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【現代文】漢字・語彙を学習するときのコツをご紹介!

こんにちは!!大久保駅から徒歩1分の塾!武田塾大久保校の講師Fです。

漢字語彙

高1、高2生の皆さんは学年末考査が終わったころでしょうか。お疲れ様です。

今回は現代文の問題を解く際の基礎となる漢字・語彙学習のコツを紹介します。


 

漢字を学習する際のコツ

やりがちなミス

熟語(漢字)が書ければそれでok(=漢字の形を覚えようと頑張っている)」という人はいませんか?

もちろん書けることも大事ですし、書き取りを出題する大学もあります。

しかし、「意味」を考えていないと反射的に間違った漢字を書いてしまう/選択してしまうことがあります。

例えば、

「障子やふすまは、先程述べた日本の間の文化を理解するためのコウレイである」の「コウレイ」を漢字で書いてみてください。

和室のイラスト(室内風景)

反射的に「恒例」と書いていませんか?

文をよく読むと、

「日本の間の文化を理解するための『適切な例』が障子やふすまである」ということが書いてあります。

つまり、ここでの「コウレイ」は「適切な例」という意味で使われていることになります。

では、どの漢字を書けば良いか考えてみてください。

答えはこのブログの最後に書いておきます。

 

このように、意味で漢字・熟語を理解することは非常に重要です。

 

漢字一字一字の意味や訓読みを意識する

形だけではなく,熟語を構成する漢字一字一字の意味訓読みを確認しながら覚えるようにしましょう。

訓読みは漢字の意味を表現しています。(音読みは音を表現しています)

例えば、「『不朽』の名作」であれば、

朽(く)ちることのない(=不)作品と訓読みで理解することができ、

言い換えると、「いつまでも価値を失わずに残り続ける作品」となります。

 

〈注意〉

漢字学習の参考書に載っているすべての漢字・熟語に対して上記の学習法は必要ありません。書けなかった/意味が分からなかった漢字・熟語だけで構いません。

 

同音異義語は要注意!

同じ読みをする漢字や熟語は入試でも問われやすいです。

例えば、

「偏・遍・編」「義・議・犠」「疑・擬・凝」「解雇・懐古・回顧」「鑑賞・干渉・緩衝・感傷」「対象・対照・対称」「保障・保証・補償」「不詳・不肖・負傷」などです。

同音異義語が出てくるたびに,「注意する漢字(熟語)はAとBとCだったな」などと思い出せればokです。

熟語を構成する漢字一字一字の意味訓読みを理解しておけば、どれを使うか迷ってしまうことはほぼなくなると思います。

 

よく間違う熟語はリスト化+定期的に復習

リストのイラスト

間違えた漢字や熟語を「ふーん、こう書くのかー。」で終わりにしていませんか?

この勉強法だと、定期的に復習しない限り、おそらく1週間後には自分が間違えたことさえ忘れます。

意味が分からなかった、書けなかった漢字や熟語は、意味や訓読みを確認した後に、ピックアップしてリスト化することをオススメします

ノートでも良いですし、メモ帳でも構いません。

自分のミスを記録しておくことで後々復習しやすくなり、効率的に苦手をつぶすことができます。

また、漢字だけではなく、英単語や英熟語、古文単語などを学習する際も同様にリスト化してみましょう。

 

 

語彙を学習する際のコツ

やりがちなミス

「概念的な言葉の意味を丸暗記して終わっている」人はいませんか?

字面を覚えただけではあまり意味がありませんし、すぐ忘れてしまいます。

以下の2点に取り組むことを通じて、理解することの大切さを実感してみてください。

具体例を考えよう

参考書に書いている意味は抽象化されています。

具体例が頭に浮かんではじめてその言葉を理解することができたといえます。

例えば、「アレゴリー」という言葉。

意味は「抽象的な概念や思想を具体的なものによって暗示する表現方法」です。

これだけではよく分かりません。

具体例を考えてみましょう。

狐のイラスト

キツネ(具体的なもの)

 

ずる賢く油断のならない人間の様子(概念)キツネ(具体)で表すことがあります。

これがアレゴリーです。

また、イソップ童話の「アリとキリギリス」の話でもアレゴリーが用いられています。

 

このように、意味の丸暗記ではなく、具体例を思い浮かべることによって言葉に対する理解が一層深まります

 

具体例を考えるのは時間がかかるし、難しいと思っている人は安心してください。

参考書の中には具体例を意味とセットで書いてくれているものもあります。

 

対比はセットで理解しよう

例えば、「主観と客観」「絶対と相対」「感性と理性」「帰納と演繹」といった対比の言葉はバラバラで覚えるのではなく、セットで理解して覚えましょう。

簡単なイラストを書いて理解する学習方法もオススメです。

 

 

最後に

今回は現代文の問題を解く際の基礎となる漢字・語彙学習のコツを紹介しました。

漢字・語彙学習は現代文のみならず、すべての科目に活きてきます。特に、共通テストでは初見の資料が多く用いられます。制限時間内に正確に解ききるにはある程度の語彙力を土台にした言語運用能力は必要です。

 

高校3年生になると、文化祭や体育祭などの行事や定期テストで忙しくなり、精神的にも焦りが出てきます。

なので、新高3生は3月が基礎を固めるチャンスです。

新高2生も受験勉強は早く始めれば始めるほど得です。

丸暗記ではなく理解することを意識して、頑張ってください!

 

〈漢字書き取りの答え〉

「コウレイ」は「好例」が正解です。また、「恒例」の意味や使い方も確認しておきましょう。

 

今回は以上です!

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

 

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