「現代文?日本語なんだから読めば分かるでしょ」
と言われた記憶はありませんか?
なぜできないのか自分自身にもよく分からない科目。
それが現代文だと思います。
ちゃんと読んでるはずなのに、なぜか点が取れない。
例えば、同じ国語の「古文」では
「単語が分からなくて読めない」
「古文の世界観が分からない」
「主語が分からない」
「敬意の対象が分からない」
といった、できない理由が比較的明確に出ます。
出来ない理由が分かれば、
それを対策すればいいわけですから気持ち的には楽です。
しかし、理由が見えなければ
本当にどうすればいいか分からず、困ってしまいますよね。
そうして、やっとのことで
現代文ができる人に相談したら見出しの一言。
結局よく分からないまま現代文が嫌いになってしまう…
よく聞く現代文嫌いの作り方です。
でも本当は、現代文にもきちんと解き方やそのコツがあります!
今回は現代文が苦手な人から聞かれがちな声に答えていこうと思います。
①「現代文って何でも答えになるんじゃないの?」
結論から言えば、なりません。
「傍線部の時の筆者の気持ちを答えなさい」
などの問題があることから、
数学のように、答えが必ず一つにならない!
と苦手意識を感じる人がいると思います。
もちろん、「本当の筆者の気持ち」は答えが一つでないと思います。
同じ料理を食べて、おいしいと感じる人もいれば、嫌いと感じる人もいる。
ですが、現代文の中においては、答えが一つになるのです。
それはなぜか?
理由は、
「文章の中から理由を探して、それをもとにして答えるから」
です。
例えば、先ほどの料理の例で言えば、
「ケーキの上のイチゴは、食べる前から甘い香りがしていた。口に入れると、ふわふわと柔らかいスポンジに生クリームが混ざり合い、時折イチゴの甘酸っぱさが現れて本当に頬が落ちそうになる味わいだった。」
という文章であれば、
『頬が落ちる』はおいしいものに対する表現なので
この人はケーキをおいしいと感じていることが分かりますし、
「ケーキの上のイチゴは種がびっしりとついていて、やはり好きになれない見た目だ。出された手前食べないわけにはいかないと思い、やっとのことで口に運んだ。スポンジや生クリームは甘ったるく、それでいてイチゴはすっぱいというアンバランスに耐えられず、顔がゆがむのが分かった。」
という文章であれば、
『好きになれない』『顔がゆがむ』などの
マイナスの表現が多いので
この人はケーキをおいしく感じなかったことが分かります。
つまり、現代文は理由なく答えられるものではなく、
「誰が読んでもそう受け取れる」
客観的な根拠を本文中から探して答える科目なのです。
②「文章は読めるけど答えが合わない」
少し現代文ができるようになってくると聞かれるこの声。
実際聞いていくとストーリーの要約などは合っていることが多いです。
ではなぜ間違えてしまうのかといえば、
「自分ならこう思う」という自分軸で問題を解いてしまうことが理由です。
例えば先ほどのケーキの文章で言えば、
「自分はケーキが好きだし、
周りの人からもケーキが嫌いと聞いたことが無いから、
絶対にケーキをおいしいと感じるはずだ」
のような解き方です。
こう書いてみるとおかしいと感じられると思いますが、
自分と意見の合わない文章を読んでいて、その憤りや不満から
無自覚のうちに作者の意見を無視して自分の意見で問題に答えていた…
というのは起きがちな失敗です。
また、文章を読む前から「どうせこういう話だろう」と予測してしまう人にもよく起こりますね。
現代文は自分の意見をぶつける場ではありません。(それは小論文です)
相手の話を聞いて、何と言いたかったのかを過不足なく捉えることが求められている科目です。
③「読めるテーマと読めないテーマの差が激しい」
「哲学の話になると途端に読めなくて…」
「同じテーマの中でも読めるのと読めないのがある」
これらは問題集などをやっていくと聞かれるようになる声です。
これにはいくつかの原因があります。
一つ目はテーマごとに出やすい言葉を知らないことです。
例えば哲学のテーマでよく出てくる
「主観」「客観」「認識」などの言葉。
中学校までは出てこなかった難解なワードが、
高校生になるとみんな知っている前提でぽんぽん文章中に出てきます。
文章中の表現から言葉の意味を類推することもできるのですが、
そもそも知っていないと難しい単語もあります。
そのため、日本語といえども「言葉の勉強」は大事なのです。
二つ目は前項と被りますが、自分の意見で読んでしまっていることです。
言い直すと、「しっかりと文章を読み取れていない」といえると思います。
よくできるものは
自分が以前にも聞いたことがある内容を扱っていませんか?
この場合よく分からない表現があったとしても
「どうせ前に読んだ〇〇と同じことを言っている」
と昔作った引き出しを使って解いてしまっている可能性があるということです。
これ自体が悪いわけではありませんが、
ちゃんと文章が言っている内容をとらえないと大きく点数を下げることになってしまいます。
武田塾ではどうやって現代文をできるようにするの?
ここまで、現代文が苦手な方から聞かれる声にこたえてきましたが、
では実際に現代文が得意になるためにはどうすればよいのでしょうか。
武田塾では、現代文ができるようになるために、
「現代文の読み方」を明確にしている参考書で学習を進めていきます。
まずその1冊目が「田村のやさしく語る現代文」です。
この参考書では、現代文を読むうえで何を大事にして読めばいいのか、
何に注目すれば簡単に意味を読み取ることができるのか、
などが馴染みやすい易しい文章で書かれています。
個人的には、現代文は数学など理系科目と同じくらい
「論理的思考力」が必要な科目だと思います。
この本を読むとどのようにすれば客観的、論理的な思考ができるのかが明確に分かります。
現代文ができるという人も一度読んでみると、
自分が論理的に読めているのかを確認できるのでお勧めです!
そして、現代文を読むに欠かせない単語をまとめた
「ことばはちからダ!現代文キーワード」
という参考書も使っています。
この参考書では高校の現代文に出やすいワードを
分かりやすい表現で説明しています。
また見出しワードの対義語なども載っており、
言葉の意味を整理しやすくなっています。
短めの文章も載っているので、
見出しワードがどのように使われているかも実践的にとらえられます。
この2冊をはじめとした、現代文が苦手な人でも
「分かりやすく」「一人でも進めやすい」参考書で、
武田塾はサポートを行っています。
もしそれでも分からない内容があれば、
もちろん毎週の個別指導でお答えしていきます!
まとめ
・現代文が解けないのにはちゃんと理由がある
・現代文は根拠を本文から探して解く論理的思考力が求められる科目
・武田塾では分かりやすい参考書で現代文をできるようにする
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