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今回は
【偏差値アップ講座 整数問題】
~京都大学数学 解法プロセス~
京都大学の数学
前回の
【偏差値アップ講座】
~京都大学理系数学の解法プロセス~
でも述べました。
京都大学の数学は難しくない?
答えは「Yes」
今回扱う問題は有名な問題で
知っている方もおられるかも知れませんが、
整数問題解法の基本を忠実に再現している問題のため
手ほどきをしようかと思います。
整数問題解法
整数問題という単元は
【土台の難易度が高くなく、応用を効かせやすい】
という特色が有ります。
しかし、解法が無限に存在する訳ではなく
・解が無限に有るのではなく、絞り込んで解に辿り着く
→問題文の条件から絞り込む
→絞り込むために自分で不等式を作る
・題意を満たすものを場合分けをして考える
→それぞれの場合において、解を導く
など、問題形式に応じてやることがある程度限定されています。
上位校の問題はパッと見は難しそうに見えますが
「その問題に適した解法を探るために検討する」
という意識から入っていけば、まず解けない問題はありません。
この意識で普段から演習量を積めばいいんです。
京大整数問題
≪東大・京大の整数問題≫
・素数をからめてくる傾向が強い
・〇〇を全て求めよと問いかけてくる
・答えはシンプル
・解法は場合分けを必須とする
(整数問題全てそうですが)
・論理を組み立てる
(式で解く意識を最初は捨てておく)
◆問題◆
p^q+q^p=素数
となる素数(p,q)の組を全て求めよ
(京都大)
◆解く前に◆
まず、目の付け所を以下に
・(p,q)は素数
・二つの整数(自然数)を足して素数
→ 足した数は1とその数以外
約数を持ってはいけない
→ 1とその数以外素因数を持たない
→ modでも使ってみようかな
この問題は容易です
(何故京大でこんな問題を出したのか理解に苦しみます)
以下、考察します。
◆解法プロセス◆
では、少しずつ紐解いてみましょう。
再度、皆様にはっきりと言いたいことがあります。
大学の名前で"難しい"と決め付けるのは今日で終わりにしましょう。
・問題の解き方
・それに繋がる日々の勉強
突き詰めるのはこの2点のみ
どこの大学であろうが大したことはありません。
◆方針①◆
先程、"目の付け所"で
足して素数
ここです。
方針としては
・二つの整数(自然数)を足して素数
→ 足した数は1とその数以外
約数を持ってはいけない
→ 1とその数以外素因数を持たない
→2,3,5,…何で割り切れてもダメ
→ modでも使って検討しようかな
(mod(2)、mod(3),…)
……
頭の中で何かの理論はありますよね?
それを具現化するんです。
いきなりできないなら
↓
分かる範囲だけでも具現化する
これが難関と言われる数学を解く一つのコツです
では、続き
↓
逆を言えば
足して素因数を持つのはダメ
これに該当する一番簡単な例は
偶数(2の倍数)です。
(題意に反する一番簡単な例を挙げる)
↓
足して素数になる具体例を挙げてみる
・両方とも奇数 ……Ⅰ
・両方とも偶数 ……Ⅱ
Ⅰ,Ⅱそれぞれの場合について偶数となるのは
Ⅰ:(p,q)が共に奇数
Ⅱ:(p,q)が共に偶数
↓
少なくとも題意を満たすには
(p,q)の内、
片方が偶数(必然的にもう片方は奇数)
↓
素数で偶数は2しかないので
(p,q)の内、片方=2
この問題の場合、
初期の方針でここまで分かってしまいます。
これが、「この問題は容易です」と述べた根拠です。
※私が解いたものです。
見えにくいと思いますがご勘弁を
◆方針②◆
先程の◆方針①◆の項で
"この問題の結末"が読めた方は
解答を書きながら続きを考えてみてください。
まだ結末が見えない方は
もう少し考えてから解答用紙に記入してもOKです。
個人差もありますが、
国立2次の場合、最終的な解答に至るまでのプロセスが長い。
全部解いてから解答用紙に記入する方は少ないと思いますが、
途中・途中で記入しながら解いていくと
消しゴムで消して書き直す回数が減るからです。
(検討段階では問題用紙の余白or計算用紙に書く)
では、もう少し考えてみましょう
◆方針②◆
方針①で
「足して偶数(2の倍数)を探すことで解の絞り込みができた」
2は最も小さい素数です。
……
次に小さい素数(3)の倍数になるのはどのような場合か
↓
・2,3、…と小さい素数から順に検討する
・これを無限に繰り返さずとも、
2つか3つ見れば全体の傾向が掴める(ここ大事です)
(具体例から全体を掴む:帰納的な思考です)
↓
3の倍数になるかどうかを検討
◆3の倍数になるかを検討◆
(p,q)の内、片方は2
かつ、与式には対象性があるため、
今はP=2としておく
(勿論、q=2でも可)
↓
p^2+2^q=3の倍数となるqを探す。
≪ポイント≫
p^2と2^qを別々に見る
結果、3の倍数になるかどうか
↓
◆方針①◆
modでも使ってみようかな
がここで出てきます。
ここまでくればもう解けたようなものです。
◆解く◆
この段階までくると
ほぼ仕留めにかかっています
≪試験会場にて≫
ある段階まで検討して、ゴールが見えてきたら
「一気に解答用紙に書きながら解く」
これも、試験時間を有効に使うコツです。
では、解きましょう。
mod(3) p^2≡0,1
(ⅰ) qが3の倍数、即ち3の時は0
(ⅱ) qが3でない時は1
mod(3) 2^q
これらの和が3の倍数となれば
それは素数ではない。
↓
これで答えは出るだろう
mod(3) 2^q
あとはこれをどう処理するかです。
私は二項展開を使いました。
【二項展開を使う理由】
※実はこの時点で題意を満たす解(組)は
(p,q)=(2,3)のみという見当がついており、
(ⅱ)の場合は二項展開の結果が2となるのであろう。
mod(3) p^2≡1より、足せば3になるであろう
と見当が付いているためです。
※ 2次数学においてこのように"見当が付く"というのも
一つの要素です。
但し、"思い込み"に繋がるリスクがあるため
「違う可能性もある」というのを常に残しておいてください。
はい、解きます
(ⅰ)の場合
(p,q)=(2,3)となり題意を満たす。
(ⅱ)の場合
mod(3) 2^q
= mod(3) (3-1)^q
※なぜ、こんな式変形をするのか確認しましょう
↓
二項展開すれば、
最後の項以外は3が最低1つは出る
↓
3の倍数
↓
最後の項のみ3の倍数かどうかを検討すれば良い
"なんのために式変形するか"は常に意識してください。
つづき
mod(3) (3-1)^q
= qCq[3^q・(-1)^0]+qC1[3^(q-1)・(-1)^1]+qC2[3^(q-2)・(-1)^2]
+……+qC1[3^1・(-1)^(q-1)]+qC0[3^0・(-1)^q]
=qC0[3^0・(-1)^q]
=(-1)^q
qは奇数なので
(-1)^q≡-1=2
(3で割って-1余る
→3で割って2余るのと同じ)
よって
mod(3) [2^q+q^2]≡2+1=3
つまり、3の倍数であることが分かります。
【二項展開を使う理由】
で述べた見当通りでした。
※ある程度演習を積まないと見当は付きにくいかも知れません。
↓
そういうときは…
・合同式以外で「3の倍数」の見当の方法を探す
(私は出てきませんでした。ごめんなさい)
・再度問題文に戻って、根本的に方針を変える
要は答え→問題文の方向に戻って
「どこまで戻れば異なる解法が出てくるか」
という検討をするんです。
(※ 現代文などでもこうした作業の経験は有ると思います)
数学の勉強法
数学で高得点は難しい…
と思い込んでいる方
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完全に間違っています
・解き方
・勉強法
これらを知らないだけです。
数学の勉強法
論理的なプロセスの構築です。
一つヒントを出すとすれば
・単元ごとに自分なりの解法フローチャートを作る
ということでしょうか。
(機会があればお見せします。本当は塾生以外には教えたくありません)
偏差値アップ 整数問題
今回のブログ
解法の流れが理解できるまで何度も読み返してください。
貴方の数学の偏差値を上げるヒントが多々含まれています。
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