法学部ってどんなイメージですか?
受験生の皆さんこんにちは!
JR「大宮」駅西口から徒歩約3分の武田塾大宮西口校です!
今回は受験生ではなく、高校1-2年生に向けた内容です!
皆さんは法学部と聞いてどのようなことが思い浮かぶでしょうか?
「六法全書!」
「弁護士とか裁判に関わる人が行くところ」
などなど、やはり法曹三者(弁護士・検察官・裁判官)のイメージが強いのではないでしょうか。
この記事を書いている私は法学部卒なのですが、入る前は正直そんなイメージでした。
周りに法学部に行くことを話した時にも、「弁護士になるの?!」とたくさん言われました。
しかし、実際は法学部は法曹三者を目指す人ばかりではありません!
なぜなら、法曹三者以外にも学んだことを生かせる道はたくさんありますし、
そもそも学ぶことも幅広いからです。
というわけで今回は、
法曹三者を目指す以外にも学びがたくさんある
「法学部」についてご紹介していきます!
法学部で学べる事って?
最初に、法学部でどんなことが学べるのかを見ていきましょう。
法学部で学べる分野は幅広いですが、大きく分けると
・法学
・政治学
の二つに分けられると思います。
法学
これはイメージとしては、憲法・民法・刑法といった、
いわゆる六法をはじめとした法律に関連する内容になります。
よく、法学に対する勉強への誤解として
「法律の条文を暗記するんでしょ?」といったものがありますが…
もちろん、違います!
実際には条文を暗記することが勉強になるわけではありません。
もちろん条文の内容は覚えることが必須にはなるのですが、
テストには「ポケット六法」のような条文が載った辞書のようなものを持ち込むことができます。
(もちろん不可の場合もありますが、その場合でも条文をまるごと書けとは基本言われません)
法学の学習では判例等を用いたケーススタディが行われます。
例えば刑法であれば、昔起きた事件に対して、どのように法律を適用していくかという発想になります。
ちなみにテストでも事例が出され、どのように解釈するのかという部分が問われる論述が多くを占めます。
また法の分野は大変広いため、ビジネスに関わる法律(会社法、労働法)のような
日常により近い法律についても学ぶことが出来ます。
こちらもどのように制度が決まっていて、
こういう問題が起きたらどうなるか?のような勉強になります。
政治学
法学部でも政治のことを学ぶことが出来ます。
政治には憲法や行政法など関わってくる法律が多いためです。
ただし大学によっても異なり、
政治学部などが別に設けられている場合には学習ができない場合もあります。
授業では政治の制度に関わる法律や、これまでの政治の歴史や理論などを扱います。
また、行政学、環境や福祉に関連する法律や制度を学ぶことも出来ます。
こちらの内容は、公務員になりたいと思っている人にはお勧めの内容になりますね。
ちなみに高校までと違い大学では研究を行っている教授が授業を行うために、
大学や教授によってイデオロギーの違いを感じることがあるかもしれません。
政治関連について学びたい場合には事前に調べることが大事ですね。
法学部に行くと将来何に活かせるの?
大学に行く理由は将来の職業のためではありませんが、
やはりその後のことも気になってしまいますよね。
法学部で学んだことを生かす機会はたくさんあります。
法曹三者を目指す
一番イメージされるのがこちらだと思います。
法曹三者になろうとする場合、まずは司法試験と呼ばれる国家試験に合格する必要があります。
その司法試験受験の資格を得るためには、
・司法予備試験を受けて合格する
・法科大学院(ロースクール)を卒業する
の2つのパターンがあります。
司法予備試験は、受験資格などは存在せず大学在学中でも受験が出来ます。
ただし内容は法学部で学習するような法律を扱うため、
大学での学習を終えてからの方が対応しやすいと思います。
法科大学院については、大学によっては大学院と連携しており、
求められる成績や成果を残せば一部試験が免除されたり、早期入学ができたりするところがあります。
早めに法科大学院に入学する選択肢としては大きく3つあります。
①早期卒業
法学部に限りませんが、
必要な単位やGPA(大学における評定のようなもの)を満たせば、
大学を3年で卒業できる制度です。
もちろん法科大学院への入学には受験が別途必要です。
②飛び入学
大学3年生前期までに所定の単位数やGPAを満たすと
法科大学院の受験資格が得られるもので、
筆記試験等を受けて合格すれば、法科大学院に飛び入学できるものです。
③大学の法曹コース
2019年度以降の法学部に新設される学部内のコースになります。
このコースでは、最初から大学3年+法科大学院2年を前提として学習が進みます。
法科大学院の受験方式に新しく「特別選抜枠」が設けられ、
法曹コースの学生のみが受験できるものが追加されます。
この方式内でも2種類に分かれます。
まずは、通っている法曹コースが協定している法科大学院を受験するパターンです。
この場合、大学での成績を主に利用して合格者を選抜します。
もう一つは、通っている法曹コースと協定がない法科大学院を受験するパターンです。
この場合は、論文式の試験と大学での成績をもとにして合格者を選抜します。
若干の違いはありますが、基本的には大学での成績を重視して選ばれるようなイメージです。
法曹コース生対象の「特別選抜枠」は、
最大定員の2分の1まで占めることができるため、
法科大学院に行ってから司法試験を受けたい!という場合には
法曹コースが有利になると思います。
公務員を目指す
大卒が受験資格となる公務員試験は数多くありますが、
法学部生が目指すことの多いものは「国家公務員」と「地方上級公務員」だと思います。
なぜかというと、この二つの公務員では教養試験と「専門試験」があるからです。
この専門試験は、「憲法」「民法」そして「行政法」など
法律の知識を必要とするため、
学部で勉強している法学部生は有利になります。
(ちなみに法学部生が苦しむことが多いのが経済系の科目です。
ただし、大学の授業で履修可能なことが多いので、安心してください。)
また、大学によっては公務員を目指す学生向けの授業やサポートが充実しており、
他学部よりも目指しやすい環境があります。
例えば、立命館大学法学部の公務行政特修コースには
「公共政策実習」という学部独自の公務員インターン制度があります。
実際に市役所などに行って実際の仕事を経験し、課題発見や政策提案を行えます。
一般企業に就職する
法曹三者、公務員など専門職を目指す人がいる一方で、
もちろん一般企業への就職を考える人も多くいます。
一般企業で働く場合にも、法律を関わる機会がたくさんあります。
その中でも法律に多くかかわりたいという場合には、
法務、労務(人事)、経理などの職種があり、法学部である場合採用が有利になる場合もあります。
また、一般企業と言われると違うかもしれませんが、
「パラリーガル」という弁護士事務所で弁護士の補助を行う職種もあります。
何にせよ、働く中で法律と出会わないことはないので、どこでも学習したことは活かせます。
法学部、大学は何を基準に選べばいいの?
これまで、法学部で学べることや、目指せるものなどを見てきました。
「よし、法学部に行こう!」と思ったとき、
一番悩むのは、「どの大学の法学部にするか」ということですよね。
様々な選び方があると思いますが、法学部に進学した私が思う基準をお伝えします。
①法曹三者を目指す場合の判断基準例
法曹三者を目指したい!という明確な意思がある場合には、
法曹三者になるための環境、サポートが充実している大学を選びましょう。
その判断軸としては
・司法試験合格率・合格者数
司法試験に合格しなければ法曹三者になることはできません。
そのため、合格率や合格者数を見ることには意味があります。
ただし司法試験に合格するため、大学の学習とは別に専門の塾に通っている学生もいます。
実際に大学のオープンキャンパスなどに行って、どのような人が合格しているかを知るのもよいですね。
・法曹三者の仕事をイメージできるサポートがあるか
大学によっては大学内に法廷があり、そこで「模擬裁判」を行うことができるところもあります。
また、OB・OGとの交流の多い大学であれば、
実際に話を聞くことができる機会がある場合もあります。
どうしても法曹三者はテレビやドラマなどのイメージが強くなりがちですので、
実際の仕事をイメージできる機会があると、より気持ちが強くなると思います。
・自分の行きたい法科大学院と協定があるか
法曹コースが設立されるなど、
法科大学院と法学部のつながりは大きなものになってきています。
もし行きたい法科大学院があるのであれば、
大学が協定を結んでいるかどうかを確認するのが良いですね。
例えば弁護士を目指す場合、刑事裁判などに携わるほかに、
企業の弁護士として働くこともできます。
その場合学歴を重視するという企業もありますので、
それを見据えて大学や大学院を選ぶという人もいます。
②公務員を目指す場合の判断基準例
こちらも法曹三者を目指す場合と同様になりますが
・公務員を多く輩出しているか
大学ごとに公務員輩出数も公表していることが多いため確認するとよいと思います。
ただし、公務員と言っても幅広いので、自分がなりたい公務員の輩出数を見るようにしましょう。
(公務員には学校の教員や警察、消防官なども含まれる)
・公務員の仕事をイメージできるサポートがあるか
公務員のインターンができたり、OBOGから話を聞いたりできる環境であれば、
自分の将来を深く考えることが出来ると思います。
また「公務員講座」のように、大学が専門試験等の対策をする機会を設けている場合もあります。
・公務員に必要な学問の授業・ゼミがあるか
法学部と言っても、それぞれの大学が目指す学生像は異なります。
大学によっては公務員になりたい人向けの授業が少ない、もしくは必修単位に含まれない場合があります。
例えば「行政学」という学問は国家公務員、地方上級公務員を目指す人が学んで損がないものですが、
授業を開講していない大学も多く存在します。
(公務員試験に直接つながる「行政法」は比較的学べることが多い)
高校生だとよく分からない…と思うかもしれませんが、カリキュラムもチェックしてみるとよいですね。
③一般企業を目指す・目指すものは決まっていない場合の判断基準例
・自分がなんとなくでも学びたいことができるか
法学部の学びは大変広いものですが、大学によって学べるもの、そうでないものが勿論あります。
「道路交通法について学びたかったのに、授業もゼミもなかった!」と
入学してから悲しんでいた知り合いがいますが、
やはりなんとなくでも学びたいことがあるのであれば
しっかりと調べてから入学する方がよいと思います。
1つのテーマであっても、切り口によって学び方は異なってきます。
決して短くはない4年間、後悔しないようにしたいですよね。
・幅広い選択が取れるか
「最初は法曹三者になりたくて大学に入ったのだけど、学んでみたら別の進路が良いと思った」
というように、入学時と将来の希望や学びたいことが変わる学生は多くいます。
そんな学生に合わせて1年生では法学の基礎を学び、
2年生や3年生になってから専門コースを選ぶという大学もあります。
学びたいことが決まっていない、もしかしたら変わるかもしれないという人にとっては、
そちらの環境の方が良いかもしれません。
もちろん、これには一長一短があります。
途中から選ぶことによって、それについて学べることはどうしても少なくなってしまうからです。
ただ、どちらにしろ学んだことが無駄になることはもちろんありません。
まとめ
法学部について色々と見てきましたがいかがでしたでしょうか。
法律の知識は、どこに行っても、何をしても活かすことが出来るものです。
自分が学びたいこと、なりたいもの、歩みたい人生に合わせて進路を選んでくださいね!
「自分一人だとよく分からない…誰かに相談したい」
そんな気持ちがある方は、
ぜひ武田塾の無料受験相談に来てください。
あなたの現状や将来への希望などをお聞きして、
一緒にあなたとこれからどうすべきかを考えていきますよ。
受験生の皆さんこんにちは!
JR「大宮」駅西口から徒歩約3分の武田塾大宮西口校です!
勉強してるけど身につかない
「丸暗記ばっかりでは意味ないよ」
「きちんと本質を理解することが大事だよね」
「そもそも、ネットで少し調べれば分かる時代に暗記なんて必要ない」
予備校や学習塾に通わずに
オンラインの映像授業を利用して
お家で勉強する機会が増えた方も多いかと思います。
ネットで調べるといろいろな声がありますが、そもそも勉強の正しいやり方とはなんなのか。
今回は自宅学習の勉強効率を上げるためは
「理解」と「暗記」の違いについて知っておくといいよ!というお話です。
「理解」と「暗記」
単純暗記
メリット
①:同じ問題が出題された時に素早く答えられる
②:公式を導き出す必要がなくなる
③:苦手科目などの勉強する際にはモチベーションをキープしやすい
デメリット
①:理解が不十分なままになりやすい
②:少し問題を変えられると途端に解けなくなってしまう(=初見の問題を解けない)
③:頭を使って理解する癖が身に付かなくなる
理解
メリット
①:初見問題への対応力がつく!
②:つながりで覚えるから覚えた事が抜けにくい
③:記述問題でもすらすら解答できるようになる
デメリット
①:苦手科目の場合は理解に時間がかかる
知識を覚えているから理屈も頭に入る!
↑↓
理屈も入ってるから覚えられる、暗記の穴も補える!
つまり、暗記も怠ってはいけないし、理解をおろそかにしてはいけない
どちらも大事なのです!
どちらかが欠けてしまっては難関大学の入試問題に太刀打ちできなくなってしまいます・・・
暗記の確認にはテスト!
暗記の確認はシンプル!
「テストを実施してみる」これで確認できます
19世紀~20世紀初めのドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが行った有名な実験データです
無意味な音節(アルファベットの羅列)を記憶して、
時間の経過によって、どれだけ忘れてしまうかという研究をしたといわれています。
この研究結果をグラフにしたものが「エビングハウスの忘却曲線」といいます。
実験によれば、節約率(一度覚えたことを覚えなおすのに必要な力)は
20分後には、58%
1時間後には、44%
約9時間後には、35%
1日後には、34%
2日後には、27%
6日後には、25%
1ヶ月後には、21%
- 学んだ直後から物忘れは始まる。最初は一気に忘れ、次第にゆっくりと忘れるようになる。
- 一度目の学習より二度目以降の学習の方が簡単になる。復習を重ねるごとに忘れにくくなる。
- 一度にたくさん学ぶよりも、時間をかけて何度かに分けて学んだ方が、学習効率は上がる。
- 学んだ直後から物忘れは始まる。最初は一気に忘れ、次第にゆっくりと忘れるようになる。
1度覚えただけでは忘れる確率が非常に高いということがわかります。
逆に言えば
何度も繰り返し復習すれば、忘れるペースは段々緩やかになって定着するようになるということですね。
何度も何度も繰り返すことによって、人間の脳がそれを「必要なもの」と判断してくれるからです。
そのため、
武田塾では単語や用語の暗記には4日2日のペースで復習日を設けています。
間違えたところはやり直しを徹底するのが大切です。
理解度の確認には口頭チェック
先ほど紹介したエビングハウスの実験では「意味のない単語の羅列を覚えて、どれだけの期間がたつと忘れてしまうか」という実験でした。
皆さんの学ぶ「勉強」には意味や理屈があります。
なのでこの理屈をしっかり覚えていると、忘れるスピードは全く変わってきます。
理解が暗記を助け、暗記が理解を助けます。
どちらも相互に支え合っているんですね!
武田塾では「口頭確認」で理解度をチェックしています。
問題を自分の言葉で、解説を見ずに説明する。
「分からない人にもわかるように、学習した内容を説明できるかどうか」が一番分かりやすい確認方法です。
たとえば英文の解釈ならば
「品詞は何か?」「この等位接続は何と何を結んでいるか?」
説明できればOK!
逆に回答があっていても説明できないなら理解が不足しています。
例えば英文法の問題でいえば、
「正解の根拠は〇〇で、誤答の根拠は△△である」
という説明ができれば
その文法事項に対する理解は完璧と言えます!
これが出来れば、入試本番で本当に使える知識として身についていると言えます!
「暗記」「理解」の合わせ技で「使える学力」を養いましょう!
「勉強効率、って聞いたから劇的な裏技があると思ったのに!!」
正しい勉強方法に勝る効率的な勉強方法はありません…!
受験勉強に裏技があるのだとしたら、
難関大学に受かる人たちはなぜ1日10時間以上も勉強しているのでしょうか?
「正しい方法で、必要な努力を、継続する」
これが志望校合格への最速最短ルートです。
また、勉強効率は勉強量(時間)を積む中で徐々に上げていくものなので
最初から勉強効率の良い受験生はいません。
最初から効率が良いように見える受験生がいるならば、
きっとその受験生は小中学生の時からコツコツ勉強してきたのでしょう。
このほかにも武田塾ではより具体的な勉強方法のご相談や
苦手科目の勉強法についてもアドバイスさせていただきます!
武田塾大宮西口校では無料で、
今の勉強の状況などをお伺いして、
大学受験のことやこれからどうすれば志望校に合格できるかなどをお話しする
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