こんにちは!武田塾岡本校です!
今回は
2022年4月入学の高校1年生から始まる学習指導要領の新課程
「歴史総合」について書きます。
今までのとの違いや、変更理由についても記載していきます!
新課程「情報」については
以前記事として掲載しておりますのでこちらもどうぞ!
地理歴史科の科目構成が変わります!
2022年度から改訂される学習指導要領に基づき、
新課程における地理歴史科の変更点についてお伝えしたいと思います。
「学校で学ぶ内容は変わるの?」「自分は関係あるの?」「入試はどうなるの?」
といった声が上がると思いますので、その辺りについても回答していきたいと思います。
影響を受けるのは?
まず、今回の学習指導要領改訂の影響を受けるのは【2022年度高校入学の生徒】です。
したがってこのブログを書いている2022年2月時点で、中学3年生以下の皆さんが対象となります。
ただ、入試において浪人をした場合にどのような配慮がなされるかは未だ不明であり、
もしかすると浪人生も新課程に準じた科目を受ける必要があるかもしれないので、
現時点で高校生の皆さんも是非目を通してみてください。
具体的な変更点は?
2021年度以前に高校へ入学した皆さんは地理歴史科において、
「地理A」「地理B」「日本史A」「日本史B」「世界史A」「世界史B」の授業のうちから
①地理歴史で1つ以上、②世界史から1つ以上、③A科目、B科目それぞれから1つ以上の履修が必要となっています。
※ちなみに筆者は高1で世界史A、地理Aを、高2高3で地理Bを履修しました。(ちゃんと3つの条件を満たしていますよね)
しかし、2022年度高校入学の世代から
「地理総合」「地理探求」「歴史総合」「日本史探求」「世界史探求」に変わります。
A科目が総合科目、B科目が探求科目に対応しているそうです。
そしてA科目においてバラバラだった日本史・世界史が「歴史」として統合されています。
また、履修の条件も変わります。
地理総合、歴史総合の2科目が必修となり、総合科目履修後に探求科目の履修が可能になります。
これにより、
主にどちらかの選択で良かった地理・日本史のA科目が総合科目として両方学ぶことになり、
世界史と併せて地歴の基礎を全員が高校でも学ぶことになります。
なんでこんな変更があるの??
新課程への変更が行われる背景には以下のような理由があると言われています。
近現代史分野の学習不足
従来の歴史の授業は古い時代から順に学ぶ傾向があり、
近現代史の内容がおろそかになりやすいことが分かっています。
新課程においては近現代史を重点的に学ぶカリキュラムが推し進められる見通しで、
この分野に関する指導が充実されると思われます。
日本史の必修化を求める声
現行の学習指導要領では世界史が必修となっていますが、日本史は選択制となっています。
そのため、日本史の授業を一度も受けないまま高校を卒業する生徒も少なくありません。
「これからの社会を担う若者が、自分の国の歴史を学ばないままでいいのだろか。」という考えをくみ取り、
日本史の必修化のために生まれたのが「歴史総合」という科目です。
日本史と世界史を横断的で相互的に学ぶことで、それぞれの科目への理解を深めようとする目的があります。
グローバル化に向けて
近現代以降の歴史においては、世界大戦に代表されるように国と国のつながりを捉えることが重要です。
日本の近現代史はもちろん、諸外国との関係や世界情勢を関連付けて学ぶことが求められています。
そのため、従来のように「日本史」と「世界史」を分けて歴史を学ぶのではなく、
2つを融合した「歴史総合」という科目が最適であると結論付けられました。
「歴史総合」を新設することによって、
時代認識や国際感覚を磨き、グローバル化した社会で活躍する人材を育成するのが目的だそうです。
学習内容・入試はどうなるの??
学習内容は先述のようにいくつかの変更点があります。
地理・日本史・世界史の3科目を高校で必ず学習することになります。
また、日本史・世界史を複合的に学ぶこととなり、
地歴科の結びつきは今以上に強くなると考えられます。
大学入試センターが公表した2025年度大学入学共通テストの出題教科・科目は、
今までの「日本史A」「日本史B」は「歴史総合」「日本史探究」に、
「世界史A」「世界史B」は「歴史総合」「世界史探究」に変更されました。
このため、文理問わず最終的には得意な1科目ないしは2科目を選び、
その科目で共通テストに臨めることが分かっています。
ただ、国公立大学二次試験や私立大学入試における扱いは未だ公表されていません。
各大学や文科省の動向に注目しておきましょう。
まとめ
ここまで、新課程における地歴科の変更点や新科目・歴史総合についてまとめてきました。
歴史総合の必修化により
地理・日本史・世界史を一通り学ぶことには学習の効率化や未履修科目を無くす点での
教育的効果が期待されています。
また、受験面においても得意科目を決定する上で、
基礎に一度触れてみることができるという点での利点があると思います。
対象者にとって受験はまだまだ先の話かと思いますが、受験は先手必勝、早く動き出した者が有利になる競争です。
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新課程についてはなかなかイメージしづらい点もあるとは思いますが、
どのように変更されるのか、入試自体がどう変わってくるのか、
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