皆さんこんにちは!大久保駅から徒歩1分の武田塾大久保校の講師Fです!
新学年になり、「勉強頑張るぞ!」と意気込んでいる人も多いのではないでしょうか?
今回は某塾が主催している記述模試で偏差値80をとった私が
関西学院大学日本史の傾向と対策を紹介します。
受験勉強は時間が限られています。
受験する大学の過去問を解き、出題傾向を分析することによって、
今自分がするべき勉強が明らかになります。
では、行きましょう!
関学日本史の出題構成と目標点
関西学院大学の日本史は試験時間60分、大問4題、150点満点で全問マーク式(40問)です。
原始から戦後まで幅広く出題されるので、計画的な勉強が必要になります。
関西学院大学では、選択科目(日本史・世界史・地理・数学)間での不公平をなくすために、
中央値補正(得点調整)が行われます。例年日本史は得点が下がる傾向にあるので、7割~8割は取りたいです。
関学日本史 鬼門その1 2文正誤問題(第1問)
関学の名物問題です。
正確な知識理解が要求されるため、多くの受験生のみなさんが第1問の2文正誤問題を苦手にしているはずです。
ですが、普段から以下の2点に注意して勉強を進めることによって、得点できる問題が増えていくはずです。
時期と内容、因果関係を意識しよう!
皆さんは「聖武天皇」を知っていますか?
そりゃ知ってるよ!ばかにするなよ!というツッコミが聞こえます。
では、次の質問には答えられますか?
「聖武天皇」は何時代・何世紀の人物ですか?
「聖武天皇」の時代に栄えた文化とその特徴は言えますか?
「聖武天皇」が仏教を推進した理由は何ですか?
「聖武天皇」が墾田永年私財法を出した理由とその影響は?
答えることができましたか?
答えることができなかったみなさんは歴史用語を覚えることだけに必死になっていたのではないでしょうか?
入試では、時期(○○時代・○世紀前中後半・文化区分)や用語の内容理解、因果関係が主に問われます。この3つが暗記を助けてくれます。
数えきれないほどある歴史用語を意味もなく暗記するほど苦しいものはありませんし、
それで点数が伸び悩んでいることはみなさんが一番痛感しているところだと思います。
ぜひ、時期、用語の内容理解、因果関係を軸に勉強してみてください。
これは日本史の勉強の基礎になります。
正誤問題のアプローチ方法を知ろう!
続いて解き方です。
これは経験を積んでいくしかありませんが、
意識してほしいことがあります。
それは、
出題者が誤文を作るときのパターンを頭に入れておくことです。
具体的に見ていきましょう!
↑空也 活躍した時期は? 浄土教とは? 浄土教はなぜ普及したの?
➀時期をずらす
(鎌倉時代を室町時代にすり替える)
②内容説明で誤りを作る
(○日本最古の和歌集である万葉集→×日本最古の勅撰和歌集である万葉集)
➂因果関係で誤りを作る
(○磐井の乱の結果、大王の地方支配が強化された→×弱まった)
➃語句で誤りを作る
(○源頼信は平忠常の乱を平定した→×源義家は平忠常の乱を平定した)
⑤「~はなくなった、~はみられなくなった」は疑え!
(×弥生時代、水稲農耕が普及し、狩猟・採取は行われなくなった)
*「この世に存在しないこと」の証明は難しいよね。
これらの視点を頭に入れておけば、解ける問題も増えるはずです。
ぜひ実践してみてください!
関学日本史 鬼門その2 史料問題(第3問)
関学の日本史では史料問題が頻出です。資料集に掲載されているものも出題されますが、未見史料問題が出題されることも特徴です。ここでは解き方を紹介します。
史料問題でまず確認すること
史料問題を解くとき、何も考えずに史料を頭から現代語訳し始めている人はいませんか?
それだと時間がいくらあっても足りません。
史料問題に出会ってまず確認することを3つ紹介します。
➀ 出典
② 史料に書かれてある歴史用語
➂ 設問
まず、➀~➂をヒントにして、史料の主題や時期を特定しましょう。
問題によっては、史料の内容を理解していなくても解答できる設問もあるので、
そこはサラッと解いてしまいましょう。
これ以降は皆さんの知識理解を総動員して解いていくことになります。
問題形式別アプローチ
➀ 空欄補充問題
史料問題に限ったことではありませんが、空欄の前後に必ずヒントとなる言葉が隠れています。ただ、ヒントを発見できても、その歴史用語の意味を知らなければ本末転倒です…。普段から歴史用語の内容理解を心がけましょう!
② 史料読解問題
共通テストに変わってから関学でも年々増えている出題形式です。まずは選択肢を確認し、該当箇所を探しに行きましょう。読めばできる問題なので、時間をかけて正解したいところです。
今日は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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