こんにちは！武田塾岡本校の寺本です！
今回は
「受験生が利用した外検のうち9割が英検であることと英検を使った受験」について記事の方を書いていきたいと思います。
僕自身、一般入試で英検2級を用いて受験をしました。
英検を取るか迷っている人、取ろうとしているけどなかなかモチベが上がらない人必見です！
「そもそも外検入試って？」
A.検定試験の結果を用いて受験生の英語力を判断する！
まずは外検入試について、きちんとその内容を把握しておきましょう。
大学受験における英語の試験は、大学入学共通テスト（以下、共テ）では大学入試センターが、国公私立大の個別試験では各大学が作題し、実施しています。
一方で、英検®（実用英語技能検定）やTOEFL、TOEIC、TEAPなどさまざまな英語の検定試験（外部検定）が日本国内で行われています。
これらを受験したことがある人も多いはずです。
外検入試とは、こうした外部検定を受験し、その成績やスコアを持っている人を対象に、各入試の実施に当たり、その成績やスコアを出願資格としたり、得点化して合否判定に利用したりするという方式。
つまり、各大学の入試で、受験生の英語の学力を、外部検定の結果を用いて判断するものです。
「中でも英検がおすすめ」
僕は外検入試の中でも英検を強くおすすめします。
理由は検定料の安さ、実施回数と試験会場の多さ、利用できる大学の多さ、難易度別に対策をすることができるからです。
文科省の発表しているスコア（CEFR）によると
日東駒専レベルで英検スコア1950点～が７５点換算です。
英検のレベルはおおよそ
準１級：大学中級程度
２級：高校卒業程度
準2級：高校中級程度
3級：中学卒業レベル
になります。
後で各級が何点に換算されるかを例を出してお伝えしますが、1950点以上の英検2級を取得しておきたいところです。
新たな受験方式「英検S-CBT」
また、従来まで年に3回（5月、10月、1月）のみ受験可能だったのですがあらたに「英検S-CBT」という受験方式が増えました。
この受験方式は今までのペーパーテストと面接ではなく、コンピューターを用いて受験する英検のことです。
英検S-CBTは年に3回実施されます。
第1回は4－7月、第2回は8－11月、第3回は12月から3月に実施され、それぞれの回で同じ級を2回受験できます。
従来の受験方式と併せて年間計9回受験できるようになりました。
2022年大学入試一般選抜において、受験生の88.4％が英検を利用し、英語外部検定の中で最多であることが、旺文社が2022年7月14日に公表した調査結果から明らかとなりました。2025年に大幅な変更が予定されている大学入試（新課程入試）では、外検を利用する大学は増加の見込みです。
「実際に受験生が使った外検は何か」を尋ねたところ、受験生の9割近くが英検と回答しました。
外部検定利用方法
今から外部検定利用の３つの方法について説明します。
①出願資格
出願条件として、各大学が指定する外部検定の級やスコアの保有を義務づけているパターンです。いくつか例をあげます。
【例】東京海洋大-海洋生命科学、海洋資源環境
【前期・後期】
英検準2級以上、TEAP(4技能)160以上、IELTS3.5以上、さらにはTOEIC、TOEFLなどで所定の資格等を保有していることを出願資格とする。
【例】日本大学
商学部 商業学科
公募推薦 英検2級が出願資格
【例】明治大学（2023年度入試の情報）
商学部
国際日本学部
経営学部
これらの学部では、学部別入学試験で英語4技能試験利用方式か英語4技能試験活用方式を受験可能です。
商学部…英検2級以上の場合出願資格があります。
合否は大学独自の「英語」「国語」「地歴、公民、数学」の3科目の総合得点で判定
国際日本学部…英検準1級以上の場合出願資格があります。
合否は大学独自の「国語」「地歴、公民」の２科目の総合得点で判定
経営学部…CSEスコア総合2200点かつR530、L530、S530、W530のスコアをすべて満たすと出願可能です。
②得点換算
保有している外部検定の級やスコアのレベルが、共テや独自・個別試験の点数に換算されるパターンです。
外部検定の級やスコアを保有していても、大学独自の英語試験を受験する大学もあります。
その場合、成績の良い方で判定されることが多いです。
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例えば......
英検準2級を持っている ⇒ 英語の個別試験の「70 点」に換算
英検2級を持っている ⇒ 英語の個別試験の「80 点」に換算
英検準1級を持っている ⇒ 英語の個別試験の「100 点」に換算
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【例】南山大学
外国語学部 英米学科 一般入試
2級以上でCSEスコア2304以上で得点換算満点
また、現在岡本校で講師を務めるトラバリ―さんが英語検定準1級を用いて合格した
【例】近畿大
【公募推薦(スタンダード・高得点科目重視方式)】
英検2級、TEAP226、IELTS5.0、TOEFL iBT45などを取得していれば、資格レベルに応じて、個別試験の外国語を70～100点に換算(上記は70点換算の例)。
は一例に当たります。
③加点
受験生が保有している外部検定の級やスコアに応じて、共テや個別試験の得点に対し、決められた点数が加算されるパターンになります。
【例】早稲田大-国際教養
【一般選抜(共テ・独自試験併用)】
英検2級、IELTS4.0、TOEFL iBT42以上を取得していれば、資格レベルに応じて、独自試験(英語80点)、共テ(国語50点、選択1科目50点)の総合得点に7~20点を加点(上記は7点加点の例)。
【例】明治大学-総合数理学部 先端メディアサイエンス学科
一般入試
2級以上のCSEスコア1980点以上～で加点40～50点。
【まとめ】
今回は外部検定利用入試を利用する受験する生徒が増えていることと、その利用方法３つについてお伝えさせていただきました。
英検を取得することで受験方法や合格率も変わると思います。
現在受験勉強をがんばっている受験生はもちろん、高１、高２生もぜひ受験を検討してほしいです。
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