こんにちは!!大久保駅から徒歩1分の塾!武田塾大久保校の講師Fです。
皆さんは現代文の問題を解いて答え合わせをする際に意識していることはありますか?
とにかく数をこなすことに意識が向かって、一題一題の答え合わせが雑になっていませんか?
「間違えた設問の解説を読んで終わっています」という人はいませんか?
「正解の選択肢を選べているから大丈夫!」と安易に思っていませんか?
今回は現代文の問題を解いた後にやるべきことを紹介します!
自分と作問者の思考プロセスを照らし合わせる
答え合わせをするときにぜひやってほしいことは、
「自分の思考プロセスと作問者の思考プロセスが合致しているかを丁寧に確認する」です。
自分の読み方や解き方を徹底的に分析することを通じて改善点を探り、今後の演習・模試・本番に活かせるようにしましょう。
具体的には、以下の4つを確認すると良いです。
自分の読み方は適切か
まず、筆者の主張と一般論、対比、具体と抽象、並列と添加、段落の相互関係などを適切に読み取ることができているかを確認しましょう。
読み方が曖昧になっている人は読解法を学ぶ参考書に戻りましょう。
また、問題演習用の参考書は本文解説が丁寧なものを選ぶと良いですね。
現代文が得意でない人へ
現代文が得意ではない、点数が伸びない、点数に波がある人は、文字を目で追っているだけになっている可能性があります。
これでは読解していることになりません。
文と文の関係性を意識して印をつけながらロジカルに読み進めていくようにしましょう。
例えば、
これが一般論。
これが筆者の主張。
これがその具体例。
これが問題提起。
これがその説明。
これが対比。
これは原因。これが結果。
4段落は2・3段落のまとめから始まっている
つまり、文章と正面から向き合い、内容や構造を適切に理解すること大切になってきます。
また、読めない原因として、読解の前提となる語彙力が不足している場合も考えられます。
その場合は語彙力を強化する参考書を一冊買って取り組んでみましょう。
傍線部を含む一文の分析は適切か
傍線部だけを見ている人はいませんか?
そうではなくて、傍線部を「含む一文」の分析ができているかを確認しましょう。
例えば、
文構造(主語・述語・目的語)です。
特に、傍線部が述語に引かれている場合は、その主語を把握するようにしましょう。
次に問われている内容で分類して考えます。
内容説明問題(どういうことか)
内容説明問題では、傍線部を含む一文の中で言い換えるべきところに印がつけることができているか確認しましょう。
言い換えるべきところとは、
指示語、筆者が独自の意味で用いている言葉、客観的にみて分かりにくい言葉などです。
理由説明問題(なぜか)
理由説明問題における確認事項は特にありません。
因果関係に注意しながら答えを探しましょう。
自分の解答根拠は適切か
前提として、消去法ではなく積極法で解けているかを確認しましょう。
つまり、本文から根拠を引っ張ってきた後に選択肢を吟味し始めてください。
選択肢頼りの消極法では作問者の罠にひっかかります。
また、正解の選択肢を選んでいたとしても、解答根拠が曖昧だったり、ズレていたりすれば読解できていることになりません。自分が考えた解答根拠と作問者が考えた解答根拠が合致しているか確認することを習慣づけましょう。
ただし、小説の表現・効果の問題などでは、客観的に正文だど判断しづらい選択肢があり、それが正解になるパターンもあります。消去法で解かないといけない問題もあるので要注意です。
また、内容合致問題は選択肢を一つずつ検討していく必要があります。
これらの問題は時間がかかります。なので積極法で解ける問題は積極法で解くことが時間内に解き切るために大切になります。
誤文の切り方は適切か
こんな場合を考えてみましょう。
あなたはある設問で➁を選択して正解しました。解答根拠も作問者とまったく同じでした。
しかし、誤文だと判断した➀を確認すると、その根拠が作問者とズレていました。
その場合は本文の➀に関連する部分が適切に読解できていない可能性があります。
誤文の切り方が適切であるかも意識的に確認しましょう。
また、「自分はこういう誤文にひっかかりやすいな」という自己分析ができると良いですね。
例えば、
解答に必要な要素が足りない。
本文の言葉で作られているが、設問要求に答えていない。
因果関係が逆、またはない。
対比されている事項の説明がごっちゃになっている。
などです。
語彙
本文中に意味が分からない言葉が出てきたら、調べて一か所にまとめる癖をつけましょう。
漢字
問題集に収録されている読解問題や入試問題では「同じ漢字を含むものをあとの➀~⑤のうちから1つ選べ」という設問がよく見られます。
➀~⑤のカタカナ部分を答え合わせをする前に書いておきましょう。
書き取りの良い練習になります。
書けなかった熟語、意味が分からない熟語はノートやメモ帳にリスト化したうえで調べて覚えましょう。
最後に
今回は現代文の問題を解いた後にやるべきことを紹介しました。
〇と×をつけて、×の問題の解説を読んで終わるのではなく、
「読み方は適切か」
「傍線部を含む一文の分析は適切か」
「自分の解答根拠は適切か」
「誤文の切り方は適切か」
この4つを丁寧に分析して、今後に活かしていきましょう。
また、自己分析結果はメモして目に見える形で残しておきましょう。
今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
✅まずは無料受験相談にお申し込みを
武田塾大久保校では
「なぜ授業をしないの?」
「授業をしない替わりに何をしているの?」
「志望校に合格するためにはどう勉強したらいいの?」
「どの参考書を買ったらいいの?」
など、受験に関する相談を全て答えさせて頂きます!
まずはこちらの無料受験相談にお問い合わせください↓