はじめに
みなさんこんにちは、
JR大森駅から徒歩3分、東京都大田区の予備校、武田塾大森校です!
今回のテーマは「受験生が苦戦しやすい危険な参考書5選」です。
時間の限られた受験生活の中で、苦戦し、沼にハマってしまうと思わぬタイムロスをしてしまう危険性があります。
今回の記事を通して、適切な方法で参考書に取り組み、スムーズに勉強を進められるようにしましょう。
また、今回の内容は武田塾の公式Youtubeチャンネルでもお話ししていますので、そちらもぜひご覧ください!
①「チャート式 基礎からの数学」
青チャートが沼にはまりやすい理由は、「非常に分量が多いため」です!
実際に、半年前からずっと取り組み続けている方や、1日3問ずつやっているがなかなか終わりが見えないといった方もいるのではないでしょうか?
1日3問ペースでやっている人や、毎日はできないといったスケジュールの組み方で進めている方は多いと感じます。高1生、高2生だとしても、1日10問のペースを切らないように進めてほしいところですが、コンスタントに数学の時間を毎日取れる高1高2生は多くはないでしょう。
スムーズに勉強を進めていける人は「青チャート」が適している一方で、勉強を進める中で立ち止まってしまう回数が多い人は、青チャートよりも基礎を固めることに重点を置くべきであると考えます。
「入門問題精講」や「基礎問題精講」に切り替えよう!
ここからは沼からの脱出方法を解説していきます!
青チャートでハマってしまった沼からの脱出方法として、「入門問題精講」や「基礎問題精講」に切り替えることが挙げられます。
しかし、青チャートを使わないと不安と感じる方もいるのではないでしょうか?
そこで提案するのが、まず「基礎問題精講」で基礎を固め、不安な分野だけ更に追加で「青チャート」に取り組む方法です。
例えば「基礎問題精講Ⅰ・A」に取り組み、確率分野に不安があった場合は、追加で「青チャート」の確率の部分に取り組むという流れになります。「基礎問題精講」の経験もあることからスラスラ進みますし、ペースとしても1日10問は確実に進めることができるでしょう。
このように、「基礎問題精講」で一通り終わらせてから不安な分野だけ「チャート」での演習を行う方法は効果的ですので、実践してみましょう。
②「NextStage」系参考書
次に挙げるのは、「NextStage」系参考書です。
他に「Vintage 英文法・語法」「英文法・語法 Scramble」「POWER STAGE 英文法・語法問題」「UPGRADE 英文法・語法問題」「頻出英文法・語法 問題1000」「Bright Stage 英文法・語法問題」などが当てはまります。
一冊全てを仕上げようと思わないことが大事で、どの章までやるかが問題です。
武田塾で推奨している方法としては、やるとしても「英文法」と「語法」の章までのざっくり半分くらいです。
これらの参考書には、沼にハマりやすいポイントがいくつかあります。
まず、単純に分量が多いことです。
また、解説が難しいことも挙げられます。
理解がある人が読んだ場合は端的で良いと感じると思いますが、苦手な人は詰まってしまいます。
文法用語が多い上に説明が難しく、教科書的な説明になっているためであると考えられます。
また、暗記事項が多すぎることもポイントです。
全部覚えようとすると大変になってしまいます。
学校の授業で習っていないような分野もどんどんでてくるため、それらを処理するのも大変になることがあります。関係詞、比較といったあまり普段使わないと考えられる分野においては、良い意味では網羅性が高いと考えることは出来ますが、基礎固めの観点では少し邪魔になってしまう場合もあるでしょう。
他にも、一時的には解けたが、説明できるほどの理解が出来ていないため、何周していてもなかなか定着していないケースもあります。
「大岩のいちばんはじめの英文法」や「英文法ポラリス1」がおすすめ!
これらのことから、「一冊目の英文法の本ではない」ということが言えるでしょう。
そこで、例えば解説が難しくて理解できないという人は、まず「大岩のいちばんはじめの英文法」に取り組んでみてください。また、量が多くて苦しく感じている人は「英文法ポラリス1」に取り組むと良いでしょう。
③ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル
この参考書にもいくつか沼にハマりやすい特徴があります。
まず、1日1テーマで進めている人は多く見られますが、これはおすすめできません。
古典文法はまとめてやった方が効果的です。
例えば助動詞の場合、覚えないといけないのは「接続・意味・活用・意味の使い分け」の4点しかありません。
そのため、助動詞活用表を覚えるといった勉強法がおすすめです。
機械的に叩き込み、各助動詞の意味・接続・活用・意味の使い分けを言えるようになってほしいと思っています。
ステップアップノートのスピード感についてですが、高3生においては全て込みで3週間で終わらせることを推奨しています。
覚えることを最優先しよう!
ステップアップノートの使い方が下手な人は、覚えるべきことを覚えていないにもかかわらず問題を考えている場合があります。
古典文法の問題は、覚えてさえいれば即答することができますので、覚えていないのに問題で悩んでいる人は、まとめの部分などを利用してまず覚えることに集中しましょう。
また、「富井の古典文法をはじめからていねいに」の裏側の助動詞暗記表や別冊の暗記ブック、「やさしくわかりやすい古典文法」の上側の部分などを活用してテンポよく進めることを推奨します。
④リードLightノート 化学基礎・化学
武田塾で理系の生徒を見ていると、物理と化学では化学の方が沼にハマっていることが多く見られます。
物理で「物理のエッセンス」「秘伝の物理」で沼にハマっている人は少ないです。
化学は、単純に量が多いため、それにより「リードLight」から抜け出せない人を多く見てきました。
武田塾では、「基礎徹底ルート」と「実力養成ルート」があります。
「リードLight」は「実力養成ルート」で採用されるようなレベルであるため、基礎が固まっている人が使うべき参考書です。
力を付けるために十分な参考書ではありますが、苦手な人からすると一問一問苦しめられるような参考書に感じてしまうのではないでしょうか。
絞ってあるものに取り組もう!
苦手な人は「これでわかる 基礎反復問題集 化学基礎」「入門問題精講 化学」のように、化学の中でも比較的絞ってあるものに取り組んだ方が勉強は進みやすいでしょう。
また、無機・有機に関して、古典文法と同じくそもそも覚えられていないことが多い場合があります。
「宇宙一覚えやすい 化学反応式 ハンドブック」などを利用し、必ず暗記事項を覚えてからチャレンジするようにしましょう。
⑤日本史B一問一答
とりあえず採用されがちな参考書ですが、「まだ一問一答をやるレベルではない」人が使っているケースが多く見られます。
一問一答に載っている内容は、日本史では枝葉の部分です。まずは幹の部分から学習する必要があるため、歴史の大きな流れの理解などを先に終わらせ、それから取り組むようにしましょう。
幹の部分を理解しよう!
代替案としてあげられるのは、「時代と流れで覚える! 日本史B用語」です。
知識量が絞ってあることに加えて、幹の部分が表として整理してあるというところで、一問一答のような構造にはなっているものの、最低ラインからアウトプットを始められます。
講義系参考書を使うこともオススメです。
まとめ
今回は「沼にハマりやすい参考書」を紹介してきました。
最初からつまずくような参考書はレベルが適していない可能性があります。
半分程度は理解できている状態で、残りの半分に時間をかけることができるような状態で取り組みましょう。
沼にハマった場合は、まずは基礎知識を固めるため、別の参考書でコンパクトに終わらせるようにしましょう。
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