みなさん、こんにちは!
武田塾岡山駅前校です。
私立大学の受験まで残り約2か月となりましたね。
寒さが増すにつれてより一層緊張感が高まって
いった現役時代を思い出します。
はじめに
12月になり、過去問演習にも本格的に取り組む
時期となりました。みなさん過去問を解き始めていますか?
この時期ですと私大志望の方は週2,3年分は解くペースが
望ましいです。
過去問演習でしっかり傾向をつかみ、
その後の勉強と、試験本番での立ち回りの
戦略を立てましょう!
さて、今回は
【関関同立に受かろう!】一般入試の英語の傾向と対策
ということで、関西大学・関西学院大学・
同志社大学・立命館大学の4大学の
一般入試の英語の傾向と対策について
ご紹介していこうと思います。
関関同立を受験する方に
とっておきの記事となっておりますので
ぜひ最後までご覧ください。
*文系学部の英語が中心となります。
関西大学
入試情報
大問3問構成 ( [Ⅰ] [Ⅱ] [Ⅲ] )で
試験時間は90分となっています。
傾向と戦略
大問[Ⅰ]
大問[Ⅰ] は
[A]会話文と[B]50字程度の文章6つ並び替え
になります。
[A]会話文は、短いですが比較的難しいです。
参考書に書かれていない表現や言葉の意味も出るので、
読める箇所の拾い読みをし、推測しながら
読み進めるようにしましょう!
空欄補充となっているので、選んだ選択肢を
空欄に入れて前後の文脈がおかしくならないか
確かめながら解き進めるように
すると良いです!
[B]50字程度の文章6つ並び替えは、
一度選択肢をすべて読み、そこから考えましょう。
「指示代名詞」(this,the,themなど)と「文章の流れ」に注意して
解く必要があります。
解答したあとは、自分が選んだ順番通りに文章を読み、
誤りがないか、確認してくださいね。
大問[Ⅱ]
大問[Ⅱ]は、700字程度の英語長文となっており、
[A]空欄補充問題(15問程度)
[B]内容一致問題(7問程度)
に分かれています。
先に[B]内容一致問題の設問に目を通し、本文を読み進めて
いくのがおすすめです。[B](1)を解答したら、
(2)の設問の目を通し、また本文を読み進める。
という流れが効率的で、確実性も高いです。
このとき設問の選択肢は読む必要はありません。
[A]空欄補充問題に関してですが、
読み進めていけば、必ず空欄にあたるので
その都度、前後の内容から当てはめて
いきましょう!
大問[Ⅲ]
大問[Ⅲ]も、700字程度の英語長文となっており、
[A]傍線部問題(10問程度)
[B]内容一致問題(7問程度)
に分かれています。
こちらも大問[Ⅱ]と同様に
先に[B]内容一致問題の設問に目を通し、本文を読み進めて
いくのがおすすめです。[B](1)を解答したら、
(2)の設問の目を通し、また本文を読み進める。
という流れで解いていくと良いです。
時間配分
大問ごとの目安の時間配分となります。
大問[Ⅰ] 20分以内
大問[Ⅱ] 35分
大問[Ⅲ] 35分
関西学院大学
こちら、全学部日程の
ご説明させていただきます。
関西学院大学は同じ全学部日程でも
年によって多少傾向は変わります。
入試情報
大問6問構成で、試験時間は
90分となっています。
傾向と戦略
大問[Ⅰ][Ⅱ][Ⅲ]
大問[Ⅰ]は700字程度
大問[Ⅱ]は400-500字程度
大問[Ⅲ]は300-400字程度
となっています。
基本的には、どの大問も
傍線部問題(語句)・空欄補充問題
傍線部問題(文章)・内容一致問題
のいずれか、もしくは全部が出題されます。
傍線部問題(語句)は、基本的には、
①単語・熟語帳の意味に当てはめて考え
②傍線部の語句のところに選んだ選択肢を
入れて意味が通じるか確認しましょう。
傍線部問題(文章)は、
①傍線部分析をして
→S,V,O,Cを明らかにする。指示語があれば傍線部前の
どの箇所に該当するのか明らかにするなど。
②選択肢吟味をする。
という流れが一般的だと考えます。
内容一致問題は大問[Ⅰ]において
「7つの選択肢から正しい選択肢を3つ選びなさい」
という形で出題されます。
7つの選択肢a,b,c,d,e,f,gは文章の流れ通りに
なっているので、読み進めながら適宜確認していく
と良いです。
大問[Ⅳ][Ⅴ]
大問[Ⅳ][Ⅴ]は文法問題となっており、
大問Ⅳは空欄の語句補充問題(10問)
大問Ⅴは並び替え問題(5問)
となっています。
空欄の語句補充問題は、
「大岩の英文法 超基礎文法編」
もしくは「肘井学のゼロから英文法」
とNextStageなどの網羅系文法書
を完璧にしていれば十分に戦えます。
関西学院大学の並び替え問題は、
基本的に選択肢が8つとなっており、
その選択肢を並び替える問題です。
解き方としては、
①日本文の構造をつかみ意味を理解する。
②選択肢の中でかたまりをつくっていく。
③傍線部前後と日本文に対応するように
並び替える。
だいたい、このような流れです。
大問[Ⅵ]
大問[Ⅵ]は会話文になっています。
4つの選択肢から空欄に入る正しい選択肢を
1つ選ぶ形式になっており、10問あります。
10問のうちのほとんどが1~3語となっており、
「文法的に」というより「意味的に」選ぶのが
ほとんどです。
時間配分
目安の大問ごとの時間としては、
大問[Ⅰ] 25分 大問[Ⅱ] 20分
大問[Ⅲ] 20分 大問[Ⅳ] 5分
大問[Ⅴ] 7分 大問[Ⅵ] 10分
となります。
立命館大学
入試情報
大問5問構成 ( [Ⅰ] [Ⅱ] [Ⅲ] [Ⅳ] [Ⅳ] ) で
試験時間は80分となっています。
傾向と戦略
[Ⅰ]700字程度長文
[Ⅱ]700字程度長文
[Ⅲ]100字程度の会話文
[Ⅳ] 文法問題
[Ⅴ] 語彙問題
となっています。
解く順番のおすすめは、
[Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ]→[Ⅰ]→[Ⅱ]です。
というのも、大問2に関しては、全部を読む必要がないため、
最後に時間が余れば、全部読んで良いし、時間がなければ、
部分的に読むということが可能になるからです。
大問[Ⅰ]は、[1]の設問を読んで、本文を読み進めていく
のがおすすめです。[1]が終わったら[2]の設問を読み、また本文に戻る
といった流れで解き進めていきましょう!
大問[Ⅱ]は、前後の文脈と指示代名詞をおさえて
読んでいく必要があります。
同志社大学
入試情報
大問3問構成 ( [Ⅰ] [Ⅱ] [Ⅲ] ) で
試験時間は100分です。
傾向と戦略
大問[Ⅰ] 700字以上の長文
大問[Ⅱ] 700字以上の長文
大問[Ⅲ] 300〜500字程度の会話文
となっております。
大問[Ⅲ]→[Ⅰ]→[Ⅱ] もしくは、
大問[Ⅲ]→[Ⅱ]→[Ⅰ]の順で解くのがおすすめです。
というのも、大問Ⅲは比較的容易であるからです。
大問[Ⅲ]は、先に、選択肢の日本語訳を全て書き、
会話文を読み進めるのが良いです。
選択肢自体、難しくなく、長くもないため、
それほど時間はかからないためです。
また、選択肢は10個あり、問題にあたるごとに
英語で書かれた、選択肢をすべて見るとなると、かなりの時間を消費して
しまうことになります。
大問[Ⅰ][Ⅱ]は、最後の内容一致(選択肢8つ中3つ選ぶ)以外は、
本文を読み進めながら、解いていくのがおすすめです。
[Ⅰ][Ⅱ]ともに、並び替え問題の難易度がかなり高い。
飛ばして、最後に解くというのも1つの方法だと思います。
内容一致問題に関して、過去問を解いて、あまり得点できない場合には、
本文を読み進めるまえに選択肢に目を通し、重要そうなところに
アンダーラインを引く、もしくは日本語でまとめる。
などの工夫が必要となります。
時間配分
大問[Ⅰ] 40-45分
大問[Ⅱ] 40-45分
大問[Ⅲ] 15分以内
おわりに
いかがだったでしょうか?
この記事を読んで少しでも
関関同立の英語の過去問の取り組み方
が分かった!と感じていただけたら
幸いです。
今回の記事でご紹介した、
空欄補充問題、傍線部問題(語句・文章)
内容一致問題の解き方などは
他の大学の過去問においても使えると思います
ぜひ活用してみてくださいね!
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