こんにちは、武田塾岡本校の川口です。
今日は、「○○が多すぎて覚えられない!」
つまり、似たような語句が多すぎて覚えられない
という受験生あるあるの悩みに答えていきたいと思います。
日本史、世界史に限った話ではありませんが、
覚えることがごちゃごちゃして覚えきれない
ってことありますよね。
「藤原○○」さん多すぎw
「ルイ○世」って一体何人いるの!?
そんなときに、無理やり力づくで丸暗記というのはなかなか辛いものがあります。
さて、どのようなアプローチがあるでしょうか。
「○○」が多すぎて覚えられません!
今回ご紹介する話は、
片っ端から覚えようとせずに、覚える優先順位を正しくつけよう
というものになります。
とにかく片っ端から覚えていこうとするのは、
よほど好きか、それなりの覚悟がないと達成できません。
戦略がないまま覚えようとしていっても、
実際の試験では使い物にならない知識になったり
短期記憶ですぐ忘れてしまったりするかもしれません。
と、いうわけでまずは最低限これだけは覚える
という優先順位をつけることから始めましょう。
どうやって優先順位をつけたらいいですか?
そもそも、優先度が高いものはどうやって見つければ良いでしょうか。
市販の参考書を見てみると、いろいろな難易度のものがあることが分かります。
たとえ、関関同立、難関国公立を目指していたとしても、
現時点で基礎が固まっていないとすれば、
産近甲龍や、共通テストで聞かれるレベルに抑えないといけません。
というわけで、実際に日本史でやってみましょう。
例えば日本史の「○○遺跡」なら
群馬県 岩宿遺跡日本史の場合、
入門教材として 『教科書よりやさしい日本史ノート』
という問題集がありますので、まずはこれを見てみましょう。
そうすると、まずは空欄補充の問題として
群馬県 岩宿遺跡:打製石器の発見 = 旧石器文化が存在
青森県 三内丸山遺跡:巨大な集落と建築物 → 縄文時代の住居は竪穴式住居
佐賀県 吉野ヶ里遺跡:日本最大の環濠集落 → 弥生時代には戦争があった
が載っています。
というわけで、最低限この3つを覚えればいいわけです。
逆に言えば、この3つすら押さえられていないのならマズいのです。
あとは欄外に
- 青森県 三内丸山遺跡
- 佐賀県 吉野ヶ里遺跡
が出てきます。
青森県 亀ケ岡遺跡では、
次に入試の基礎固めとして使える 『日本史用語2レベル定着トレーニング』 で確認してみましょう。
先ほどの、岩宿遺跡、三内丸山遺跡、吉野ヶ里遺跡 はもちろん空所で問われていますね。
他に空所で問われているのは、
- 佐賀県 菜畑遺跡
- 福岡県 板付遺跡
- 島根県 荒神谷遺跡
ですね。
なので、さらにこの3つを押さえておけば、
産近甲龍、共通テストレベルまでは戦えそうです。
より上を目指すのでなければここまでで大丈夫です。
群馬県 岩宿遺跡:相沢忠洋によって打製石器が発見された。
青森県 亀ケ岡遺跡:縄文晩期の華麗な亀ケ岡式土器が出土
青森県 三内丸山遺跡:500人規模の大集落と推定
佐賀県 菜畑遺跡 / 福岡県 板付遺跡:縄文晩期の水田跡 → 縄文晩期から水稲農耕が北九州にもたらされた
佐賀県 吉野ヶ里遺跡:首長の館,物見のための望楼,墳丘墓や多くの甕棺墓
島根県 荒神谷遺跡:平形銅剣と銅鐸,銅矛が埋納 → 農耕の祭りに青銅製祭器として用いられた
そしてこの『日本史用語2レベル定着トレーニング』のいいところは、
下線部の赤字まで覚えれば、発展レベルまで対応できるところです。
産近甲龍、共通テストレベルまで固めるときは、
過去問などで知らないものが出てきても、
これは発展レベルだな、と確認しながら基礎固めに集中できます。
関関同立、難関国公立レベルまで固めるときは、
さらに下線部の赤字まで覚えてきましょう。
もう詳しくは書きませんが、必要があって初めて、これらを覚えればよいのです。
- 青森県 砂沢遺跡
- 青森県 垂柳遺跡
- 香川県 紫雲出山遺跡
- 大阪府 池上曽根遺跡
- 奈良県 唐古・鍵遺跡
- 静岡県 登呂遺跡
- 山口県 土井ヶ浜遺跡
- 島根県 加茂岩倉遺跡
結局、ざっと見たところ、15の遺跡が出てきましたが、
まずは、最低限 3つ、
そして、基礎固めにさらに 4つ、
必要なら、発展としてさらに 8つ、
と順に覚えていけばよいのです。
やってみよう
覚えなきゃいけない「○○天皇」もたくさんいますよね。
藤原氏や「○○内閣」もそうですし、文化史で覚えるべきことも膨大です。
世界史なら最初に挙げた「ルイ○世」や、中国の国号、イスラームの王朝など、
いろいろ区別して覚えていくものがありますね。
というわけで
とにかく、「うわ、めっちゃたくさんある!」というときに、
この優先順位をつけて必要なところを覚える
というのを意識してみてください。
あなたの「○○が多すぎて覚えられない!」という悩みについては、
そもそも優先度をつけて覚えようとできていますか?
何でもかんでも覚えようとするのは、挫折の恐れもあり、非効率的です。
正しい勉強法を身につけて成績を上げよう
実は、武田塾の特訓って、まさにこのような形なんです。
実際やってみてうまくいかなかった点を洗い出し、
原因を分析し、改善策を一緒に考えてきます。
さて、日本史や世界史の成績を上げようと思ったら、どうすればよいでしょうか。
自学自習で知識を定着させよう
上で「やってみよう」ということをお伝えしましたが、
こういう知識は自学自習でやってみて初めて定着していきます。
つまり、
成績が悪いから授業を受けよう、講座を取ろう、
と短絡的に考えるのではなく、
身につけるべきことを身につけるために、
最も必要な方法をとるべきです。
特に、日本史、世界史は授業を受けると
確かにいろいろな話が聞けて楽しいのですが、
それだけでたくさん覚えられるわけではありません。
実際、この記事をただ読んだだけで、
「○○遺跡」をすべて完璧に覚えきりましたか?
参考書やノートで覚えるべきことを確認し、
実際に覚えたかどうかテストしてみて、
覚えていなければやり方を改善し、
完ぺきになるまで繰り返す。
自学自習中心に進めていくのが確実です。
武田塾の特訓で勉強法を正そう
とはいえ、実際にやってみるといろいろ問題が起きます。
覚えたはずの知識が抜けている!
しかも、模試を受けるまで気づかなかった。
あるいは、過去問演習に入って初めて気づいた。
何回やっても覚えられない!
ぜんぜん使えない知識になっていた!
そもそも理解できない!
なので、武田塾のサポートのもとで 正しい勉強法を身につけましょう。
今回、参考書のレベルに応じて優先度を確認しましたが、
武田塾では、「参考書ルート」という形で、
志望校のレベル別にやるべき参考書をまとめています。
しかもこれは武田塾チャンネルなどで無料で公開しています。
また、今回取り上げたように、
暗記の仕方を確認し、改善していくというのも、
特訓の中でやっていきます。
このほか、勉強を進めていくうえで必要なものは
すべて武田塾の特訓に含まれています。
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