【理系】それで本当にあってる？無機化学の超暗記術！？

無機化学は暗記だ、けど…

がいこつ　編集

「無機化学は暗記科目だ」多くの講師や学生が口を揃えてそう言います。

しかし、無機化学という分野の「暗記」は、英単語や日本史のような暗記とは違います！

英単語や日本史の暗記と、無機化学の暗記が違うのは

・「化学は言語ではなく視覚で覚えるもの」

・「起こる反応は全て理論化学で学んだ範疇のもの」の２点です！

視覚で覚えるとは？？

例えばCuとそのイオンや沈殿、錯体に関して覚えるとします。

　このときに大切なのは、「Cu(OH)2は青白色の沈殿」

「[Cu(NH3)4]2+は深青色の錯イオンで、正方形」というように言語で覚えるのではなく、

錯イオンの図を書いたり、

図説を読んだりして反応や色のイメージをしっかりと視覚で覚えるべきなのです。

暗記のカギは資料集！？

ここで効率よく錯イオンの色や反応を覚えるコツをお教えします。

最大のコツは…学校で配られる資料集にあり！！　

化学の資料集、図説など、みなさん配られただけで案外使ってないんじゃないでしょうか？　

この資料集にこそ、無機の暗記を最高に助けてくれるページがあるのです。

ぜひ、無機化学の章の最後の方を見てみてください。

きっとたくさんのカラフルな試験管の画像が載っているページがあります。

これをみながら色を覚えると、

あら不思議、言葉で覚えるよりはるかに早く頭に入ってしまいます！

騙されたと思って、寝る前にでも毎日このページを眺めてください。

１ヶ月経つ頃にはきっと全部頭に入っていますよ。

大切なのはアウトプット

そして、インプットした知識を定着させるために最も大切なことはアウトプットです。

ここでオススメなのが「化学の一問一答」です。

資料集を使って反応や性質を覚えたあとで、

一問一答をスキマ時間にやってください。

ここで大切なのは思い出せなかったところにマークをすることです。

そして、落ち着いて勉強できる環境で、

ぜひマークした部分を資料集や問題集を参考にしながら復習してください。

このサイクルできっと無機化学の知識は完璧のはずです！！

スキマ時間の勉強法のコツはこちら！→大学受験究極のスキマ勉強法！古代中国の裏ワザ紹介！！

結局はどの反応もこの2つ

ほぼ全ての無機反応は「酸塩基反応」と「酸化還元反応」のどちらかです！

「あれ？沈殿生成反応と錯体生成反応は？」と思うかもしれませんが

沈殿生成反応は酸塩基反応で生成した塩が沈殿しているだけですし、

錯体生成反応は非共有電子対の供与であるのでルイスの酸塩基反応です。

つまり、どちらも酸塩基反応なのです！なので、

酸塩基反応だったら「中和=水の生成」、

酸化還元反応だったら「単体が必ず反応式にある」、などの特徴を見極めて、

反応式を書けばわからない反応はありません。

工業的製法では複数の化学反応式が出てきますが、

上のことを意識して書いていけばわからないものはありません。

分解反応は？

残念ながら、これだけは特殊な反応なので、

生成物を覚えるしかありません…

ただし、数は少なく、教科書にない分解反応が入試で出ることはないので、

数本だけを覚えておけば問題はないです。

最後に

無機化学は暗記で点数が取りやすい分野なので、

化学の中でも特に「努力が形になりやすい」分野です。

ぜひ上の暗記法を参考に、覚えて解けたという成功体験を味わってくださいね！！

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