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大学受験専門予備校の武田塾沖縄校です!
おまたせしました
今回は2023年度共通テスト数学IA、ⅡBについてお話しようと思います!
今年の数学の難易度は?
結論から言いますと、数学IAⅡB両方とも易化してました!
去年が難しすぎたので、今年はそれなりのレベルに収まったとも言えます。
とは言え、共通テスト特有の長い文章と応用力を試す設問に苦しめられた方も多いと思います。
しかし!なんやかんや共通テストです!
ただ参考書が出来るようになっただけでは点を取れないテストなので
今回の数学の問題、パターンをクリアするために必要なことを教えたいと思います!!
数学ⅠA:易化はしたものの文章読解力は変わらず求められる問題が多い
大問1
→出題された数と式はセンター試験のようなパターン問題です!
参考書(基礎問題精講IA)にあるような典型問題を解ければ
何も怖くないので、参考書を何周もして完璧にできるようにしましょう!
ちゃんとやったことがある人であれば絶対に見たことがある問題のはずなので、
しっかり演習を重ねていきましょう。
大問2
→データの問題についても比較的解きやすい典型問題でした。
二次関数は文章読解で問題設定を把握しつつ、大量の計算を求められる共通ならではの出題でした!
対策
文章を読み進めていいくなかで重要そうなところをマークしたり、
問題で決められた二次関数の平方完成をしておくと問題をスムーズに解くことができます。
読解力も計算力も試される共テ特有の形式ですが、
ちゃんと対策すれば問題自体はやってできないこともないです。
日頃から計算ミスをしないことを意識して学習しましょう。
大問3
→やることは順列と組み合わせの典型問題でしたが、
後半の問題は前半の誘導から問題の仕組みを理解しないと解くのが非常に面倒な問題でした。
対策→共通テスト形式の模試や問題集を利用して前半の誘導から後半の仕組みを理解する演習をたくさん行うこと。
ただ、参考書が完璧である前提の話なので出来るまで何周もして基礎固めをしっかり行ってください!
大問4
→整数の性質における長方形のタイル問題は類似問題を解いてないと初見で点を取るのは難しいので、
この大問の正答率は二極化されているのでは?と感じました。
(初見でこの問題の仕組に気付ける人はなかなかいない)
対策→整数の性質はn進法、不定方程式、最小公倍数と最大公約数など出題される分野が限られてくるので、
各分野のパターン問題は基礎問題精講IAを使って解けるようにしておきましょう!
数学ⅡB:典型問題を引き出す瞬発力とそれに気づく力が求められる
大問1
→三角関数の問題は2倍角の公式、加法定理など、
基本的な公式を覚えた上で、淡々と典型問題を解いていればできる内容でした。
→対数の問題はlogの定義などの基本的な公式を押さえていれば簡単に解ける問題でした。
1Aと同様大問1はしっかり得点源にしていきたいです。
大問2
→微分積分の問題では数学ⅠAでよく使われる相似が積分の式算出に使われたので、
図形の比についても慣れていないといけない問題です。
また、最後の桜開花日を予測する問題においては使われた積分の式が
「x>30以降から増加し続ける、すなわちx>30以降は増加関数である」を理解しながら
x−yグラフで図を確認していれば、どのx区間で桜開花日の面積量になるかが分かります。
関数の性質(増加関数なのか減少関数なのか)と積分を理解できているかが問われている問題でした。
大問3
→数列に関しては典型問題ではありましたが、最初の説明をちゃんと読んでいないと
後半のところで誤った選択肢を選びそうになる問題でした。
数学IAもⅡBも設問の文章を飛ばすことが出来ないので、どの問題も共通らしくて気が抜けません。
大問5
→ベクトルは途中までは誘導に乗るセンターに似たような出し方の典型問題が多かったですが、
最後は難易度が高い問題でした。
前半のところで出した内積やベクトルの関係式を利用して、設問で扱われているベクトルが
どのように変化しているのか想像できないと解けない内容でした。
対策→模試や形式問題で誘導で出した式を利用したり、
ベクトルの図を描きながら状況を評価することで気づく力は身についていきます!
これからの受験生が出来ることは?
以上の通り振り返ってきて今後受験生がどう対策していくか考えてみましょう。
共通テストの数学は難しいとよく言われますが、上を読めば結局は基本が大事だということがわかると思います。
まずはいかにパターン問題を完璧にするかです。
具体的には、基礎問題精講の問題を突然出されても秒で答えまで導き出すということです。
その時に考える時間があってはダメです!一瞬でパターン問題をクリアできるようになって初めて、
共通テストが求めている思考力のステージに上ることが出来ます。
また、早い段階から計算力の向上にも気を配っていきましょう。
演習内容はしっかりノートに記録し、どこで間違えてしまうのか分析するようにしてください。
そして地道な演習でレベルアップしていくために、計画的な学習に今すぐ取り組みましょう。
武田塾沖縄校では、この2つを生徒のレベルに合わせて共通テストに戦えるような学力を鍛えます!