こんにちは、武田塾岡本校の石塚です。
大学受験における冬と言えば、
受験生は、推薦系の入試がピークを迎え、
一般入試に向けて最終調整段階に入っていきます。
高1, 2生は、2年後、あるいは1年後、
自分のそのような姿を想像できますか?
今日は、冬の高1, 2生が、今やるべきこととして
まずは、次の学年に備えて、
本格的に勉強習慣をつけていきましょう、
というお話です。
そもそも、なんで勉強習慣がないんだろう?その原因は?
定期テストの前になって急に勉強し出す。
あるいは逆に、直前過ぎて、
もはや何も手につかない。
こんな時に思うわけですね。
日ごろから勉強しておけばよかったなあ、と。
ところが普段は
「ぜんぜん勉強習慣がない!」
「なかなか勉強習慣がつかない。」
とお悩みではありませんか?
というわけでよくある原因を3点に絞りました。
だいたいこの3点に集約できるのではないでしょうか。
- つらいことだという先入観
- やる気に頼っている
- 成果が見えない
原因1. つらいことだという先入観
1つめについては、今までの経験などから、
「勉強 = つらいこと」
つまり、いやなこと、しんどいことを、
なんとか頑張って、つらい思いをしながら、
続けなければならない、と考えてしまうと
ついつい後回しにして遠ざけてしまいます。
結局、楽なこと、楽しいこと、したいこと
に逃げてしまいます。
ところが、当たり前のように勉強している人には
勉強そのものがつらいものであるという意識はありません。
なんなら、楽しんでやっている人もいます。
原因2. やる気に頼っている。
2つめについては、「やる気」問題です。
「やる気がないからできない。」
「やる気が出たらやる。」
これは、テスト前であれば、それこそ
お尻に火が付いたようにやりますし、
でも、それが終わるとまたやらなくなる、
という一過性の体験が元になっているのでしょう。
やるモチベーションがないと動けない
という思考パターンに陥っているのですね。
ところが、当たり前のように勉強している人は
「やる気」という得体のしれないものをあてにはしません。
習慣、つまり初めからやると決まっているのです。
原因3. 成果が見えない
3つめについては、続かない理由ですね。
なんとか重い腰を上げて勉強したものの、
「果たして実力になっているんだろうか?」
「このまま続けていて大丈夫だろうか?」
「いい結果が得られたことがないもんなー」
と、あれこれ考えて不安になったり、
実際にすぐには成果が出なかったり、
気が付いたらやめてしまっています。
ところが、当たり前のように勉強している人は
目標に向かって計画を立てたり、
その成果をつど検証して修正したり、
一筋縄ではいかないことが前提となっているのです。
どうやったら勉強習慣がつくんだろう?その対策は?
原因は分かったし、
学習習慣がある人の特徴も分かった。
でも、そういう人たちは特別なんでしょ?
初めから勉強のできる人なんでしょ?
いえいえ、
何とかしたいという気持ちがあれば、
努力次第で何とでもなります。
特別なことは必要ありませんが、
でも、いろいろと工夫は必要です。
原因1つ1つに対して、
いくつか解決策を提示しますので
早速実践してみましょう。
つべこべ言わず、
とにかくやってみるという姿勢は大事です。
対策1. つらいことだという先入観対策
勉強がつらいというのは、
自分にとってハードなことを
やろうとしているからではないでしょうか。
なので、最初からハードルを上げすぎず、
まずはバテない範囲でやる、
ということが必要かもしれません。
短距離走ならその一瞬頑張れば何とかなっても、
長距離走では、ペース配分が重要です。
勉強でも、無理のない範囲で
続けられることをしてみましょう。
「まず1問だけ」など始めることに重きを置く
「まず1問」「まず単語10語」「まず30分」
などとと決めてやるのもいいでしょう。
わずかでもやったならそれでいいじゃないか、
という気持ちで始めてみましょう。
本当に1問でその日を終えてしまっても構いませんし、
実際にその気持ちでやり始めてしまえば、
案外、2問、3問、…と連続してできるものです。
逆に、
できなかったものを帳尻合わせしない
この考えは続けていくためには重要です。
1日3問やろうと決めて、少し続けた後で、
それができなかった日があったとします。
そうすると、明日6問やって帳尻を合わせよう
と考える人は多いと思います。
実際にいつまでにやらないといけないという期限があれば、
当然そうなるかとは思うのですが、
受験勉強のように長期的なものの場合は特に、
今は先送りでも構いません。
先送りする代わりに、ちゃんと復活する
ということが大事ですね。
1日できない日があったことで、
もう無理だと諦めてはいけません。
また次の日から毎日できたというのなら、
それはすばらしいことです。
あとは、それを見越して
余裕を持った長期計画が組まれている必要があります。
でも、それは習慣化できてからのテーマですね。
2. やる気に頼っている対策
やる気に頼っていては習慣にはなりません。
コンスタントに続けることが大切です。
「継続は力なり」というやつですね。
しかも、できれば、
「やらなければならない」
ではなく
「やると決めた」と言うようにする
というのが理想です。
「やらなければならない」と言ってしまうと
ネガティブな感じがあり、消極的になりがちです。
面倒くさいなとあれこれ考えてしまいます。
そうではなく、「やると決めた」と言いましょう。
これなら、積極的になれます。
やる理由なんてなくてもできます。
ただ言い換えるだけでも結果は変わります。
「やると決めた」と言い聞かせましょう。
で、実際どうやってやるか、ですが、
日常行為と結びつけると自然と始められる
例えば、家に帰って、本当は勉強したいのに、
だらだらとスマホを触ってしまっているとしましょう。
まずは、家に帰ってすることを思い浮かべます。
「まずは、部屋にカバンを置くなあ。」
「それから洗面所で、手洗い・うがいする。」
「また部屋に戻ってきて、そのままベッドにダイブ!」
「そこから、スマホを触って気づけば小一時間…」
ということであれば、
手洗い・うがいの後、部屋に戻ったら、
そこでルーティンは途切れるわけですね。
というわけで
「部屋に戻って、カバンから単語帳を取り出す。」
というのを付け加えイメージします。
「うがい・手洗い ときたら 単語帳でしょー」
と自分に言い聞かせて、実践しましょう。
「英単語おぼえなきゃなー」
ではなく、
「うがい・手洗いのあとは単語帳を見る」
こうやって日常行為と結び付ければ
特に理由がなくてもできるようになります。
あとは、
小間切れ時間を拾っていく
という形で、どんどん日常の中に
勉強時間を取り込んでいきましょう。
「電車に乗ったら、とりあえずスマホ」
というのであれば、
「電車に乗ったら、まずは単語帳」
「このテレビ番組を見た後、
続いてだらだら見ているなあ」
というのであれば、
「このテレビ番組を見た後は
必ず数学の問題を1問解く。」
そういった、
日常にたくさん潜んでいる
活用できていない時間を潰していきましょう。
3. 成果が見えない対策
例えば、「○○大学に行きたい」
という目標だけで頑張っていると、
果てしないと感じた瞬間止まってしまいます。
途中で成果が見えずに習慣化が阻まれる
というのはよくあることです。
なので、
目先の目標設定をする
ことを心掛けましょう。
「○○大学に行きたいなら、
この基礎の問題集が全問解けて当たり前」
↓
「じゃあまず、このうち1章だけは
どの問題が出されても答えてやる!」
こんなふうに、
小さなステップに分けていくと、
それを1つ1つクリアしていくだけで、
当初の大きな目標にたどり着くことができます。
気を付けるべきポイントは、期間だけ短くして、
1ヶ月後の模試で一気に偏差値を上げたいといった
いきなりは実現が難しいことを掲げないことです。
目標を立てるのが難しいと感じる人は、
時間などを記録する
という手もあります。
実際に勉強できた時間をTwitterに投稿する。
予定通り勉強できたらカレンダーにシールを貼る。
Studyplusという便利なアプリもあります。
すると、できたことが見える化されていきます。
後で「こんなにやったんだー」
と振り返るだけでモチベーションが回復します。
自学自習は教科に関わらず、
すべて同じノートで勉強する
というのも一つの手です。
すると、ノートの埋まっていくスピードが上がり、
やった量が見えやすくなります。
また、そのノートさえあれば、
思い立った時にパッと勉強できる
というメリットもあり一石二鳥です。
習慣になるのに要する時間は?
勉強習慣について、習慣化できない原因と、
習慣化するための対策を見てきました。
人がこれを習慣にしようと始めて、
実際に習慣化するまでに要する時間は
どれくらいだと思いますか?
いくつか言われている日数はありますが、
21日、つまり3週間とよく言われます。
ひとまず無理やりでも3週間はやってみる
と決めてもよいのではないでしょうか。
武田塾の毎週の特訓では、
今やっている勉強がうまくいっているのか確認し、
どうすればうまく勉強できるかどうかを考えます。
日割でやることを決めていくので、
これを4週間、まずはやってみることで、
勉強習慣をつけることができます。
実は、武田塾の特訓には、
今日お伝えした習慣化対策がすべて含まれています。
武田塾の特訓について気になる人は次の記事も見てくださいね。
まとめ
この記事を読むだけでは勉強習慣はつきません。
とにかくできるところから実践していきましょう。
悩みがあれば、無料受験相談にお申込みください。
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