用(従来の入試科目外)⇒数学Aに変更(従来の整数も含む)
・ベクトル
数学B⇒数学Cに変更
・平面上の曲面と複素数平面
数学Ⅲ⇒数学Cに変更
これらが主な変更点になります。
それを踏まえて、次の共通テストの変更点を読んでみましょう!!
共通テスト・数学の出題変更点
共通テストの数学は新課程に移行後、「数学ⅠA」「数学ⅡBC」という区分になります。
各テストの単元を表にまとめると…
【ⅠA】
問題番号 | 選択方式 | 出題内容 |
第1問 | 必須 | Ⅰ:数と式・図形と計量 |
第2問 | 必須 | Ⅰ:二次関数・データの分析 |
第3問 | 必須 | A:図形と性質 |
第4問 | 必須 | A:場合の数と確率 |
【変更点】
・選択問題がなくなり、全ての大問が必須となる
・従来の選択問題に合った整数がなくなっている
(共通テストしか数学ⅠAを使わない場合は整数の必要性がなくなる)
【ⅡBC】
問題番号 | 選択方式 | 出題内容 |
第1問 | 必須 | Ⅱ:三角関数 |
第2問 | 必須 | Ⅱ:指数関数・対数関数 |
第3問 | 必須 | Ⅱ:微分・積分の考え |
第4問 | 選択 | B:数列 |
第5問 | 選択 | B:統計的な推測 |
第6問 | 選択 | C:ベクトル |
第7問 | 選択 | C:平面上の曲線と複素数平面 |
【変更点】
・試験時間が60分⇒70分に変更
・第4~7問が選択問題でうち3問を解かなくてはいけない。
・文系の場合、数列・統計的な推測・ベクトルを選択するのがセオリーになりそう
⇒学校の授業でもCはベクトルの未授業で扱うことになりそう
・統計的な推測が共通テストとしては新しく出題
・複素数平面が共通テストに初めて登場
・理系の場合、数列・ベクトル・平面上の曲線と複素数平面を選択するのがセオリーになりそう
・複素数平面は共通テスト初登場となるため、共通用の参考書がなく現状の対策が難しい
まとめ
今回の内容をまとめると…
・新課程になると数学Cが復活する
・一部単元の属する科目が変更となる
・共通テストの数学が「数学ⅠA」「数学ⅡBC」という区分になる
・数学ⅠAはすべてが必須問題となり、選択問題がない
・数学ⅡBCは試験時間が70分
・数学Cのうち、ベクトルは文系受験者も解く必要性が高い
以上となります。
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