皆さんこんにちは!大久保駅から徒歩1分の武田塾大久保校の講師Hです!
今回は、大阪大学外国語学部の総合型選抜について紹介したいと思います。
私は、総合型選抜に出願しましたが落ちてしまったので、結局一般入試で入学しました。
実際受けてみて分かったメリットやデメリットについても書いていきたいと思います!
総合型選抜とは
総合型選抜って何?
総合型選抜とは、入学試験当日の出来の一発勝負で合否を判断するのではなく、プレゼンテーションや面接、事前の提出書類、小論文などを用いて、受験者を総合的に見て、合否が決まる入試方式のことをいいます。
学校の推薦などは必要なく自己推薦になるので、学校推薦型選抜とは違って出願条件さえ満たせば、基本的に誰でも出願することができるのが特徴です。
総合型選抜に向いている人①
では、総合型選抜が向いている人とはどんな人なでしょうか。
私は、とにかくその大学に行きたいという意欲が強い人は出願すべきだと思います。なぜなら、総合型選抜は一般入試と違って、自分の意欲を大学側にアピールする機会が必ず設けられているからです。
一般入試では、仮に意欲があってもテストで点を取れなければ合格できません。反対に、自分よりも意欲がない人でも、点数が高ければ、その人に一席取られてしまうのが現実です。
よって、誰にも意欲は絶対負けないと思う人は、後悔しないため、チャンスを増やすために総合型選抜に出願した方が有利かもしれません。
総合型選抜に向いている人②
高校時代に何か特別な活動をしていた人も、総合型選抜に向いているといえます。
例えば、ボランティア活動や留学、部活動での成果、学会やスピーチコンテスト出場などです。
これらは全高校生ができる経験ではなく、自分の大きなアピールポイントになります。
せっかく特別な経験をしたのなら、それを活かせる入試方式を選ぶのも良い戦略でしょう。
総合型選抜のメリット
では、総合型選抜のメリットについて、私の実体験を踏まえて紹介していきます。
総合型選抜のメリット①
総合型選抜の大きな魅力は、先に述べたように意欲を大学側に示すことができるという点です。
私は大阪大学でしか学びたい言語を専攻できなかったので、どうしてもそこに行きたかったのです。
その思いを勉強の成果で伝えられるのもかっこいいですが、当時Ⅾ判定だった私はそこまでの自信はなく、かと言ってこの熱い気持ちを伝えることなく終わらせるのももったいないと思い、総合型選抜を出願しました。
結局総合型選抜では合格できませんでしたが、出願したおかげで、意欲は伝えることができ後悔なく結果を受け止められました。
総合型選抜のメリット②
自分を総合的に見て、大学に合否を判断してもらえるというのも、総合型選抜の大きな魅力の一つでしょう。
先ほど申し上げたように、私は最後の模試でもⅮ判定でした。Ⅾ判定は20~40%ほどで、決して安心できる数字ではありませんでした。
そんな私ですが、高校生の時の国内と海外両方でのボランティア活動の経験だけはありました。
勉強ではなかなか成果を出せなかった私でも、そのような経験を含めて自分をアピールすることができたのです。
もちろん、勉強は入学した後も必要で、しておく必要はありますが、それ以外の自分の長所や経験も大いに活かせるのが、総合型選抜の魅力でありメリットです。
総合型選抜のデメリット
総合型選抜のデメリット①
自分の強みを最大限に活かせる総合型選抜ですが、もちろんデメリットもあります。
まず一番のデメリットは、共通テストや総合型選抜に落ちた場合に受けることになる国公立の二次試験などの対策に取れる時間が少なくなってしまうことです。
総合型選抜は、小論文や面接、提出書類などを仕上げていく必要があり、一般入試を見据えた勉強をしている受験生に比べると、9教科の勉強がしにくくなります。
また、大阪大学のように総合型選抜自体に、共通テストで一定以上の点数を取ることを求められることもあります。私の場合は、小論文と提出書類に時間をかけすぎたことで、共通テストの対策が十分にできず結局合格できなかったので、結果的に提出書類などにかけた時間は無駄だったとまでは思いませんが、受験生としてはもったいないことをしてしまったなと思います。
9教科の受験勉強と、総合型選抜の対策をバランスよくできる人は問題ないですが、そのバランスを失敗すると結果的に不利になってしまうというのが総合型選抜の大きなデメリットだと思います。
総合型選抜のデメリット②
総合型選抜の二番目のデメリットは、気持ちをコントロールするのが難しいということです。
大阪大学の場合は、10月頃に出願が始まり、最終的な合否が出るのは2月中旬です。そして、総合型選抜の合否発表から二週間ほどで一般入試があります。
出願までは提出書類を仕上げ、12月頃までは面接と小論文の対策をし、その試験が終わり次第共通テストの対策に本腰を入れる。共通テストが終わってからは、まだ総合型選抜の合格に少しの希望は持ちながらも、だめだった時のために二次試験の対策に本腰を入れる。
このように、総合型選抜を受けるとなると常に近くの試験に向けてそれぞれの対策をし続ける必要があり、特に共通テスト後は合否を待ちながら二次試験の対策をすることになります。
この期間に総合型選抜の合否にソワソワしながらも、どれだけ気持ちを保って、いかに本気で勉強に取り組めるかでその先の未来は大きく変わるのです。
常に気持ちを保ち、目の前のことにどれだけ集中できるかが合格の鍵となります。しかし、やはりこのようなハードスケジュールで気持ちのコントロールをするのは難しいので、それが総合型選抜のデメリットといえるのです。
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