こんにちは!大久保駅から徒歩1分武田塾大久保校の校舎長です!
今回は新課程になって化学がどう変わったのかご紹介します。
定義や語句の変化がありますが、そこまで多くないので浪人生の方も対応出来ます!
しっかりおさえておいて下さい!
①遷移元素の変更
旧課程
3〜11族元素を遷移元素とし,12族元素は典型元素に分類していた
新課程
3〜12族元素の総称を遷移元素とする.
遷移元素とは,価電子の数が1〜2個で、全ての元素が似たような性質を示すという特徴があるものです。
12族については色々な考え方がありますが、今年度から遷移元素に分類されます。
②アルカリ土類金属の変更
旧課程
アルカリ土類金属はBeとMgを除く2族元素。
新課程
2族元素のすべてをアルカリ土類金属元素とする。
BeとMgはCa以降のアルカリ土類金属元素と比べて反応性が低いなどの違いがあります。そのためアルカリ土類金属元素とは区別して扱われることもありますが、今年度からアルカリ土類金属に分類されます。
③エンタルピーの導入
旧課程
熱化学方程式により発熱反応をプラス。吸熱反応をマイナスにしていた。
(例)
発熱反応
C(黒鉛)+O2(気)=CO2(気)+394kJ
吸熱反応
H2O(固)=H2O(液)ー6.0kJ
新課程
熱化学方程式の替わりに国際的に使われているエンタルピーを採用。
エンタルピーは発熱反応がマイナス。吸熱反応がプラスになり、=から→に。
(例)
発熱反応
C(黒鉛)+O2(気)→CO2(気) ΔH=ー394kJ
吸熱反応
H2O(固)→H2O(液) ΔH=+6.0kJ
④言葉の変更
化学基礎
化学結合・状態変化
・六方最密構造(六方最密充填構造)に。六方最密充填という用語も見られたが止めた。
・固体→気体を昇華,気体→固体を凝華と区別する。旧課程では気体→固体も昇華と呼んでいたが止めた。
・より正確で正式な用語である貴ガス に改める。旧課程では希ガスと呼んでいた。
・イオンを表す化学式でイオン式という用語は不使用に。単に「化学式」とか「イオンを表す化学式」などと表現する。
・結合を表す線:構造式において結合を表す線に用いていた価標という用語は不使用に。
・共有結晶から共有結合結晶(共有結合の結晶)に。
・標準状態という用語は用いず,温度と圧力を明示することを推奨。数研出版の教科書では,の状態を標準状態としていたが、入試では,温度・圧力が明示される。
法則名
・定比例の法則、一定組成の法則どちらの名称も用いる。
・倍数比例の法則、倍数組成の法則どちらの名称も用いる。
・気体反応の法則、反応体積比の法則どちらの名称も用いる。
化学
理論化学
・沸点が上昇する現象を「沸点上昇」,それによる温度変化を「沸点上昇度」と区別してきたが,いずれも「沸点上昇」で統一する。凝固点降下についても同様。
・水酸化鉄(III)を3価の弱塩基として扱うことを止める。(正電荷を帯びる)コロイド溶液や沈殿としては扱う。
・反応物が活性化エネルギー以上のエネルギーを得ている状態を「遷移状態」と呼ぶ.教科書の独自用語である「活性化状態」は使わない。
・質量作用の法則から化学平衡の法則に。
・二酸化マンガン,酸化マンガン(IV):中学では前者,高校では後者が用いられていたが,どちらも正しいので併記してよい。
・融解塩電解という用語も見られたが,原則として溶融塩電解を用いる。
有機化学
・ホルミル基:官能基−CH=Oの正式名称はホルミル基である。アルデヒド基という用語は推奨されない。
・カルボニル基:官能基>C=Oの正式名称はカルボニル基である。ケトン基という用語も見られるが推奨されない。
・シス-トランス異性体:幾何異性体という用語もあるが,シス-トランス異性体で統一する。
・鏡像異性体:光学異性体ともよばれるが,今後推奨されない。
沢山演習をして早く新課程に慣れましょう!
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